菜の花の栄養価と効果・効能は?食べ過ぎの注意点や食べ方・レシピのおすすめも紹介!
【管理栄養士監修】菜の花にはどんな栄養成分が含まれているか知っていますか?今回は、菜の花の栄養価や効果・効能のほか、〈食べ過ぎ・アレルギー〉など食べる際の注意点を紹介します。菜の花の栄養価が取れる食べ方・レシピも紹介するので参考にしてみてくださいね。
目次
食用の菜の葉のほとんどがアブラナであり、旬の時期に美味しく味わっておきたいところです。しかし、過ぎたるは及ばざるがごとしとの諺があるように、食べ方には配慮が必要です。ここでは、菜の花を食べる際の注意点を紹介します。
①菜の花の食べ過ぎは良くない
旬の菜の花であっても、食べ過ぎはおすすめできません。菜の花を食べ過ぎることで、以下のような症状が見られることがあります。
・便が固くなる
・胃腸に負担がかかる
菜の花には食物繊維が多いため、食べ過ぎると消化不良の原因になったり、便が固くなることがあります。胃腸が弱い人や高齢の方は特に、食べ過ぎないよう注意しましょう。
②アレルギー反応が出る可能性がある
菜の花を食べ過ぎることで、アレルギーを発症するケースも報告されています。ブロッコリーをはじめとするアブラナ科の野菜にアレルギーがある人は、菜の花を食べると症状が出る可能性が高いので注意が必要です。
菜の花の栄養成分を逃さない食べ方は?
菜の花には栄養成分が豊富に含まれていますが、調理方法によってそれが流れ出てしまうことも珍しくありません。ここでは、菜の花の栄養成分を逃がさない食べ方を紹介します。
①油と一緒に食べる
菜の花にはβ-カロテンやビタミンK、ビタミンEなどの脂溶性ビタミンが含まれています。そのため、油と一緒に食べて栄養成分の吸収効率を上げるのがおすすめです。菜の花は炒め物や天ぷらにすると、美味しく栄養成分を摂ることができます。(※10)
②汁物は汁ごと一緒に食べる
菜の花にはビタミンCやビタミンB群など水溶性ビタミンも含まており、茹でたり水にさらすことで栄養成分が逃げてしまうことがあります。そのため、菜の花を味噌汁やスープパスタに用いて、汁ごと一緒に食べましょう。
味噌汁なら厚揚げと合わせ、パスタにはオリーブオイルを使うと、脂溶性ビタミンの吸収効率も揚げることができ、一石二鳥です。(※10)
菜の花の栄養価が取れるレシピのおすすめ
旬の菜の花は栄養価が高いので、しっかり吸収できるメニューにして食べたいところです。ここでは、菜の花の栄養成分を吸収しやすいメニューを3つ紹介します。
①菜の花のおひたし
菜の花の定番メニューであるおひたしは、醤油と砂糖、出汁があれば簡単につくれます。長く茹で過ぎると栄養成分が逃げてしまうので、手早く氷水にひたして絞りましょう。