マッシュルームの栄養素と効能は?生でもOK?成分を逃さない調理法・レシピを紹介!
【管理栄養士監修】マッシュルームに含まれる栄養素を知っていますか?今回は、マッシュルームの栄養成分・効能やダイエット効果に加え、栄養素を逃さない調理法・食べ方を紹介します。無駄なく栄養が取れるレシピも紹介するので、参考にしてみてくださいね。
目次
①カリウム|むくみ解消
含有量(100g) | 1日の摂取量の目安 | 1日の摂取量に占める割合 |
350mg | 2500mg | 14% |
マッシュルームには体内のナトリウム(塩)を排出するカリウムが含まれているため、余分な水分が排出され、むくみを解消するという効能があります。ナトリウムを排出することで高血圧を予防する働きもあります。(※2)
②食物繊維|便秘の解消
含有量(100g) | 1日の摂取量の目安 | 1日の摂取量に占める割合 |
2g | 20g | 10% |
食物繊維の効能には便秘解消があり、ダイエットにも効果的です。特に運動や過度な食事制限ができない妊婦さんには、食物繊維と上記で説明したカリウムの効能でむくみや高血圧の予防できるため、体重コントロール目的で食べる食材にマッシュルームがおすすめです。(※3)
③ナイアシン|基礎代謝の向上
含有量(100g) | 1日の摂取量の目安 | 1日の摂取量に占める割合 |
3mg | 15mg | 20% |
ナイアシンは水溶性ビタミンの一種で、若返りビタミンと呼ばれています。臓器や筋肉の修復をし、精神疾患にも効果があると言われています。また、二日酔いの原因となるアセトアルデヒドを分解を補助する効能もあるので、酒のつまみに食べるもいいでしょう。(※4)
④銅
含有量(100g) | 1日の摂取量の目安 | 1日の摂取量に占める割合 |
0.32mg | 0.9mg | 35% |
銅は、貧血予防、活性酸素除去、免疫力の活性化に効能があります。血液の材料となる鉄の働きを高めてくれるので、青菜や肉などの鉄を多く含む食材と一緒にマッシュルームを食べるのがおすすめです。
⑤パントテン酸
含有量(100g) | 1日の摂取量の目安 | 1日の摂取量に占める割合 |
1.54mg | 5mg | 30% |
パントテン酸は身体のエネルギーを作る時に使われており、脂質や糖質の代謝などに必要な重要な栄養素です。パントテン酸はいろいろな食品に含まれているため、足りなくなることはないとも言われていますが、欠乏すると疲労・便秘・頭痛などの体調不良のほかに、消化器官などの機能不全などを起こすことがあります。
カフェインやアルコールを摂取したときに使われる栄養素なので、日常的に摂取している人は積極的に摂っておくのがおすすめです。特にキノコ類や肉類に多く含まれているので、マッシュルームと肉を合わせた料理があればアルコールを飲むときには効果的です。
マッシュルームの栄養成分を逃さない調理法は?加熱NG?
マッシュルームの栄養成分を逃がさず調理するには、どうすれば良いでしょうか?
①生食か短時間の加熱調理
マッシュルームはキノコの中でも唯一生食できる種類で、そのままスライスしてサラダに使われることも多いです。加熱によって失われやすいビタミンやミネラルを逃さず食べるためには、生食や短時間加熱がおすすめです。ただし、生食できるのは新鮮なマッシュルームに限るため、カサの開き具合や軸の色などをよく確認してからにしましょう。