大豆油は危険?体に悪い?栄養成分・効果やアレルギー・脂肪酸など懸念点も解説!
「大豆油」を知っていますか?様々な用途で日々使われています。今回は、大豆油の栄養素・健康効果から製造方法まで紹介します。大豆油の〈脂肪酸〉〈遺伝子組み換え大豆〉〈アレルギー〉など危険・体に悪いと言われる理由も解説するので、参考にしてみてくださいね。
目次
大豆油の作り方・製造方法は?
大豆油は大豆から作られますが、一体どうやって作られるのでしょうか?大豆油の製造方法は一つではないので、それぞれの作り方を詳しく見ていきましょう。
①圧力・熱をかける
大豆油の作り方には2種類の方法があり、そのうちの一つが圧力・熱を加えて作る方法です。圧を加えて油を採る方法は圧搾法と呼ばれ、大豆以外でもごま油や紅花油などに使用されています。大豆に含まれる油分は菜種などと比較するとそれほど多くなく、効率が良い方法ではありませんが薬品を使用しないので安心感は高くなります。
また、圧搾法で取られた油はビタミンEが多く残り、酸化しにくいといった特徴もある様です。ただ、手間が掛かるので値段は比較的高めとなっています。
②溶剤を使う
大豆油には圧力や熱を加えて作る方法の他に、溶剤を使用して油を取り出す方法もあります。大豆を入れた容器に溶剤を加え、溶剤の中に油を溶かし出して抽出します。この作業を繰り返すことで、最終的に残りが1%未満になるまで油を採ることができる様です。
こちらの抽出法は圧搾法よりも効率が良く、大豆の様に油分がそれほど多くない原料からも油を採りやすいといったメリットがあります。ただ、脱臭剤や酸化防止剤などが添加される場合があるので注意しましょう。また、n-ヘキサンは発がん性があるとの指摘もありますが、揮発するので問題は無いといった意見もある様です。
大豆油のアレルギーについて
大豆油は大豆から取れるオイルですが、アレルギーの心配などは無いのでしょうか?(※5)
アレルギーの心配はほぼない
大豆アレルギーを持つ場合、大豆だけでなく大豆を原料に使用した食品なども避ける必要が出てきます。しかし、大豆油は採る時に精製されているので、アレルギーの心配はほぼないとされています。ただ、心配な人やアレルギー反応が強い人は、かかりつけのお医者さんなどに相談した方が良いでしょう。(※8)
大豆油の危険性は?遺伝子組み換え大豆は大丈夫?
使用頻度が多い大豆油ですが、危険性は無いのでしょうか?大豆油には遺伝子組み換え大豆が使用されていることも多いですが、それらに危険性はないのかについて見ていきましょう。
遺伝子組み替えはさほど危険ではない
遺伝子組み換えとは、品種改良とは違い、植物と動物など自然界では起こらない組み合わせで交配させる事によって改良を目指すことです。大豆油にも遺伝子組み換え大豆が使用されている事がありますが、遺伝子組み換え大豆は平成8年に厚生労働省から危険性がなく安全であると認められ、日本への輸入が認められている成分でもあります。
ただ、すべての大豆油に遺伝子組換え大豆が使用されているわけではなく、中には遺伝子組み換えが使用されていない大豆油もあります。どうしても危険性がないか心配な人は、こちらのオイルを選ぶようにしましょう。
(*遺伝子組み換えの危険性について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)