エリンギの栄養素と効能は?成分・旨みを引き出す加熱調理法やレシピのおすすめを紹介!

【管理栄養士監修】エリンギに含まれる栄養素を知っていますか?エリンギは歯触りも良く、調理もしやすいことから人気のキノコです。今回は、エリンギの栄養成分・効能に加え、栄養素を逃さない調理法・食べ方を紹介します。栄養の取れるレシピも紹介するので、参考にしてみてくださいね。

(このページにはPRリンクが含まれています)
専門家監修 |管理栄養士・栄養士 竹本友里恵
Twitter
管理栄養士の国家資格を取得後、病院に勤務し献立作成や調理に携わる。現在はエンジニアとして働きながら、栄養サポートや栄養系メディアの記事監修など行っています。...
Twitter
管理栄養士の国家資格を取得後、病院に勤務し献立作成や調理に携わる。現在はエンジニアとして働きながら、栄養サポートや栄養系メディアの記事監修など行っています。最近はスポーツ栄養にも興味あり。趣味はフラワーゼリーなどのお菓子作りや写真です。幼少期から高校まで過度な野菜嫌いと偏食だった経験があり、食事によって身体の調子が良くなる事を体感したことから管理栄養士を目指す。正しい知識を学び、楽しい人生を送りましょう!よろしくお願いします。

目次

  1. エリンギはどんな食材?
  2. エリンギの旬
  3. エリンギのカロリー・糖質
  4. 新鮮なエリンギの選び方
  5. エリンギの栄養素と効果・効能
  6. ①ビタミンB群
  7. ②食物繊維(βグルカン)
  8. ③ビタミンD
  9. ④トレハロース
  10. エリンギの栄養・旨み成分が取れる加熱調理法は?
  11. エリンギの茹で方
  12. エリンギの焼き方
  13. エリンギの食べ方の注意点は?
  14. 食べ過ぎない
  15. エリンギの栄養がとれるレシピのおすすめ
  16. 1. バター醤油炒め
  17. 2. エリンギ入り生姜焼き
  18. 3. 塩麹炒め
  19. 4. から揚げ
  20. 5. エリンギとこんにゃくの煮物
  21. エリンギは栄養豊富な食材

エリンギはどんな食材?

エリンギとはどのような食材でしょうか。なめこやしめじと比べて最近出てきたキノコの印象を持つ方も多いでしょう。。旬やカロリー、新鮮なエリンギの選び方など、基本的な情報を紹介します。

エリンギの旬

エリンギはほとんどが人工栽培なので旬は特にありませんが、よく出回るのは10月から12月です。元々は地中海の辺りのキノコで、日本に入ってきたのは1990年とそこまで古くはありませんが、食感が良いこともあり人気のキノコです。

エリンギのカロリー・糖質

エリンギのカロリーや糖質はどうでしょうか。100gあたりは以下のようになります。

カロリー24kcal
糖質量3.1g

キノコはエリンギに限らず低カロリーではありますが、糖質も低いのでダイエット時の食事にも向いている食材と言えるでしょう。

新鮮なエリンギの選び方

新鮮なエリンギは以下のような部分をチェックしましょう。

・色が白い
・柄の部分にハリがある
・持った時に弾力がある
・裏のひだが白い

裏のひだが黒いものは日数が経過しています。避けて選びましょう。また、傷んでくるとアンモニアのような匂いがします。エリンギは10日ほど日持ちしますが、このような臭いが出てきたら食べないようにしましょう。

エリンギの栄養素と効果・効能

エリンギの栄養素と効能はどのようなものでしょうか。ヘルシーですが、さまざまな体に役立つ栄養が含まれています。基本的な栄養は以下になります。

カロリー24kcal
水分87%
タンパク質3.6g
糖質3.1g
食物繊維4.3g
脂質0.5g

※1日の摂取量は成人男性の目安です
※含有量は日本食品標準成分表を参照しています(※1)

①ビタミンB群

栄養素 含有量(100g) 1日の必要な摂取量 1日の摂取量に占める割合
ビタミンB1 0.14mg 1.4mg 10%
ビタミンB2 0.28mg 1.6mg 18%
葉酸 80μg 240μg 33%
ナイアシン 8.1mg 15mg 54%

エリンギには多くのビタミンB群が含まれており、それぞれに体のさまざまなトラブルから身を守る働きをしてくれます。疲労回復や代謝の促進をしてくれる成分が含まれているので、運動の多いダイエットにもおすすめの成分です。葉酸は細胞の生産を助けることから、妊婦に欠かせない成分です。

ナイアシンは、糖質や脂質などからエネルギーを生産するときに働く補助の役割もあるので、皮膚や粘膜の健康にも一役買ってくれます。(※2)(※3)(※4)(※5)

竹本友里恵

管理栄養士

エリンギや舞茸をはじめとするきのこ類は、実は冷凍保存するのが一番いい方法です。きのこは冷凍することで旨みや香りがアップし、保存期間も約1ヶ月ととても長くなります。きのこを冷凍した後、解凍する際に細胞が壊れてアミノ酸が生キノコの約3倍に増え、旨みも栄養価も高まる仕組みです。できるだけきのこは購入したらすぐに冷凍して美味しさをグンと上げましょう。

関連する記事