カシューナッツのカロリー・糖質は高い?太る?ダイエット効果や食べ過ぎなど注意点を紹介!
【管理栄養士監修】カシューナッツのカロリー・糖質量を知っていますか?高くて太るのでしょうか?今回は、カシューナッツ(100g・1粒)のカロリー・糖質量を他のナッツ類やお菓子・間食と比較しながら紹介します。カシューナッツのダイエット効果や、食べ過ぎなど食べ方の注意点も紹介するので、参考にしてくださいね。
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カシューナッツのカロリー・糖質量は高い?太る?
カシューナッツのカロリー・糖質量を知っていますか?ナッツはダイエットに向いているということで注目されていますが、カシューナッツにはどのようなダイエット効果があるのでしょうか。
※1日の摂取量は成人男性の目安です
※含有量は日本食品標準成分表を参照しています(※1)
カシューナッツ100g・1粒のカロリー・糖質量
カロリー | 糖質 | 食物繊維 | 炭水化物 | タンパク質 | 脂質 | |
100g | 576kcal | 20g | 6.7g | 26.7g | 0.4g | 47.6g |
1粒 | 9kcal | 0.3g | 0.1g | 0.4g | 0.3g | 0.8g |
カシューナッツ1粒の重さが1.3g~1.5gで、1粒あたりのカロリーは、7~9Kcalです。また、カシューナッツ100gあたりのカロリーは、576Kcalあります。女性の1日の摂取カロリー1食分が約700Kcalとされているため、カシューナッツ100gは女性1食分の食事ほどのカロリーになることがわかります。
カシューナッツのカロリー・糖質量を他のナッツ類と比較
カロリー | 糖質 | |
ピーナッツ | 562kcal | 12.4g |
アーモンド | 606kcal | 10.8g |
くるみ | 674kcal | 4.2g |
マカダミアナッツ | 720kcal | 6.0g |
ピスタチオ | 615kcal | 12g |
5種類のナッツとカシューナッツのカロリー・糖質量を比較すると、ピーナッツのカロリーは少し低めではある物の、どれも高カロリーであることが分かります。
また、糖質値はピスタチオと同程度となっており、カロリーに比べて少なめの数値となっています。カロリーを気にするダイエット中は食べるように十分気を付ける必要がありますが、糖質のみを気にしている場合なら比較的安心して食べられるでしょう。
(*ナッツ類のカロリーについて詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
カシューナッツのダイエット効果は?向いてる?
カシューナッツには、ダイエット効果が期待できるのでしょうか。ダイエットをする上で、カシューナッツは食べていい食品なのか、ダイエット向きなのかをチェックしていきましょう。
①基礎代謝の向上
カシューナッツには、糖質を代謝し、脂肪を燃焼させる効果と基礎代謝をアップさせる効果が期待できる『ビタミンB1』が含まれています。また『ビタミンB1』同様、基礎代謝をアップさせる効果が期待できる『マグネシウム』も含まれています。(※2、3)
竹本友里恵
管理栄養士
カシューナッツには眠気を抑える働きがあります。カシューナッツに含まれるタンパク質が、糖質を摂取する際に上昇する血糖値を抑えたり、エネルギーの代謝を促進します。これが食後の血糖値の急上昇急降下を防ぎ、これが眠気防止対策になるのです。
②食欲が抑制される
カシューナッツに含まれる『不溶性食物繊維』には、水分を吸収し胃の中で膨らむ性質があります。そのため満腹感を得られやすく、また腹持ちも良いので、食欲を抑制する効果が期待できます。また、食物繊維には便秘を解消する作用もあります。
さらに『水溶性食物繊維』には、血糖値上昇を穏やかにする作用もあり、太りにくい体質に改善できます(※4)
③GI値が低い
カシューナッツは、食後の血糖値の上昇を数値化したGI値(グリセミック指数)の数値が低いという特徴があります。GI値が55以下の食品は『低GI食品』と言われ、血糖値上昇スピードがゆっくりであることから、太りにくい食品とされています。(※5)
④LDL(悪玉)コレステロールを低下させる
カシューナッツに含まれるオレイン酸には、LDL(悪玉)コレステロールを低下させる効果が期待できます。LDL(悪玉)コレステロールが体内で増えると、血液をドロドロにして、代謝を悪くするだけでなく、動脈硬化などの病気を引き起こします。カシューナッツを食べるとオレイン酸の効果で、血液がサラサラになり、代謝が良くなります。
竹本友里恵
管理栄養士
カシューナッツは他のナッツ類と比較するとビタミンやミネラルが豊富です。特に鉄分や葉酸が多く含まれており、鉄分は血液の源となるヘモグロビンを生成し、葉酸は細胞の生産や再生を助け、赤血球の生産を助ける働きがあります。どちらの栄養素も妊娠初期には必要な量の半分以下しか摂取できていないことから、妊婦さんは不足する栄養素をカシューナッツで補うのもおすすめです。
(*カシューナッツの栄養素と効能について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
カシューナッツのダイエット向きの食べ方は?
カシューナッツは、100gあたりの糖質量が多いため、ダイエット中に食べる場合は食べ方に注意が必要です。カシューナッツのダイエット向きな食べ方を紹介していきます。
①食べ過ぎない
カシューナッツには、あらゆるダイエット効果があることがわかっているため、ダイエット中でも食べて良い食品です。しかし、糖質量が多くなってしまうため、食べる量には気を付けたいですね。ダイエット中のカシューナッツの1日の摂取量は、10粒程度が良いとされています。
カシューナッツ10粒の糖質量は約27gと多めです。さらに、農林水産省が発表している間食での摂取カロリー目安は、1日200kcalまでです。カシューナッツを10粒食べると約100kcalとなります。そのため、カシューナッツの1日の摂取目安量は10粒にしましょう。(※6)
(*カシューナッツを食べすぎるデメリットについて詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
②ノンオイルのカシューナッツを選ぶ
カシューナッツは、選び方にも注意が必要です。市販のカシューナッツは、油で揚げられたものや食塩で味付けされたものなどがありますが、それらの加工されたカシューナッツはカロリーが高くなっています。そのため、ノンオイルの無添加のカシューナッツを選んで食べるようにしましょう。
カシューナッツのカロリー・糖質には気をつけよう
カシューナッツは美味しいだけでなく、食べた後の血糖値上昇のスピードが緩やかな低GI食品です。さらに、基礎代謝が向上させる、食欲を抑制させる、LDLコレステロールを低下させるといった高いダイエット効果が期待できます。普段の間食をダイエット効果抜群のカシューナッツに変えてみてはいかがでしょうか。