桃の栄養素と効能は?皮・種にもある?効率的に成分を摂る食べ方やレシピのおすすめも紹介!
【管理栄養士監修】桃に含まれる栄養素を知っていますか?今回は、桃の栄養成分・効能に加え、栄養素を逃さない調理法・食べ方を紹介します。また、桃に含まれている、効果、効能が期待出来る栄養の取れるレシピも紹介するので、参考にしてみてくださいね。
目次
桃の葉・花や種にも栄養はある?
桃の実や皮には様々な栄養が含まれていますが、葉や花、種にも栄養はあるのでしょうか?
桃の葉は薬用効果がある
桃の葉には抗炎症作用などの薬用効果があり、ニキビや日焼け跡など肌トラブルに効果があるとされています。桃の葉エキスを配合したローションなども販売されていますが、桃の葉を使用した桃湯もおすすめです。
湯舟のお湯に葉を入れてもうまく抽出されないので、弱火で煮だした桃の葉エキスを湯舟に加えると良いでしょう。この他にも、桃の葉から作ったお茶には利尿作用があるとされています。
桃の花の栄養成分・効能
桃の花は漢方の世界では「白桃花」と呼ばれており、ケンフェロールという栄養成分が含まれており、利尿作用があります。利尿作用のほかにむくみ改善効果なども期待できますが、効果が強いので個人の判断で使用せず、漢方に詳しい先生などに相談することをおすすめします。
いしいひとみ
管理栄養士
薬膳的には桃はフルーツでは珍しく体を温める食材だと言われています。 血の巡りを改善し、身体に潤いを与える効能があるとされているので、夏にほてった身体を潤すフルーツとして活用したいですね♬
桃の種(桃仁)の栄養成分・効能
桃の種にはアミグダリンという成分が含まれており、血流を改善してくれる効果があります。桃の種の核を乾燥させた物は「桃仁」と呼ばれており、漢方薬の成分としても使用されています。桃仁には、月経のリズムを整える効能も期待出来るようです。
桃を食べる際の注意点
桃を食べる際に気を付けたい、注意点についても見ていきましょう。
食べ過ぎない
桃には消化されにくく、水分の吸収を妨げることがあるソルビトールが含まれています。適量なら問題無いですが、大量にソルビトールを摂取すると水分がうまく吸収されず、下痢を起こすことがあるので注意しましょう。
また、桃に含まれる果糖は血糖値が上がりにくいといわれています。血糖値が上がりにくいのは良い事ですが、満腹感を得られにくいといったデメリットもあります。満腹考えられにくいと、食べ過ぎて肥満になる可能性が高まるので注意しましょう。
そして、妊婦さんの桃を食べる時は注意しましょう。妊婦さんが桃を食べ過ぎると妊娠糖尿病になる可能性があるので、食べる量は多くても1日1~2個程がおすすめです。
子供はアレルギーの可能性がある
妊婦さんだけでなく、桃を小さい子供にあげる時も注意しましょう。桃やオレンジ、りんごなどは比較的アレルギーを起こしやすい食べ物であるとされているので、小さい子が初めて桃を食べる時は生ではなく加熱を行い、少しづつあげるようにしてください。
桃のおすすめの食べ方・レシピ
続いて、桃のおすすめの食べ方レシピを見ていきましょう。