桃の栄養素と効能は?皮・種にもある?効率的に成分を摂る食べ方やレシピのおすすめも紹介!
【管理栄養士監修】桃に含まれる栄養素を知っていますか?今回は、桃の栄養成分・効能に加え、栄養素を逃さない調理法・食べ方を紹介します。また、桃に含まれている、効果、効能が期待出来る栄養の取れるレシピも紹介するので、参考にしてみてくださいね。
目次
②食物繊維
含有量(100g) | 1日の摂取量の目安 | 1日の摂取量に占める割合 |
1.3g | 20g | 7% |
桃に含まれる食物繊維には、便のかさを増して腸を刺激し、便通を促してくれる働きがあります。便秘になると増加した悪玉菌によって血行が悪くなり、脂肪が蓄えられやすくなってしまうのでダイエット中の方にとっても食物繊維は重要です。
いしいひとみ
管理栄養士
桃に多く含まれる食物繊維はペクチンと呼ばれるものですが、これは腸内で乳酸菌などの善玉菌のエサになり、善玉菌を増やして腸内環境を整えてくれると言われています\♡︎/
③カリウム
含有量(100g) | 1日の摂取量の目安 | 1日の摂取量に占める割合 |
180mg | 2000mg | 9% |
カリウムにはナトリウムを調節する働きがあるので、塩分の高い食事が好きな方には積極的に摂ってほしい成分です。また、ナトリウムを摂り過ぎると浸透圧の関係で余分な水分が蓄えられてむくみの原因となります。カリウムでナトリウム量が調節されれば余計な水分が排出されるので、むくみ解消効果が期待出来るでしょう。
④ビタミンC・ビタミンE
栄養素 | 含有量(100g) | 1日の必要な摂取量 | 1日の摂取量に占める割合 |
ビタミンC | 8mg | 100mg | 8% |
ビタミンE | 0.7mg | 6.5mg | 11% |
ビタミンCには皮膚や粘膜を健康に保つ働きがあり、抗酸化作用もあるので動脈硬化や心臓の病気を防止する効果があるといわれています。また、鉄分と一緒に摂取することで、鉄分の吸収効率が上がるといわれています。また、ビタミンEにもビタミンC同様に強い抗酸化作用があります。こちらは脂溶性なので、油で調理すると効率的に摂取できます。
桃の栄養成分を効率的に摂る食べ方は?
モモに含まれる栄養成分を効率的に摂るには、どういった食べ方が良いのでしょうか?
①皮ごと食べる
桃は皮を剥いて食べる方も多いかと思いますが、栄養面でおすすめしたいのは皮ごと頂く食べ方です。桃の皮にはペクチンが含まれているので、皮ごと食べることでアンチエイジング効果や冷え性改善効果が期待できます。
また、桃は皮と実の間に甘み成分が集まっているといわれています。皮を剥けばその成分も一緒に無くなってしまうので、美味しさの面でも桃は皮ごと食べるのがおすすめです。
いしいひとみ
管理栄養士
産毛が気になる方は、皮を流水で擦り洗いすると、産毛が綺麗に取れますので、それを包丁でカットしてそのまま頂くと甘味を感じやすくなりますよ(^^)
(*桃を皮ごと食べるメリットや注意点について詳しく知りたい方はこちらの記事も読んでみてください。)
②新鮮な桃を生で食べる
桃の栄養をしっかり摂取したいなら、新鮮な桃を生で食べるのがおすすめです。桃にはペクチンのほかにも酵素が含まれており、これらには整腸作用があります。しかし、熱を加えると酵素が壊れてしまうので、便秘解消などの効果を得たいなら、桃は加熱せずに頂きましょう。