鯖の栄養素と効能は?DHA・EPAが豊富?成分を逃さない食べ方・レシピなど紹介!
【管理栄養士監修】鯖に含まれる栄養素を知っていますか?下処理が面倒なイメージのある鯖ですが、鯖には積極的に取り入れたい栄養素がたくさん含まれています。今回は、鯖の栄養成分・効能に加え、栄養素を逃さない食べ方も紹介します。レシピも紹介するので、参考にしてみてくださいね。
目次
含有量(100g) | 1日の摂取量の目安 | 1日の摂取量に占める割合 |
5.1μg | 5.5μg | 93% |
ビタミンDは、免疫機能を高めたり、骨を強くしてくれるなどの働きがあります。また、水に溶けにくい脂溶性ビタミンなため、脂と一緒に摂取することで吸収率が上がります。(※4)
渡辺愛理
管理栄養士
ビタミンDはカルシウムの吸収を良くすると言われているため、カルシウムと一緒に取ることでより効果が得られます。
④ビタミンB12
含有量(100g) | 1日の摂取量の目安 | 1日の摂取量に占める割合 |
12.9μg | 2.4μg | 538% |
肉・魚・乳製品などに主に含まれるビタミンB12には、血液や細胞を作り出し、運動能力や認知機能を高める働きがあります。また、神経についた傷を治す働きがあり、手足のしびれを抑制する効果なども期待できます。(※5)
⑤ビタミンB2
含有量(100g) | 1日の摂取量の目安 | 1日の摂取量に占める割合 |
0.31mg | 1.6mg | 19% |
ビタミンB2は水溶性のビタミンで、栄養をエネルギーに変える代謝を活発にしてくれます。また、皮膚や粘膜の再生を促す働きもある為、健康でエネルギッシュな毎日を送るのに欠かせない栄養であるといえます。(※6)
鯖の栄養成分を効率よく摂れる食べ方は?
上記のように、鯖には私たちの健康に欠かせない栄養が豊富に含まれていることが分かります。ここでは、鯖に含まれる栄養成分を無駄なく摂れる食べ方を紹介します。
①鯖の水煮缶の汁ごと食べる
鯖の水煮缶は、骨まで柔らかく調理されているため、鯖の栄養を逃さず摂取するのにおすすめです。また、缶詰は旬の食材を加工しているため、一定してその栄養価が高く保たれます。
その際心掛けたいのが、煮汁まで食べるということです。煮汁に浮いている脂にはDHAやEPAが豊富に含まれています。さらに、煮汁を摂取することで水溶性のビタミンCが鯖の鉄分の吸収を助けるなどの効果もあります。
(*鯖缶の栄養価・効能や成分を逃さない食べ方について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
②鯖の皮まで食べる
鯖の皮と身の間にある脂にはDHA・EPAが豊富に含まれています。また、皮には多くのビタミンA・ビタミンB2・コラーゲンが含まれており、皮面をしっかり焼くなど、工夫して一緒に食べたい部分です。
渡辺愛理
管理栄養士
鯖を選ぶときは、身が固く締まっているものが鮮度が良いとされているため、切り口が柔らかくなっていないものを選びましょう。