ししゃもの栄養素と効能は?子持ちがおすすめ?塩分の取り過ぎなど注意点も紹介!

【管理栄養士監修】ししゃもに含まれる栄養素を知っていますか?妊婦は安心して食べられるでしょうか。今回は、ししゃもの栄養成分・効能に加え、〈塩分・コレステロール・プリン体〉など食べる際の注意点も紹介します。レシピのおすすめも紹介するので、参考にしてみてくださいね。

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専門家監修 |管理栄養士・栄養士 高岡由貴
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管理栄養士日本抗加齢医学会所属。糖尿病専門の医療法人(4年)・食品メーカーの食育講師(2年)を経て、独立し3年目。現在は企業でダイエットカウンセリング、...
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管理栄養士日本抗加齢医学会所属。糖尿病専門の医療法人(4年)・食品メーカーの食育講師(2年)を経て、独立し3年目。現在は企業でダイエットカウンセリング、コラム執筆&監修、レシピ提案、内科クリニックで栄養指導などをしています。プライベートは2歳男児の母です。

目次

  1. ししゃもはどんな食材?
  2. ししゃものカロリー・糖質
  3. 水銀の蓄積量も少なく妊婦でも食べられる
  4. ししゃもの栄養素と効果・効能
  5. ①カルシウム
  6. ②DHA・EPA
  7. ③ビタミンE
  8. ④タンパク質
  9. ⑤ビタミンB12
  10. ⑥亜鉛
  11. ししゃもの栄養素を効率的に取るには?
  12. 子持ちししゃもを食べる
  13. ししゃもを食べる際の注意点は?
  14. ①塩分の取りすぎ
  15. ②コレステロールの取りすぎ
  16. ③プリン体の取り過ぎ
  17. ししゃもの栄養がとれるレシピのおすすめ
  18. 1.ししゃもの南蛮漬け
  19. 2.ししゃものから揚げカレー味
  20. 3.アヒージョ
  21. ししゃもは栄養豊富な食材
含有量(100g) 1日の摂取量の目安 1日の摂取量に占める割合
DHA 650mg - -
EPA 740mg - -

DHAとEPAはともに魚に含まれる多価不飽和脂肪酸です。必須脂肪酸であり、体内では作られないため、食事から補う必要があります。DHAをしっかりと摂ることでは能の学習機能を向上させ、記憶力や判断力の向上につながることが期待できます。

胎児の脳の発育にも必要な成分であることから、ししゃもは妊婦さんにも嬉しい食材といえますね。EPAは血液をサラサラにしてコレステロール値を下げることに期待できます。(※3)(※4)

③ビタミンE

含有量(100g) 1日の摂取量の目安 1日の摂取量に占める割合
1.6mg 6.5mg 25%

ビタミンEは毛細血管を広げる働きが期待できるため、肩こりや冷え性の解消に一役買ってくれるのではないでしょうか。また、強い抗酸化作用があることからアンチエイジング面でも期待できます。(※5)

高岡由貴

管理栄養士

ビタミンEは、特に手先足先など末端が冷える方に嬉しいビタミンだといえますね。ただし脂溶性ビタミンなので食べすぎには注意してください。

④タンパク質

含有量(100g) 1日の摂取量の目安 1日の摂取量に占める割合
2.3g 60g 4%

髪や肌などの材料となるタンパク質がししゃもにも豊富に含まれています。体の全身に必要な栄養素であるタンパク質は不足するとよろしくないですね。筋肉の材料ともなるためしっかりと摂って燃えやすい体を作る必要があります。(※6)

⑤ビタミンB12

含有量(100g) 1日の摂取量の目安 1日の摂取量に占める割合
8.7μg 2.4μg 363%

ビタミンB12は血液のヘモグロビンの生成を補助する働きがあり、不足すると悪性貧血になりやすくなります。普通に食事をしていれば不足することはあまりありませんが、女性は月経により貧血になりやすいことから意識的に摂りましょう。脳からの伝達神経を正常に保っているのもビタミンB12です。(※7)

高岡由貴

管理栄養士

『悪性貧血』とは、胃粘膜が萎縮したり、胃液の分泌が悪かったりすることが原因でなるものです。

⑥亜鉛

含有量(100g) 1日の摂取量の目安 1日の摂取量に占める割合
2mg 8mg 25%

亜鉛は体内において非常に重要ではあるものの、体内で作り出すことも難しい成分です。筋肉や骨、様々な臓器にあり、タンパク質を合成する酵素の材料でもあります。抗酸化作用などの美容効果もあるほか、味覚の維持、免疫力の向上、男性の生殖機能の維持など、広く体内の維持に関わっています。

近年では脳の伝達物質に関わることから、うつ病にも効果があることがわかってきています。(※8)

ししゃもの栄養素を効率的に取るには?

ししゃもの栄養素を効率的に摂るにはどうすればよいでしょうか。小さいながらも栄養が豊富に含まれていますから、積極的に食べていきたいものです。

子持ちししゃもを食べる

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