ししゃもの栄養素と効能は?子持ちがおすすめ?塩分の取り過ぎなど注意点も紹介!
【管理栄養士監修】ししゃもに含まれる栄養素を知っていますか?妊婦は安心して食べられるでしょうか。今回は、ししゃもの栄養成分・効能に加え、〈塩分・コレステロール・プリン体〉など食べる際の注意点も紹介します。レシピのおすすめも紹介するので、参考にしてみてくださいね。
目次
子持ちししゃもは卵は入っているものの、メスではなく、オスのししゃもに卵を入れています。そのため、市販されているししゃもの大体は子持ちですから、意識せずに子持ちを食べていることになります。しかし、あえて入れているからと言って、栄養が変化するわけではありません。魚卵にはコラーゲンが豊富に含まれており、摂取するとアミノ酸に分解されます。
コラーゲンは髪や爪を丈夫にする効果があり、傷の修復を早くするのでぜひ摂りたい成分です。ビタミンCと一緒に食べると効果がアップすることがわかってきていますので、レモンなどをかけて食べるとよいでしょう。
ししゃもを食べる際の注意点は?
さまざまな栄養が摂れるうえ、食べやすいことからたくさん食べてしまいそうになるししゃもですが、食べる際に注意する点はあるのでしょうか。
①塩分の取りすぎ
ししゃもは塩分が多く、食べすぎると一日の塩分摂取量をすぐに超えてしまいます。一日の塩分摂取量の目安は8g未満ですが、ししゃもを6尾食べると1gほどの塩分を摂取することになります。糖尿病やむくみの原因になりますから、ししゃもを食べるときは他のおかずを薄味にするなど、工夫しましょう。
②コレステロールの取りすぎ
小さな魚ですが、ししゃもは子持ち(=魚卵が多いため)でコレステロールが多く、1尾あたり56㎎含まれています。大きく気にする必要はありませんが、食べすぎには注意しましょう。
③プリン体の取り過ぎ
子持ちししゃもにはプリン体も含まれています。そこまで多い量ではありませんが、多く摂りすぎると尿酸値が上がり痛風の原因となります。おつまみとしてししゃもを出されることもありますが、疾患があるなら他のおつまみを選んだ方が良いでしょう。
ししゃもの栄養がとれるレシピのおすすめ
ししゃもの栄養が摂れるおすすめのレシピを紹介します。そのまま焼くのも美味しいですが、もう少し工夫をして継続して食べられるようにしましょう。
1.ししゃもの南蛮漬け
さっぱりした味で野菜もたっぷり摂れるししゃもの南蛮焼きは、手軽な食材のししゃもを豪華に見せてくれます。
2.ししゃものから揚げカレー味
食が進むカレー味のから揚げです。子供の発育に欠かせない栄養が豊富なししゃもですが、そのまま焼いても食べなくて悩んでいる子供でも食べやすいでしょう。また、大人のおつまみにもおすすめです。