フェヌグリークの効能は?育毛や母乳に効果あり?副作用や使い方についても紹介!

【管理栄養士監修】フェヌグリークはどんなスパイスか知っていますか?今回は、フェヌグリークの味わい・香りなど特徴や、効果・効能や使用する副作用など危険性についても紹介します。フェヌグリークの代用品や使い方も紹介するので参考にしてみてくださいね。

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専門家監修 |管理栄養士・栄養士 竹内寿美恵
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短期大学卒業後、保育園勤務をしながら一般受験で管理栄養士試験合格。その後有名スポーツチーム、選手のスポーツ栄養士として活動し国立病院に就職。...
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短期大学卒業後、保育園勤務をしながら一般受験で管理栄養士試験合格。その後有名スポーツチーム、選手のスポーツ栄養士として活動し国立病院に就職。現在は幅広い指導経験を活かしフリーランスとして栄養指導や管理栄養士の育成講師・メディア出演でのコメント対応などして活動している。

目次

  1. フェヌグリークとは?
  2. フェヌグリークはインドで使われるスパイスの1種
  3. フェヌグリークの歴史
  4. フェヌグリークの味わい・香りは?苦い?
  5. フェヌグリークの効果・効能は?
  6. ①バストアップ効果
  7. ②育毛・育髪の効果
  8. ③腸を整える効果
  9. ④ダイエット効果
  10. ⑤炎症を鎮める効果
  11. ⑥女性特有のトラブルの緩和
  12. ⑦脳機能の活性化
  13. ⑧生活習慣病の予防
  14. ⑨母乳の分泌を促す効果
  15. フェヌグリークに副作用・危険性はない?
  16. フェヌグリークを長期的に過剰摂取すると副作用が起こることがある
  17. フェヌグリークの代用品は?
  18. ①シナモン・コリアンダー・バニラビーンズ
  19. ②ゴーヤ・バニラビーンズ
  20. ③カラメルソース・シナモン・生姜の搾り汁
  21. ④メープルシロップ
  22. フェヌグリークの使い方・用途例
  23. ①カレーのスパイス
  24. ②サラダや炒め物
  25. ③ハーブティー
  26. ④ベジタリアンのタンパク源
  27. ⑤サプリとして使われることも
  28. フェヌグリークを取り入れてみよう

④ダイエット効果

フェヌグリークの効果・効能の1つが、ダイエット効果です。フェヌグリークには必須栄養素のコリンが含まれていて、コリンは脂質の代謝を良くする働きを持っています。脂質の代謝が良くなることで体内の脂肪を蓄積しにくくなり、肥満を防いでくれるのです。

フェヌグリークには食欲抑制効果もあり、ダイエット中の方におすすめです。フェヌグリークの種子に含まれる水溶性食物繊維が胃の中で膨らみ、食欲を満たしてくれます。(※3、4)

竹内寿美恵

管理栄養士

水溶性食物繊維には食後の血糖が急激に上がるのを抑えてくれたり、コレステロールの上昇を抑制することでも有名です。

⑤炎症を鎮める効果

フェヌグリークには炎症を鎮める効果があり、古代から炎症を鎮める薬草と言えばフェヌグリークと言われていました。実際にフェヌグリークに含まれる抗炎症性化合物は、火傷・湿疹・関節痛・リンパの腫れなどの治療に役立てられています。外傷だけでなく内傷にも効果があり、のどの炎症や発熱を鎮めてくれます。

⑥女性特有のトラブルの緩和

月経痛・PMS(月経前症候群)・更年期障害など長年女性を悩ませる女性特有のトラブルにも、フェヌグリークは効果があります。これら女性特有のトラブルの要因は、ホルモンバランスの乱れです。

フェヌグリークには、性ホルモンを促進する働きを持つジオスゲニンが含まれています。ジオスゲニンによってホルモンバランスを整えることができ、女性特有のトラブルを緩和することができるのです。

⑦脳機能の活性化

フェヌグリークは、脳機能の活性化にも効果があると言われています。フェヌグリークには、脳機能を活性化する働きを持つコリン・ジオスゲニン・トリゴネンが含まれていて、脳の老化を防ぐことができるのです。脳機能が活性化されることで、認知症やアルツハイマー病の予防や改善にもつながります。

⑧生活習慣病の予防

日本ではがん・心臓病・脳卒中の三大生活習慣病が死亡者の半数以上を占めていて、生活習慣病は国民病とまで言われています。そんな生活習慣病を予防する効果も、フェヌグリークは持っているようです。

フェヌグリークには血液中で糖を吸収する速度を遅らせる働きを持つ水溶性食物繊維や、コレステロールの吸収を抑えるステロイドサポニンが含まれています。この2つの成分の働きにより、血糖値やコレステロール値を下げることができ、生活習慣病の中でも糖尿病・高血圧症・動脈硬化・心筋梗塞・脳卒中の予防に効果的です。(※5)

⑨母乳の分泌を促す効果

フェヌグリークに含まれるジオスゲニンには性ホルモンを促進する働きがあり、母乳の分泌を促してくれます。出産後の母乳の出方には個人差があり、母乳がなかなか出ないケースも多くあります。出産後の母乳の出が悪いことを悩んでいる方は、医者に相談したうえでフェヌグリークを摂取すると良いでしょう。

なお、フェヌグリークは母乳育児中の方に嬉しい効果・効用を持っていますが、妊娠中の方はフェヌグリークの摂取は控えたほうがいいです。詳しくは、次のフェヌグリークの副作用・危険性の中で説明します。

竹内寿美恵

管理栄養士

母乳の分泌は水分の摂取量もとても重要です。フェヌグリークのはいったお茶などを活用して水分も一緒にとるとより効果的です。

フェヌグリークに副作用・危険性はない?

フェヌグリークには様々な効果・効能があるため、フェヌグリークを摂取したいと思う方がいるかもしれません。フェヌグリークを摂取することによる副作用や危険性はあるのでしょうか。ここでは、フェヌグリークの副作用や危険性について説明します。

フェヌグリークを長期的に過剰摂取すると副作用が起こることがある

フェヌグリークには母乳の分泌を促すなどの良い効果があるものの、長期的に過剰摂取すると以下のような副作用が起きる可能性があり、注意が必要です。

・下痢
・胃の不快感
・鼻詰まり
・喘息
・痙攣作用
・子宮刺激作用


特に、妊娠中の方はフェヌグリークの摂取には注意が必要です。フェヌグリークの副作用である痙攣作用や子宮刺激作用により、妊娠中の方はお腹の中の子供を流産や早期出産してしまう危険性があるからです。また、フェヌグリークには腸の調子を整える効果・効能がありますが、過剰摂取すると下痢や胃の不快感など不調につながることもあります。

フェヌグリークの代用品は?

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