りんごを食べ過ぎると太る?腹痛・便秘の原因に?1日の適量も紹介!

【管理栄養士監修】りんごを食べ過ぎるとどうなるか知っていますか?毎日一個は多いのでしょうか?今回は、りんごを食べ過ぎた際の〈便秘・腹痛・太る〉など症状や1日の適量について紹介します。適度な量のりんごを摂取した際の効能についても紹介するので参考にしてみてくださいね。

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専門家監修 |管理栄養士・栄養士 竹内寿美恵
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短期大学卒業後、保育園勤務をしながら一般受験で管理栄養士試験合格。その後有名スポーツチーム、選手のスポーツ栄養士として活動し国立病院に就職。...
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短期大学卒業後、保育園勤務をしながら一般受験で管理栄養士試験合格。その後有名スポーツチーム、選手のスポーツ栄養士として活動し国立病院に就職。現在は幅広い指導経験を活かしフリーランスとして栄養指導や管理栄養士の育成講師・メディア出演でのコメント対応などして活動している。

目次

  1. りんごの食べ過ぎは体に悪い?
  2. りんごを食べ過ぎるとどうなる?太る?
  3. ①腹痛・便秘
  4. ②胃痛
  5. ③血糖値が上昇する
  6. ④アレルギーを引き起こす可能性は低い
  7. ⑤生のりんごだけで太るとは考えにくい
  8. りんごの食べ過ぎにならない1日の適量は?1個は多い?
  9. りんご150g~200gが1日あたりの適量
  10. ドライフルーツの場合は1日20g〜30gに抑える
  11. りんごを適量食べた時の効能・メリットは?
  12. ①美容効果
  13. ②疲労回復
  14. ③ダイエット効果
  15. りんごの食べ過ぎには注意

りんごの食べ過ぎは体に悪い?

品種が多く栄養価の高いりんごは、ダイエットも用いられる果物の一種です。水分をたっぷり含んでおりみずみずしく歯応えの良いりんごですが、食べすぎると体に悪いのでしょうか。今回は、りんごの食べ過ぎによる健康へのデメリットや、適量を食べた際の効果やメリットなどを詳しく説明します。(※1)

りんごを食べ過ぎるとどうなる?太る?

りんごを食べ過ぎてしまうと、どのようなことが起こるのでしょうか。ここでは、食べ過ぎによるデメリットや、りんごのカロリーと食べ過ぎで太るかどうかについて紹介していきます。

①腹痛・便秘

りんごには、食物繊維が多く含まれており便通を良くする効果があります。しかし、食物繊維を過剰に摂取すると腸が必要以上に活発な動きをし、腹痛や下痢になる恐れがあるので注意が必要です。

特にりんごに含まれるのは水溶性食物繊維なので、便を柔らかくする働きがあり、下痢になりやすくなります。りんごを食べてお腹に不快感を感じるときは、摂取量を調節しましょう。(※2)

竹内寿美恵

管理栄養士

もともとお腹の調子が弱めな方や下痢気味の時はりんごを食べることで悪化する場合もありますので、バナナなどの他の果物へ変更しましょう。

②胃痛

りんごは本来胃に優しい食べ物で、風邪をひいたときや体調が悪いときに食べる人も多いでしょう。りんごには胃酸の量を調節する働きがあるので、消化不良などを解消する効果があります。ただし、りんごを食べ過ぎてしまうと、胃酸が過剰に分泌されて胃痛が起きる可能性があります。

生のりんごだけでなく、りんごジュースなどでも胃痛が起きることがあるので胃痛が起きる人は摂取量に注意すると良いでしょう。

竹内寿美恵

管理栄養士

一度に大量に取るのではなく体調の悪い時は水分と交互に少量ずつ体の中に取り入れていくペースがおすすめです。

③血糖値が上昇する

りんごだけではなく、果物は食べすぎると血糖値が上昇する可能性があります。りんごを含む多くの果物には、血糖値を上昇させる効果のあるブドウ糖が多く含まれています。特に空腹状態で糖質を摂取すると、インスリンが分泌され血糖値が急激に上昇する恐れがあるので注意が必要です。

糖尿病を患っている人や血糖値を気にしている人は、血糖値の急上昇を引き起こさないように、食後に少量のりんごを食べるなど食べ方を工夫すると良いでしょう。(※3)

④アレルギーを引き起こす可能性は低い

りんごを食べ過ぎたからといって、りんごアレルギーを引き起こす可能性は低いと考えられます。しかし、バラ科のりんごはアレルギー表示対象に含まれる食材です。食べ過ぎで発症するのではなく、少量でもりんごアレルギーを発症する人はいるので気をつけましょう。

軽症では口が痒くなったり喉がイガイガしたりするなどの症状があり、重症では呼吸困難やアナフィラキシーショックなどの症状があります。りんごアレルギーはアレルギー検査でも調べることができるので、気になる人はチェックしてみると良いでしょう。

りんごアレルギーの人は、キウイやイチゴなどバラ科の果物もアレルギーを持っている可能性があるので注意が必要です。食べ過ぎによる下痢もありますが、りんごアレルギーの場合も下痢が起こる可能性があります。アレルギーが疑われる場合は、りんごの摂取を控えるようにしましょう。(※4)

竹内寿美恵

管理栄養士

りんごはペースト状でドレッシングやカレールー・焼肉のタレなどさまざまな加工品に使用されています。アレルギーが疑われる場合はりんごを含む加工品にも注意が必要です。

⑤生のりんごだけで太るとは考えにくい

100gあたり カロリー 糖質
りんご 54kcal 13.1g

※含有量は日本食品標準成分表を参照しています(※5)

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