りんごを食べ過ぎると太る?腹痛・便秘の原因に?1日の適量も紹介!
【管理栄養士監修】りんごを食べ過ぎるとどうなるか知っていますか?毎日一個は多いのでしょうか?今回は、りんごを食べ過ぎた際の〈便秘・腹痛・太る〉など症状や1日の適量について紹介します。適度な量のりんごを摂取した際の効能についても紹介するので参考にしてみてくださいね。
目次
成人男性の1日の必要摂取カロリーは2200kcal程度となっているため、100gで54kcalのりんごを食べ過ぎても太ることはないと考えられます。りんごは水分が多く、たくさん噛むので満腹中枢が刺激され満腹感を感じることができるでしょう。
生のりんごだけを食べ過ぎても太ることはありませんが、それ以外の食事でカロリー摂取がある場合は太る可能性があります。また、加工されているりんごは砂糖やバターなどの調味料が加わっているケースもあり、糖質や脂質を多く含んでいる場合があるので注意しましょう。
りんごの食べ過ぎにならない1日の適量は?1個は多い?
りんごは、どのくらい食べると食べ過ぎになるのでしょうか。ここでは、りんごの1日あたりの摂取量とドライフルーツの場合をみていきましょう。
りんご150g~200gが1日あたりの適量
果物の1日の目標摂取量は150〜200gと言われており、りんごは1/2個にあたります。中りんごや小りんごであれば、1日に1個を食べることができます。150〜200gのりんごを食べるのであれば、毎日摂取しても問題ないでしょう。りんごの皮にも豊富な栄養素や食物繊維が含まれているので、皮ごと食べるのもおすすめです。
ドライフルーツの場合は1日20g〜30gに抑える
ドライフルーツでりんごを食べる場合は、20g〜30gに抑えると良いでしょう。乾燥させることで栄養価も凝縮するため、ダイエット中のおやつなどにもぴったりです。また、りんごは乾燥させることでビタミンCが約50倍になるとも言われています。
ドライフルーツは食べやすく食べ過ぎてしまうことがあるかもしれませんが、カロリーオーバーに繋がるので注意しましょう。(※6)
りんごを適量食べた時の効能・メリットは?
りんごを適量食べると、どのような健康効果があるのでしょうか。ここでは、ダイエットや美容についてのメリットを3つ紹介します。
①美容効果
りんごに含まれてるりんごポリフェノールとビタミンCには、抗酸化作用があります。この抗酸化作用は老化の防止に役立ち、シミやそばかすを予防し、ツヤとハリのある若々しい肌にすることができるでしょう。水分が多いりんごにはカリウムも含まれており、不要な塩分を排出しむくみを解消する働きもあります。
むくみは血行やリンパの流れを妨げてしまうので、むくみが改善されることで肌の調子なども良くなる効果が期待できます。(※7、8)
②疲労回復
りんごに含まれる有機酸であるりんご酸とクエン酸は、疲れた体に作用する疲労回復効果があると言われています。有機酸は、疲労の原因である乳酸に働きかけ乳酸を減らすことができます。老廃物を排出し代謝が良くなることで、疲れが取れやすくなるので、りんごは疲れを感じた時などにもぴったりの果物です。(※9)
③ダイエット効果
りんごは、女性に嬉しいダイエット効果も感じることができます。りんごは食物繊維を多く含んでいるため、腸内環境を整えて便秘解消に効果を発揮するダイエットにぴったりの食材です。また食物繊維に含まれるペクチンは悪玉コレステロールを減らし、善玉コレステロールを増やす働きがあります。
さらにそこまでカロリーが高くないものの、水分を多く含んでいて歯ごたえもあるので満腹感を得やすく、食べ過ぎ防止にもつながります。(※10)
(*りんごのダイエット効果やその他の効能について詳しく知りたい方はこちらを読んでみてください。)