ホタテは栄養豊富で低カロリー!健康効果・効能や成分が摂れる食べ方も紹介!

【管理栄養士監修】ホタテに含まれる栄養素を知っていますか?ホタテにはコレステロールを下げるなど、体に良い成分が多く含まれています。今回は、ホタテの栄養成分・効能に加え、栄養素を効率的に摂れる食べ方も紹介します。食べ過ぎ・食中毒など注意点も紹介するので、参考にしてみてくださいね。

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専門家監修 |管理栄養士・栄養士 渡辺愛理
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温活料理研究家/フリーランス管理栄養士 管理栄養士歴年目。大学卒業後、総合病院・介護老人福祉施設勤務後、2018年7月より、...
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温活料理研究家/フリーランス管理栄養士 管理栄養士歴6年目。大学卒業後、総合病院・介護老人福祉施設勤務後、2018年7月より、温活料理研究家の活動をスタート。管理栄養士のほか、食生活アドバイザー献立・レシピ作成マスター、TABEYASEマイスターなどの資格所持。わかりやすく正しい情報配信を心がけていきます。よろしくお願いします。

目次

  1. ホタテはどんな食材?
  2. ホタテの旬
  3. ホタテのカロリー・糖質
  4. ホタテの旨味の秘密
  5. ホタテの栄養素と効果・効能
  6. ①タウリン
  7. ②ビタミンB1
  8. ③ビタミンB12
  9. ④タンパク質
  10. ⑤鉄・亜鉛などミネラル類
  11. ⑥グリコーゲン
  12. ホタテの栄養成分を効率よく摂れる食べ方は?
  13. ボイルなどで調理し極力茹でない
  14. ホタテの食べ方・下処理の注意点
  15. 『ウロ』を取り除く
  16. 食べ過ぎない
  17. 食中毒・ノロウイルスに注意する
  18. 新鮮なホタテの選び方
  19. ホタテの栄養がとれるレシピのおすすめ
  20. ①ホタテのバター焼き
  21. ②ホタテのカルパッチョ
  22. ③ホタテのミルクグラタン
  23. ホタテは栄養豊富な食材

ホタテはどんな食材?

ホタテ貝はお刺身や焼きホタテなどで食べることが多い魚介類です。貝柱だけでなく、貝ひもなども食べられて美味しいです。そんなホタテの旬やカロリーなどについて紹介します。

ホタテの旬

ホタテ貝はほとんどのものが、東北地方や北海道の冷たい海で獲れます。旬は一年で2回あり、

・5月〜7月
・11月〜1月

になります。天然のものだけでなく、養殖も盛んに行われており、どちらも味に変わりありません。

ホタテのカロリー・糖質

ホタテ貝はタンパク質の含有量が非常に高く、脂肪が少ないという特徴があります。つまり、あっさりした味の割に旨味成分が豊富です。

カロリー72kcal
糖質1.5g

標準的なホタテ貝の大きさは約50gなので、1個あたりのカロリーは約36kcalになります。100gあたりの糖質は1.5gですが、1個あたりの糖質は約0.75gになります。

ホタテの旨味の秘密

ホタテ貝にはアミノ酸やグルタミン酸、コハク酸やタウリンなどの旨味成分が豊富に含まれています。特に乾燥させた貝柱には旨味が凝縮されており、中華の調味料のXO醤の材料としても使用されています。ホタテ貝は1月頃になると産卵を控え、身が厚くなり旨味も増すので、特に1月は美味しい時期です。

ホタテの栄養素と効果・効能

カロリー72kcal
水分82.3g
タンパク質13.5g
糖質1.5g
食物繊維0g
脂質0.9g

※1日の摂取量は成人男性の目安です
※含有量は日本食品標準成分表を参照しています(※1)

ホタテ貝にはコレステロールを下げるなど、体にいいと言われる栄養素は多いですが、その効果・効能について詳しく説明します。

①タウリン

含有量(100g) 1日の摂取量の目安 1日の摂取量に占める割合
770mg 500mg 154%

タウリンは栄養ドリンクなどに含まれる成分で、イカやタコなどの軟体動物に多く含まれます。ホタテの貝にもタウリンは豊富に含まれています。タウリンは人間の体にも約0.1%含まれ、様々な臓器に分散しています。そのためタウリンを摂取すると、心臓や肝臓などの働きを高める効能があります。その結果、疲れや二日酔いの回復に効果が期待できます。

また、タウリンには胆汁酸と結びつく働きもあります。胆汁酸はコレステロールから作られているので、タウリンと胆汁酸と結びつくことにより、コレステロールが消費され、その結果、血液がサラサラになる効果も期待できます。その他、高血圧や脳卒中、心臓病などの予防にも効果があると言われています。(※2)

②ビタミンB1

含有量(100g) 1日の摂取量の目安 1日の摂取量に占める割合
0.05mg 1.4mg 4%

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