鶏皮は高カロリーで太る?でもダイエット効果あり?ヘルシーな食べ方・レシピのおすすめを紹介!
【管理栄養士監修】鶏皮のカロリー・糖質を知っていますか?高くて太るのでしょうか?今回は、鶏皮のカロリー・脂質を他の鶏肉の部位と比較し、栄養素とダイエット効果なども紹介します。鶏皮のカロリーカットする油抜きの方法や、ダイエット向きの食べ方・レシピも紹介するので、参考にしてくださいね。
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鶏皮のカロリー・糖質は高い?太る?
鶏皮は脂身なので高カロリーだと思い込み、ダイエット中に太ることを気にして食べずに捨てている人もいることでしょう。ここでは鶏皮のカロリーや糖質は本当に高いのかについて、鶏肉の他の部位とも比較しながら説明します。
鶏皮(100g)のカロリー・糖質など栄養価
カロリー | 糖質 | 炭水化物 | 脂質 | タンパク質 | |
鶏皮(100g) | 497kcal | 0g | 0g | 49g | 10g |
鶏皮(1枚:40g) | 199kcal | 0g | 0g | 20g | 4g |
※含有量は日本食品標準成分表を参照しています。(※1)
上記の表を見るとわかるように、実は鶏皮には炭水化物・糖質が含まれていません。つまり痩せるために糖質制限をしているなら、食材として適しているということです。脂質量だけ気をつければ痩せる効果を引き出せるので、調理法に配慮して食べるとよいでしょう。おすすめの調理法は後述するので、参考にしてみてください。
鶏皮(100g)のカロリー・脂質量を他の鶏肉の部位と比較
100gあたり | カロリー | 脂質 |
鶏皮 | 497kcal | 49g |
鳥ささみ | 105kcal | 1g |
鶏ひき肉 | 166kcal | 8g |
鶏胸肉 | 191cal | 12g |
鶏もも肉 | 200kcal | 14g |
鶏手羽 | 211kcal | 15g |
鶏皮と鶏肉の他の部位のカロリーと脂質量を比較したところ、突出して高いことがわかります。糖質が0でもカロリーが高いため、痩せたいと考えているなら鶏ささみや鶏ひき肉を食べる方が効果が高そうです。しかし調理法によってはカロリーをカットすることはできるので、次章で紹介する栄養成分も考慮し、適度に食べることをおすすめします。
(*鶏肉の部位別のカロリーの違いについて詳しく知りたい方はこちらを読んでみてください。)
鶏皮の栄養素は?ダイエット効果ある?
鶏皮はカロリーも脂質も高いことはわかりましたが、それを差し引いても、ダイエット中であっても食べた方がよい理由があります。ここでは鶏皮に含まれている主な栄養成分と、そのダイエット効果について説明します。
①脂質・コラーゲン
鶏皮は脂質の塊で食べると太るイメージがありますが、ダイエットを成功させるためには適度な油も必要です。鶏皮に含まれている脂質は消化されにくい特徴を持つため、腹持ちがよくなることで間食をしにくくなり、間接的にダイエット効果が期待できます。
また鶏皮にはタンパク質の一種であるコラーゲンも豊富に含まれており、筋肉の生成や新陳代謝の向上をサポートしてくれるので痩せる効果が期待できます。肌や髪を美しく維持することにも一役買ってくれるコラーゲンは、ビタミンCと一緒に摂取するとより効果的です。(※2、3)
竹内寿美恵
管理栄養士
ダイエット中は栄養バランスが崩れやすく肌や髪への栄養も不足する方も多いです。鶏皮はスーパーなどでも購入ができ、お値段も安いためダイエット中の美容のケアとしても活用できます。
②不飽和脂肪酸
鶏皮の脂質には不飽和脂肪酸の一種である、オレイン酸が含まれています。オレイン酸はオリーブオイルやレバーに含まれていることで知られる栄養成分で、悪玉コレステロールを減少させる働きを持っている脂質です。
悪玉コレステロールが減ることによって動脈硬化などによる心臓疾患の予防が期待できるほか、肌の保湿にも役立つ栄養成分なので、乾燥や小じわの防止も期待できます。(※4)