スペアミントの効能・使い方は?虫除けの効果も?副作用の注意点も紹介!
【管理栄養士監修】スペアミントの効果・効能を知っていますか?今回は、スペアミントの効果・効能を<アロマ・お風呂・ハーブティー>など使い方別に紹介します。ペパーミントとの違いやスペアミントを使った料理の作り方・レシピも紹介するので参考にしてみてくださいね。
(このページにはPRリンクが含まれています)目次
スペアミントとは?どんなハーブ?
ハーブの一種であるスペアミントは、ガムの材料としての方が認知度が高いかもしれません。ペパーミントと混同している人もいそうですが、明確に違います。ここではスペアミントの特徴と、ペパーミントとの違いを説明します。
スペアミントの香りなど特徴
スペアミントも爽快感のある香りではあるものの、甘さを感じるのが特徴です。スペアミントにはカルボンと呼ばれる成分が全体の60%程度含まれており、これがさわやかさの中にも甘さを感じさせる香りを醸し出しています。また甘い香りを持つスペアミントは辛味や刺激も少ないので、使うシーンを選びません。
アロマテラピーにおけるスペアミントは、ブレンドする精油が限定される種類です。ペパーミントやハッカに多少のスペアミントを加えると、ミントの香りの中に奥行きが感じられるようになります。しかしさわやかな甘さが合わない精油もあるので、ブレンドする際には柑橘系やウッディー系、ハーブ系の中でもスッキリした香りのものを選びましょう。
スペアミントの詳しい活用方法や効能については後述します。
スペアミントとペパーミントの違い
ペパーミントはハーブの原種ではなく、ウォーターミントとスペアミントを交配させてつくられた品種です。スペアミントとの一番の違いは香りで、ペパーミントにはメントールを感じさせるはっきりとした爽快感があります。すっきりした香りを楽しみたい時には、スペアミントよりペパーミントがおすすめです。
またペパーミントは特に胃の消化を促進してくれる効能があるので、食べ過ぎや飲み過ぎの後に摂取すると楽になります。一方でペパーミントの刺激は妊娠中や授乳中の女性、子供にはよくないといわれています。
スペアミントの方がペパーミントより刺激が少ないので、どちらかというと取り入れやすいハーブと言えるでしょう。効果や効能は似ていますが違いを把握して、使い分けるようにしましょう。
(*ペパーミントの香りと効果や、違いについて詳しく知りたい方はこちらを読んでみてください。)
スペアミントの効果・効能は?
スペアミントにも他のハーブと同様に様々な効能が見られるので、日常生活の中で活用することをおすすめします。ここでは覚えておきたい、スペアミントの効果と効能を紹介します。
①リラックス効果が香りにある
スペアミントの精油に含まれているカルボンは、鎮静作用があることで知られています。そのためスペアミントの精油を用いてアロマテラピーを行うと、リラックス効果が得られるのが特徴です。特にストレスによる疲労や不安、緊張を感じている時にスペアミントの精油を用いると、それらを和らげる効能が期待できます。
またスペアミントの鎮静作用は頭痛を和らげる、しゃっくりを止めることにも有効です。乗り物酔いや二日酔いで不快な症状がある、あるいは夏バテをしている時にも、スペアミントのリラックス効果が役立ちます。
竹内寿美恵
管理栄養士
スペアミントを継続的に使用することで睡眠の質が高くなると言われていますので、寝つきの悪い方は日常の中でスペアミントを活用してみましょう。
②口腔内を殺菌してくれる
スペアミントはガムや歯磨き粉に用いられることが多いですが、これは口腔内の殺菌作用を持っているからです。殺菌作用を持っているスペアミントが口腔内の様々な菌を除去し、その繁殖を押さえます。それが虫歯や口臭を抑制する効能につながっているのです。
またスペアミントの殺菌作用は、口腔内に留まるものではありません。スペアミントの精油は消毒薬としても使えるので、口腔内以外の傷などにも効果を発揮します。
③胃腸の働きをサポートする
スペアミントを用いたガムの注意書きに、「食べ過ぎるとお腹が緩くなることがあります」と書かれているものがあります。これはスペアミントに腸内に溜まっているガスを体外に排出し、すっきりさせる作用があるからです。
さらにスペアミントの精油には、平滑筋の弛緩作用があることも知られています。平滑筋は胃腸などを構成する筋肉ですが、この働きによって胃腸の筋肉の異常な収縮が原因となる痛みやけいれんを軽くしてくれます。胃腸の働きが悪い時や、胃腸が弱い場合などにもスペアミントはおすすめです。