16時間断食中に飲んでいい物は?コーヒー・牛乳・スムージはNG?効果的?
【栄養士監修】16時間断食ダイエットの飲み物は何であれば飲んでいいものでしょうか?今回は、16時間断食などオートファジーに効果的な飲み物の特徴や、〈牛乳・豆乳・スムージー〉などおすすめを、実際に断食をやっている私が紹介します。〈コーヒー・プロテイン〉など断食中に避けるべき飲み物も紹介するので参考にしてみてくださいね。
目次
16時間断食の飲み物で避けるべきなのは?
16時間断食中に飲む飲み物について、無糖あるいはノンカロリーであれば何でもよいと勘違いしている人も少なくないようです。しかし空腹時に飲むと、胃腸に負担をかける飲み物もあるので注意が必要です。ここでは、16時間断食中に避けた方がよい飲み物を紹介します。
①コーヒーなどカフェインを含む飲み物
・ダイエット効果:0点/10点
・デトックス効果:0点/10点
・飲み応え:10点/10点
コーヒーを含むカフェインが含まれている飲み物として、以下のものがあげられます。
・コーヒー
・玉露
・抹茶
・紅茶
・烏龍茶
・ほうじ茶
・玄米茶
・ココア
・栄養ドリンク
・紅茶
コーヒーなどに含まれているカフェインは覚醒作用以外に、利尿作用や脂肪分解作用があるほか、運動前に飲むことで筋肉の働きを促すなど、ダイエットに効果的な側面もあります。しかし16時間断食で空腹な時にコーヒーなどを飲むと胃が受ける刺激が強いだけでなく、カフェインの覚醒作用が強すぎることで頭痛やめまい、腹痛を感じる人もいます。
無糖であればカフェイン飲料を16時間断食中に飲んでもかまいませんが、それは食事をする8時間の中で飲む方が無難です。近年はデカフェのコーヒーやお茶も増えているので、ノンカフェインのものにすることをおすすめします。
②プロテイン
・ダイエット効果:4点/10点
・デトックス効果:4点/10点
・飲み応え:4点/10点
16時間断食を運動と併用して行っている人の中には、プロテインを飲んでいるケースもあるでしょう。しかし、ダイエット目的で16時間断食を行う場合は、プロテインの摂取はおすすめできません。プロテインはタンパク質でできているため、胃腸で分解するのに時間がかかるうえ、腸内環境のバランスを崩すリスクがあるからです。
16時間断食中も筋肉を落としたくない場合は、プロテイン飲料ではなく、アミノ酸食品を摂取することをおすすめします。アミノ酸食品にはデトックス効果があるうえ、筋肉を維持をサポートしてくれます。
③アルコール
・ダイエット効果:0点/10点
・デトックス効果:0点/10点
・飲み応え:8点/10点
16時間断食は食事内容に制限がないダイエット方法ですが、アルコールは種類を問わず避けましょう。これはアルコールの分解には時間がかかり、その際に体に必要なビタミンやミネラル、酵素といった栄養素が使用されてしまうからです。また16時間断食によって空腹な時にアルコールを飲むと、血中のアルコール濃度が上がるので健康にもよくありません。
どうしてもアルコールが飲みたい時には食事をする時間帯に摂取し、さらにアルコール度数の低いものにするのがおすすめです。そして代謝を促す意味でも、アルコールと同量の水を飲むことを意識しましょう。
④清涼飲料水
・ダイエット効果:0点/10点
・デトックス効果:0点/10点
・飲み応え:10点/10点
16時間断食を成功させたいなら、最も避けてほしい飲み物が清涼飲料水です。清涼飲料水には多量の砂糖が使われているため、自ずと摂取カロリーが上がります。また近年増えているノンカロリーの清涼飲料水も、炭酸の刺激によって食欲を増進させる働きがあるため、おすすめできません。
どうしても甘いものが飲みたい時には、果物のしぼり汁や100%のストレートジュースを、炭酸水で割って飲みましょう。ただし少量の炭酸飲料は、食欲を刺激するだけです。空腹をいやすために飲む場合は、1回に350~500mlを摂取して、食べ物は食べないことを徹底しましょう。
⑤牛乳(低脂肪乳)
・ダイエット効果:2点/10点
・デトックス効果:4点/10点
・飲み応え:8点/10点
栄養価の高い牛乳ですが、16時間断食中には避けた方がよいとされています。これは牛乳は意外にカロリーが高く、脂肪分も豊富だからです。牛乳のカロリーはコップ1杯200mlで、135kcalもあります。さらに牛乳は、糖質も決して低くありません。そのため空腹時に牛乳を飲むと、血糖値が上がりインスリンが分泌されるリスクがあります。
インスリンには脂肪を蓄える働きがあるため、空腹時の飲み物としては適していないと考えられます。さらに日本人は欧米人と違い、牛乳の糖質を吸収できない人も珍しくありません。空腹時に飲むことで胃腸に負担をかける可能性があるので、注意が必要です。(※9、10)