はちみつの栄養素と効能は?加熱はNG?効果を高める食べ方・レシピのおすすめを紹介!

【管理栄養士監修】はちみつに含まれる栄養素を知っていますか?今回は、はちみつの栄養成分・効能に加え、加熱OKか、など栄養成分を効率的に摂れる方法も紹介します。後半の食べる時の注意点は必見です。レシピも紹介するので、参考にしてみてくださいね。

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専門家監修 |管理栄養士・栄養士 竹本友里恵
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管理栄養士の国家資格を取得後、病院に勤務し献立作成や調理に携わる。現在はエンジニアとして働きながら、栄養サポートや栄養系メディアの記事監修など行っています。...
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管理栄養士の国家資格を取得後、病院に勤務し献立作成や調理に携わる。現在はエンジニアとして働きながら、栄養サポートや栄養系メディアの記事監修など行っています。最近はスポーツ栄養にも興味あり。趣味はフラワーゼリーなどのお菓子作りや写真です。幼少期から高校まで過度な野菜嫌いと偏食だった経験があり、食事によって身体の調子が良くなる事を体感したことから管理栄養士を目指す。正しい知識を学び、楽しい人生を送りましょう!よろしくお願いします。

目次

  1. はちみつはどんな食材?栄養ある?
  2. 蜂蜜の種類
  3. はちみつが栄養豊富な理由
  4. はちみつの甘さは砂糖の3倍
  5. はちみつの栄養素と効果・効能
  6. ①殺菌効果
  7. ②保湿・美肌効果
  8. ③単糖類でエネルギー補給に最適
  9. ④高血圧を防止する
  10. ⑤二日酔いの防止
  11. はちみつの栄養成分を効率よく摂取するには?
  12. ①加熱せずに食べる
  13. ②非加熱・純粋はちみつを購入する
  14. はちみつが結晶化しても栄養ある?賞味期限は?
  15. はちみつに賞味期限はない
  16. 結晶化しても栄養価は変化しない
  17. はちみつを食べる際の注意点は?
  18. はちみつを食べ過ぎない
  19. 赤ちゃんにはちみつを食べさせるのは危険
  20. はちみつの取り出しに金属スプーンは使わない
  21. はちみつの栄養がとれるレシピのおすすめ
  22. ①はちみつレモン
  23. ②はちみつレモンゼリー
  24. ③ホットケーキ
  25. はちみつは栄養豊富な食材

はちみつは単糖類と呼ばれる、それ以上分解されない糖類でほとんどが出来ています。そのためご飯やパンなどのように、体内で分解してから吸収しなければいけない栄養素の食品に比べて、はちみつは素早くエネルギーとして吸収されます。そのため、はちみつはスポーツなどのエネルギー補給に最適な食品です。

竹本友里恵

管理栄養士

はちみつに含まれる糖分は、血糖値が上がりにくい果糖が約半分を占めています。果糖は吸収速度が通常の糖分(ブドウ糖)の約半分で、吸収によって血糖値が急激に上昇するのを抑え、血糖値を下げるインスリンが過剰に働くのを防ぎます。インスリンが働きすぎると、糖尿病になったり他にも様々な合併症を引き起こしてしまうので、砂糖よりはちみつを選択して血糖値を安定させれるようにしましょう。

④高血圧を防止する

はちみつには沢山のミネラル類が含まれています。その中でも特に多く含まれているカリウムは、取り過ぎた塩分を体外に排出する効能があり、これによって血圧を下げる効能も期待でき、高血圧の防止に一役買ってくれる貴重な食材です。

⑤二日酔いの防止

アルコールの分解は肝臓で行われますが、大量にアルコールを摂取することにより、本来肝臓で行われている血糖値をコントロールする役割が果たせなくなります。すると、肝臓は糖を新たに作り出すことができなくなり、低糖状態でぼーっとしてしまします。そこで、はちみつに含まれる吸収率の高いブドウ糖で低糖状況を解消してあげましょう。


さらに、はちみつに含まれるビタミンB2は脂肪分解の効能もあるため、飲み過ぎ・食べ過ぎてしまった時にはとても強い味方です。

はちみつの栄養成分を効率よく摂取するには?

はちみつは栄養豊富で、ビタミンやミネラルなどの体に良い成分を多く含んでいます。しかしその栄養成分を効率よく体に吸収させるためには、2点気を付けなければいけないことがあります。その注意点に気を付ければ、はちみつのビタミンとミネラルを減少させることなく摂取できるので参考にしてください。

①加熱せずに食べる

はちみつに含まれているビタミンやミネラルは熱に弱く、加熱してしまうと栄養素が壊れてしまいます。また、加熱でなく熱いものに入れるだけでも、ビタミンやミネラルの栄養素が壊れてしまいます。はちみつ湯やゆずはちみつを作る際は、熱すぎると壊れてしまうため、45度位まで冷ましてからはちみつを入れてください。

②非加熱・純粋はちみつを購入する

はちみつは熱に弱い栄養素を多く含んでいます。そのため、購入時は非加熱で販売されているはちみつを購入しましょう。また、甘さをプラスするために糖分を足している加工品もあるため、加工されていない純粋はちみつがおすすめです。ただし、純粋はちみつの中には加熱されているはちみつも混ざっていることもあります。

効率のよい栄養摂取のために、はちみつは『非加熱』かつ『純粋』のはちみつを購入するようにしましょう。

竹本友里恵

管理栄養士

はちみつにも様々な種類がありますが、何も添加物などを加えていない”純粋蜂蜜”で、加熱処理などをして栄養を壊してない”非加熱処理”のものがおすすめです。スーパーなどで販売されているはちみつは、人工的に水飴やブドウ糖を混ぜた”加糖はちみつ”が多いです。はちみつの含有量の重さが60%以上であれば”はちみつ類”として販売することができることから、国産やはちみつと書かれていても、気をつけるようにしましょう。

はちみつが結晶化しても栄養ある?賞味期限は?

はちみつの結晶化とは、はちみつが白く固まってしまうことです。結晶化してしまったはちみつは問題なく食べれるのか、はちみつに賞味期限はあるのかを紹介します。

はちみつに賞味期限はない

基本的にはちみつは強い殺菌力を持っており、腐ることがないため賞味期限は実質ありません。しかし国内で売られているはちみつには賞味期限の記載があります。これは法律で賞味期限を設けることが義務づけられているためです。いくら強い殺菌力を誇り賞味期限がないとはいえ、それは適切な保管が必要です。

・常温保存
・直射日光の当たらない涼しい場所
・容器の蓋をキチンと閉める
・はちみつを取り出す際のスプーンは清潔に


以上4点を気を付けましょう。また腐らないのは、天然の純生はちみつの話のため、人工的に加工されたはちみつの場合はこの限りではないので注意してください。

(*はちみつの賞味期限について詳しく知りたい方はこちらの生地を読んでみてください。)

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