たこの栄養成分や効果・効能は?プリン体など食べ過ぎの注意点も紹介!

【管理栄養士監修】たこに含まれる栄養素を知っていますか?たこは栄養豊富で体に良い食材と言われています。今回は、〈タンパク質・タウリン〉などたこの栄養成分・効能に加え、〈プリン体〉など食べる際の注意点も紹介します。旬・種類やカロリーなども紹介するので、参考にしてみてくださいね。

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専門家監修 |管理栄養士・栄養士 竹本友里恵
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管理栄養士の国家資格を取得後、病院に勤務し献立作成や調理に携わる。現在はエンジニアとして働きながら、栄養サポートや栄養系メディアの記事監修など行っています。...
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管理栄養士の国家資格を取得後、病院に勤務し献立作成や調理に携わる。現在はエンジニアとして働きながら、栄養サポートや栄養系メディアの記事監修など行っています。最近はスポーツ栄養にも興味あり。趣味はフラワーゼリーなどのお菓子作りや写真です。幼少期から高校まで過度な野菜嫌いと偏食だった経験があり、食事によって身体の調子が良くなる事を体感したことから管理栄養士を目指す。正しい知識を学び、楽しい人生を送りましょう!よろしくお願いします。

目次

  1. たこはどんな食材?
  2. たこの旬
  3. たこの種類
  4. たこのカロリー・糖質
  5. たこの栄養成分と効果・効能
  6. ①タンパク質
  7. ②タウリン
  8. ③ビタミンE
  9. ④ビタミンB12
  10. ⑤ミネラル類(亜鉛・マグネシウム・リンなど)
  11. たこを食べる際の注意点は?
  12. たこはプリン体が多いので食べ過ぎない
  13. たこは栄養豊富な食材

たこはどんな食材?

たこは日本の食卓に欠かせない海の食材です。日本では寿司に刺身、カルパッチョ、揚げ物、たこ焼き等々様々な料理で食べられています。たこは日本だけでなく、アジアやメキシコ、地中海沿岸地域など世界中で愛されています。

たこの旬

たこの旬は、この種類と産地によって異なります。例えば、みずだこは主に夏が旬ですが、一年中水揚げされ市場に出回っています。真だこは、瀬戸内海周辺で獲れるものは6月~9月、東北の三陸地方で獲れるものが11月~1月が旬となっています。いいだこは産卵期を迎える12月~3月にかけてが旬です。

(*たこの旬について詳しく知りたい方はこちらの記事も読んでみてください。)

タコの旬の時期・季節はいつ?種類で違う?選び方・栄養価や食べ方も紹介!

たこの種類

たこは実はたくさんの種類があり、日本近海に限っても50種以上が存在しています。そんな中、食されているのは主に以下の3種類のたこになります。

・真だこ
・みずだこ
・いいだこ

真だこは私たちにとって最も身近なたこ。スーパーで販売されているゆでだこの多くが真だこです。みずだこは真だこよりも大きく歯ざわりが良く食べやすいので、お刺身でよく食されます。いいだこは真だこに比べ小さいサイズになります。モロッコからの輸入が多い種類で、丸ごと調理されることも多いです。

竹本友里恵

管理栄養士

たことイカは低カロリー、低脂質、低炭水化物で高タンパク質の魚介類で、食生活やダイエットを気にしてる人にとって魅力的な食材です。栄養価を比較すると、どちらも亜鉛や鉄分、タウリンが多く含まれます。加工の仕方によっては消化不良を起こしやすい食材でもあるので、一度に多くの量を食べすぎないようにしましょう。

たこのカロリー・糖質

カロリー 糖質量
生たこ 76kcal 0.1g
茹でたこ 99kcal 0.1g

たこは全般的にカロリーが低く、糖質がほとんど含まれていないヘルシーな食材です。ただし、真だこのうち生だことゆでだこは、若干ゆでだこのほうがカロリーが高いことがわかります。カロリーが少しでも気になる人は生だこを食べるほうがいいでしょう。また、糖質量はどちらもかなり低く、糖質が気になる方でも安心です。

たこの栄養成分と効果・効能

カロリー76kcal
水分81.1g
タンパク質16.4g
糖質0.7g
食物繊維0g
脂質0.7g

※1日の摂取量は成人男性の目安です
※含有量は日本食品標準成分表を参照しています(※1)

カロリーと糖質が少なくヘルシーなたこですが、栄養は多く含まれているので体の健康のためにおすすめできる食材です。ここからはどんな成分がたこに含まれているかを、見ていきましょう。

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