ホエー(乳清)とは?栄養価・効能や作り方は?使い道・レシピのおすすめも紹介!

【管理栄養士監修】ホエーを知っていますか?栄養は含まれているのでしょうか?今回は、ホエーの栄養成分や美容効果・効能に加え、作り方や使い方・使い道のおすすめもレシピとともに紹介します。ホエーの保存方法も紹介するので参考にしてみてくださいね。

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専門家監修 |管理栄養士・栄養士 シェルファ
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管理栄養士、フードコーディネーター3級、食生活アドバイザー2級。大学卒業後、管理栄養士として大手給食会社の社食調理、アレルギークリニックでの栄養指導を経て、...
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管理栄養士、フードコーディネーター3級、食生活アドバイザー2級。大学卒業後、管理栄養士として大手給食会社の社食調理、アレルギークリニックでの栄養指導を経て、現在は保育園の献立作成・発注をしています。料理が趣味で3年前からブログを運営し、Instagramでもレシピを公開中。雑誌レシピの監修や企業様案件のレシピ監修などを行っています。簡単・時短をモットーにしたおうち居酒屋レシピも得意です。よろしくお願いします!

目次

  1. ホエー(ホエイ・乳清)とは?
  2. ヨーグルトの上澄にできる白く半透明な液体
  3. ホエーは牛乳に劣らない栄養成分もある
  4. ホエーの栄養成分や効能は?美容効果あり?
  5. ①たんぱく質(ホエイプロテイン)
  6. ②アミノ酸
  7. ③カルシウム
  8. ④ビタミン
  9. ⑤ミネラル
  10. ⑥乳酸菌
  11. ホエーの作り方は?どうやったら作れる?
  12. ①水切りヨーグルトを作る過程で作れる
  13. ②カッテージチーズを作る過程で作れる
  14. ③豆乳ヨーグルトを作る過程で作る
  15. ホエーの使い方・使い道のおすすめは?【レシピ】
  16. ①そのまま飲む
  17. ②リコッタチーズを作る
  18. ③おからとホエー入りノンオイルスコーン
  19. ④だし醤油とホエーの炊き込みご飯
  20. ⑤ホエー入りドレッシング
  21. ホエーの保存方法・期間は?
  22. ①常温保存はNG
  23. ②冷凍・冷蔵で保存する
  24. ホエーは栄養豊富な液体だった

ホエー(ホエイ・乳清)とは?

ホエーは日本語では乳清と呼ばれていますが、どのようなものなのでしょうか。ここでは、ホエーの正体について詳しく説明します。

ヨーグルトの上澄にできる白く半透明な液体

ホエーとは、乳から乳脂肪や乳たんぱく質の一種のカゼインを取り除いた半透明の液体のことです。ヨーグルトは乳酸菌によって作られた乳糖によって、牛乳を発酵させて作ります。これが時間が経つことで分離し、できた上澄みの液体がホエーです。ヨーグルトやチーズを作るときにホエーは大量にでき、酸味のある味が特徴です。

以前は廃棄されることが多かったホエーですが、近年高い栄養価があることがわかり、注目されています。そのため分離してしまったヨーグルトはよく混ぜて、ホエーの栄養成分も一緒に摂取するようにしましょう。

ホエーは牛乳に劣らない栄養成分もある

ホエーは乳脂肪分と乳たんぱく質のカゼインが取り除かれているので、牛乳に比べると脂肪やたんぱく質の量は少なくなります。しかし、炭水化物(乳糖)やカルシウムなどのミネラル・ビタミンなどの栄養成分はほとんど牛乳と劣らない量を含んでいます。栄養豊富なホエーは健康効果が高いと言えるでしょう。

笹野美緒

管理栄養士

ラクトグロブリン、ラクトアルブミンなどさまざまなたんぱく質が含まれていて、これらのたんぱく質は肉や魚に含まれるものよりも吸収されやすいのが特徴です!

ホエーの栄養成分や効能は?美容効果あり?

100gあたり カロリー 糖質 タンパク質 脂質
ホエー 26kcal 5g 0.9g 0.4g

※含有量は日本食品標準成分表を参照しています(※1)

ホエーのカロリー・糖質・たんぱく質・脂質は上記の通りです。ホエーは低脂肪、低カロリーであることが特徴で、ダイエット中の人におすすめです。また、他にも様々な栄養素がホエーに含まれています。そこでホエーの主な栄養成分、効能について詳しく説明します。

①たんぱく質(ホエイプロテイン)

ホエーのたんぱく質にはβ-ラクトグロブリン・α-ラクトアルブミン・免疫グロブリン・ウシ血清アルブミン、母乳に含まれるラクトフェリンなどの成分が含有されているようです。

これらのたんぱく質には免疫力をアップさせたり、抗炎症作用・鎮痛・鎮静作用など享受できる効能は数多くあります。その一つに美容効果があり、ニキビなどの肌荒れを防止し、美白・美肌作りにも貢献してくれます。ホエイプロテインは最強のたんぱく質と言われ、サプリメントとして使われるほどです。(※2)

笹野美緒

管理栄養士

美容効果は個人差が大きいです。ホエイプロテインの過剰摂取により肌荒れしてしまう場合もあるので、肌の調子をみながら摂取量を調整することが大切です。

②アミノ酸

ホエーに含まれるたんぱく質には必須アミノ酸がバランスよく含まれています。必須アミノ酸は、人間の筋肉を構成しているたんぱく質をつくる重要な成分で人間の体の中で作り出すことのできないものなので、食べ物からの摂取が必要です。ホエーに含まれるアミノ酸は吸収が良いのが特徴で、丈夫な筋肉づくりに役立ちます。(※3)

③カルシウム

チーズや牛乳などの乳製品といえばカルシウムが豊富なイメージがありますが、ホエーも同様にカルシウムが豊富で、牛乳とほぼ同量です。カルシウムは骨や歯を作る役割の他に、血液凝固作用や筋肉の収縮を助ける働きもあります。

美容効果としては肌の保湿成分を活性化させることで美肌に導いたり、睡眠誘引作用があるため、寝ている間に肌細胞の修復を進めてくれます。(※4)

④ビタミン

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