冷凍ミックスベジタブルの栄養価は高い？低い？生野菜と比較して紹介！

加工の過程で急速冷凍していることも、栄養価が比較的高い理由です。野菜を冷凍すると、内部の氷の結晶が凍結時に膨張する影響で細胞が傷つき、栄養素が流出しやすくなります。しかし、冷凍ミックスベジタブルは急速冷凍を行っているため、細胞が傷つきにくく栄養素の流出も最低限に抑えられています。

（＊冷凍野菜の栄養価が高い理由について詳しく知りたい方はこちらを読んでみてください。）

冷凍ミックスベジタブルは栄養価があることが分かりましたが、その他にもメリットはあるのでしょうか。ここからは、冷凍ミックスベジタブルの栄養価以外のメリットについて解説します。

便利な冷凍ミックスベジタブルの栄養価を逃さないためには、どのように調理するのがいいでしょうか。ここからは、冷凍ミックスベジタブルの栄養価を逃さない調理法について詳しく説明します。

冷凍ミックスベジタブルを解凍するときに素材から水分が出てしまうと、その水分とともに水溶性ビタミンやミネラルが流れ出てしまい、食感も悪くなります。自然解凍はせずに凍ったままの状態でフライパンや鍋で調理することで栄養が流出しづらく、さらにおいしさも保てます。

ブランチング処理されている冷凍ミックスベジタブルは、すでに7～8割は熱が入っている状態なので、生野菜と同じ時間加熱をすると歯ごたえがなくなるだけでなくおいしさも半減してしまいます。冷凍ミックスベジタブルを調理するときの火加減は強火で軽く加熱するにとどめるなど、加熱しすぎないことがポイントです。

おひたしなどサラダに使う場合は、凍ったまま茹でてしまうと加熱のしすぎで歯ごたえがなくなってしまうだけでなく、栄養が流れ出てしまう恐れがあります。そこで電子レンジ500Wで20～30秒加熱する低温解凍をすることで、素材から水分も出にくく栄養価が保たれるだけでなく、歯ごたえも残るためおいしさも保つことができます。