とんかつがダイエット向きな理由とは?食べる部位・食べ合わせのおすすめも紹介!
【管理栄養士監修】ダイエット中にとんかつがおすすめな理由を知っていますか?今回は、ダイエット中にとんかつを食べるメリットやダイエット中の太りにくい食べ方を紹介します。食べ合わせのおすすめや低カロリー・ヘルシーレシピも紹介するので参考にしてみてくださいね。
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とんかつが食べたい…。実はダイエット・健康に良い?
揚げ物の一種であるとんかつは、ダイエット中には控えたいメニューのイメージがありますが、実はダイエット・健康に良いとの噂もあります。本当にとんかつはダイエットや健康に良いのかどうかを説明する前に、まずはとんかつのカロリーと糖質をみていきましょう。(※1)
とんかつのカロリー・糖質をみてみよう
カロリー | 糖質 | |
とんかつ(ロース) | 608kcal | 12.3g |
とんかつ(ヒレ) | 524kcal | 18.9g |
※含有量は日本食品標準成分表を参照しています(※2)
この表は、1人前135gあたりロースのとんかつとヒレのとんかつのカロリー・糖質量を比較したものです。豚肉は部位によりカロリーが異なり、表面に脂の層がついているロースと全体的に脂肪が少ないヒレでは約130kcal程カロリーに違いがあります。
しかし、ロースはヒレよりも糖質量が少ないので、糖質制限をしている場合にはロースを選ぶと良いでしょう。逆に、脂質量やカロリーが気になる場合にはヒレを選ぶのがおすすめです。
広口 みどり
管理栄養士
豚肉は部位により、かなりカロリーや脂質量が変わります。最もヘルシーなのはヒレですが希少な部位のため価格も高いので、炒め物などする際は、赤身の多いもも肉もおすすめですよ。
とんかつをダイエット中に食べるメリットは?
1人前あたりロースは608kcal、ヒレは524kcalといずれもカロリーは高めなとんかつですが、ダイエット中に食べるメリットはどのようなところなのでしょうか。ここでは、とんかつをダイエット中に取り入れるメリットを説明します。
①とんかつは腹持ちが良い
揚げ物であるとんかつは、高カロリーな食べ物であることは事実ですが、腹持ちが良い為間食や食べすぎを防ぐことができるのがメリットです。成人男性の1日当たりの摂取カロリーの目安は2200kcal程度ですが、とんかつはご飯や味噌汁などと合わせても800kcal前後なので、他の食事に注意すればダイエット中でも食べられます。
②豚肉はビタミンB1が豊富に含まれる
とんかつを作る時に使う豚肉には、糖質をエネルギーに変える働きを持つビタミンB1が豊富に含まれているため、代謝の向上に役立ちます。その分量は、ロースだと100gあたり0.63mg、ヒレだと0.98mgと、数ある食品の中でも含有量は大変多いです。
また、ビタミンB1には疲労回復の効果も期待できるので、豚肉を使うとんかつはダイエット中にはメリットの多いメニューと言えます。(※3)
(*豚肉の栄養素と効能について詳しく知りたい方はこちらを読んでみてください。)
③作り方を工夫すればカロリーを抑えられる
とんかつは腹持ちもよくダイエットに役立つ栄養も含んでいると分かっても、カロリーの高さが気になる人もいるでしょう。そのような場合には、作り方を工夫すればカロリーを抑えられるのもとんかつがダイエットに役立つ理由です。少量の油で揚げ焼きしたりグリルで焼いたりするなどして衣に油が吸収されないよう工夫すれば、カロリーは大幅に減らせます。