とんかつがダイエット向きな理由とは?食べる部位・食べ合わせのおすすめも紹介!
【管理栄養士監修】ダイエット中にとんかつがおすすめな理由を知っていますか?今回は、ダイエット中にとんかつを食べるメリットやダイエット中の太りにくい食べ方を紹介します。食べ合わせのおすすめや低カロリー・ヘルシーレシピも紹介するので参考にしてみてくださいね。
目次
腹持ちがよくビタミンB1が豊富に含まれるとんかつはダイエットにメリットがありますが、食べ方を気を付けるだけでよりダイエット向きの料理になります。そこでここでは、ダイエット中には、とんかつをどのようにして食べたらいいのか解説します。
①部位はロースよりヒレを選ぶ
ダイエット中のとんかつの部位は、ロースよりヒレを選ぶのがおすすめです。糖質はヒレが18.9g、ロースが12.3gとロースの方が低いものの、カロリーはロースの方が約130kcal高く、脂質も約14g程の差があります。糖質をできるだけ制限したいなどの理由がないのであれば、ヒレの方がダイエット向きと言えるでしょう。
(*ロースカツとヒレカツの違いについて詳しく知りたい方はこちらを読んでみてください。)
広口 みどり
管理栄養士
ジューシーなロースとんかつがどうしても食べたい!という方は、脂身の固まり部分を取り除いて召し上がってくださいね。
②大根おろしを一緒に食べる
大根おろしを一緒に食べるのも、おすすめの食べ方です。大根おろしには、糖質、タンパク質、脂質に対応する食物酵素が含まれており、消化を助ける働きを持っています。腸の動きを活発にする以外にも脂肪をつきにくくする効果もあるので、ダイエット中には積極的に摂り入れたい食材です。(※4)
③良い油で揚げる
とんかつを揚げる時には、揚げ油にも気を使うようにしましょう。とんかつは揚げ物であることに変わりはないので、油の種類によっては健康に悪影響を与えます。可能であれば血中コレステロールを抑えたり、脂肪をつきにくくしたりといった健康効果を謳っている、特定保健用食品に指定される油を使って揚げるのがおすすめです。
広口 みどり
管理栄養士
酸化した油は身体にとって有害な物質になります。同じ油を何度も使いまわしたり、空気や光、熱により酸化が早まります。保管にも注意しましょう。
④よく噛んで食べる
ダイエット中には、よく噛んで食べることが大切です。よく噛む事で、満腹中枢が刺激され満腹感を感じやすくなります。また、満腹中枢は食事開始から15分程度経たないと働き始めないので、よく噛んでゆっくり時間をかけて食べるようにすると適度な量で満足できるでしょう。(※5)
とんかつのダイエット向きの食べ合わせは?
豚肉の部位や揚げ油を気を付けることで、ダイエットをしていてもとんかつは食べられることがわかりました。ここでは、よりダイエット効果を上げるとんかつと食べ合わせのいい野菜を紹介します。
①キャベツ・きのこ類
食物繊維が豊富なキャベツやきのこは、便秘解消の効果や食後の血糖値の上昇を緩やかにしてくれる効果があります。一緒に食べることでとんかつを食べた際の脂肪の蓄積を防ぎ、便秘解消などによって痩せやすい体質づくりにも役立つでしょう。さらに食物繊維は噛み応えもあり、お腹に溜まりやすいので満足感が高まる効果も期待できます。(※6)
②大根おろし
前述した通り、大根おろしもとんかつに合わせると良い食材です。前述したアミラーゼの他にも、イソチオシアネートと呼ばれるカロリー消費を促す成分も含まれており、代謝の向上によって痩せやすくなります。ただし、おろしてから時間が経つとダイエットに役立つ成分が減ってしまうので、食べる直前におろすようにするのがポイントです。