野菜一日これ一本は体に悪い&まずいって本当?噂の真偽や効果を引き出す飲み方も紹介!
【管理栄養士監修】野菜一日これ一本が体に悪いしまずいと言われることがありますが、本当でしょうか?今回は、野菜一日これ一本が体に悪い・飲む意味がないと言われる理由に加え、「まずい」かどうか飲んだ人の口コミを紹介します。野菜一日これ一本にある栄養素・効能や、効果的な飲み方も紹介するので参考にしてみてくださいね。
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- 野菜一日これ一本はまずいし体に悪い?本当なの?
- 野菜一日これ一本が体に悪い・意味ないと言われる理由は?
- ①水溶性ビタミンが失われている
- ②不溶性食物繊維が失われている
- ③カロリー・糖質が案外高い
- ④外国産の野菜を多く使用している
- ⑤飲みすぎると肌が黄色くなる
- 野菜一日これ一本はまずい?口コミを調査!
- 野菜一日これ一本をまずいと思う人の意見
- 野菜一日これ一本は美味しい・普通だと思う人の意見
- 野菜一日これ一本は飲むメリットも?どんな栄養素・効果がある?
- ①脂溶性ビタミンは残っている
- ②β-カロテンは吸収率が生野菜より高い
- 野菜一日これ一本の効果的な飲み方は?
- ①朝食に飲む
- ②体調が悪い時に飲む
- ③おやつ代わりに飲む
- 野菜ジュースの美味しい&健康的な商品のおすすめは?
- 1日分の野菜(100円)
- 野菜一日これ一本のメリット・デメリットを知って飲もう
野菜一日これ一本はまずいし体に悪い?本当なの?
普段から野菜不足が気になっている方のなかには、野菜ジュースで不足分を補おうと考えている方もいるでしょう。スーパーやコンビニには様々な野菜ジュースが並んでいますが、その一つである野菜一日これ一本は「体に悪い」「まずい」といった口コミもあるようです。今回は野菜一日これ一本が本当に体に悪いのかを口コミも合わせて紹介します。
(*野菜ジュースが体に悪いといわれることについて詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
野菜一日これ一本が体に悪い・意味ないと言われる理由は?
価格や含まれている栄養がそれぞれ違う野菜ジュースですが、野菜一日これ一本が体に悪い、飲んでも効果がないと言われる理由にはどんなものがあるのでしょうか。ここでは野菜一日これ一本が体に悪く、効果がないと言われる理由を5つ紹介します。
①水溶性ビタミンが失われている
野菜一日これ一本などの野菜ジュースの多くは、製造の過程で加熱処理が施されます。野菜には加熱すると失ってしまう栄養素が存在し、その代表的なものがビタミンCなどの水溶性ビタミンです。野菜一日これ一本の栄養表記を見るとビタミンCの記載はなく、加熱処理でほとんど失われています。そのため、ビタミンCの不足を補える効果は見込めません。(※1)
②不溶性食物繊維が失われている
製造中の処理で失われる栄養素としては、不溶性食物繊維も挙げられます。不溶性食物繊維は腸内環境を整える効果を持ちますが、野菜一日これ一本を含む野菜ジュースは野菜の搾りかすを取り除いて作るため、不溶性食物繊維がほとんど含まれていません。
しかし、水に溶ける性質を持つ水溶性の食物繊維は残っているため、便通の改善等に一定程度の効果を期待してもよいでしょう。(※2)
③カロリー・糖質が案外高い
野菜ジュースは、飲みやすくするためにフルーツを入れたり砂糖を足したりしていることが一般的です。野菜一日これ一本もフルーツジュースを加えて作られており、その影響で案外カロリーや糖質が高いことがデメリットです。ダイエット目的で食事の代わりに野菜ジュースを飲む方もいますが、カロリーや糖質の高さを考えるとあまりおすすめはできません。
(*野菜ジュースの糖質について詳しく知りたい方はこちらを読んでみてください。)
④外国産の野菜を多く使用している
野菜一日これ一本は野菜をふんだんに使っていながら1本110円という価格なので、野菜を買うよりも安く済みます。しかし、この安さの理由には、国産よりも安価な外国産の野菜を使用していることが挙げられます。外国産の野菜は農薬の使用量の基準が日本と違うことから残留農薬の混入も否めず、体に悪いと言われることがあるようです。
⑤飲みすぎると肌が黄色くなる
野菜一日これ一本などの野菜ジュースを飲みすぎると肌が黄色くなるという話もありますが、これに関しては一時的なものなので心配はいりません。みかんを食べすぎた時に手足が黄色くなる柑皮症という症状が現れるように、野菜ジュースも飲みすぎると野菜の色素が皮膚に沈着することがあります。
心配な場合は飲む量を減らしたり、しばらく飲むのをやめたりといった対応をしましょう。(※3)
広瀬陽香
管理栄養士
野菜ジュースは完璧ではありません。ジュースよりも実際の野菜の方が優れていることは間違いありません。どうしても野菜がとれない場合等に「なにもとらないよりは良い」というスタンスで「補助的に」使用するという意味合いで使っていただけると良いでしょう。