ツナ缶の油は体に悪い?いい?簡単な切り方や捨てない場合の活用レシピを紹介!
【管理栄養士監修】ツナ缶の油はどう処理していますか?実は油は体にいい栄養素があり、捨てるのはもったいないという声があります。今回は、ツナ缶の油は体にいい・悪いどっちなのか、太る原因にならないのか、などカロリー・脂質など成分を見つつ紹介します。ツナ缶の油の切り方・捨て方や、捨てない場合の使い方・活用レシピも紹介するので参考にしてみてくださいね。
目次
- ツナ缶の油の処理ってどうしてる?捨てる?
- そもそもツナ缶が油に漬けられている理由って?
- ツナ缶の油を捨てるのはもったいない?その理由とは?
- ツナ缶の油には体にいい栄養素が溶け込んでいるとされているため
- ツナ缶の油を飲むのは体に悪いという声も?その理由は?
- ①高カロリーで太る原因になりうる
- ②肥満の原因になる「リノール酸」を多く含む
- ③栄養素がそもそもさほど溶け込んでいないと疑われている
- ツナ缶の油の切り方・捨て方は?
- ①ツナ缶の蓋で油を押し出す
- ②ツナ缶の油を別容器に移す
- ③ツナ缶の油切り専用グッズを使用する
- ツナ缶の油を切らない場合の使い方・活用レシピ
- ①ツナ缶と白菜のうま煮
- ②ツナのチャーハン
- ③ツナ缶で作るにんじんしりしり
- ツナ缶の油の使い過ぎには注意!
②肥満の原因になる「リノール酸」を多く含む
ツナ缶の油にはオメガ6系脂肪酸であるリノール酸が多く含まれているのが特徴ですが、リノール酸は菓子パンやマヨネーズなどに含まれる成分でもあります。肥満の原因にもなり得るため、取り過ぎは良くないと言えるでしょう。逆にDHAやEPAのような油にはオメガ3系の油であり、動脈硬化や脳卒中のリスクを軽減するため積極的に摂取した方が良いです。(※6、7)
③栄養素がそもそもさほど溶け込んでいないと疑われている
ツナ缶のツナにはDHAやEPAなどの栄養素が多く含まれていますが、油に関しては栄養素がそもそもさほど溶け込んでいないと疑われているのも事実です。このため、身の部分はしっかり食べたとしても油は積極的に摂取する必要が無いと言われていることも頭に入れておきましょう。
ツナ缶の油の切り方・捨て方は?
ここまでの説明を踏まえた上で、ツナ缶の油は高カロリーで太るリスクがあるため、捨てたいと考える人もいるでしょう。ここでは、ツナ缶の油の上手な切り方や捨て方について紹介します。
①ツナ缶の蓋で油を押し出す
ツナ缶の油を切る方法として一般的なのは、蓋を使用して油を押し出す方法です。
1.ツナ缶の蓋を半分くらい開ける
2.もう一度閉め、手で押さえながら逆さまにする
3.逆さまにして出てきた油を容器などに移す
ツナ缶の他に特別な道具や容器も必要ないため、この方法で油を切る人も多いでしょう。手で押さえる時に力を入れれば、しっかりと油を切ることが出来るため、カロリーオフが可能です。ただし押さえつけすぎると蓋が外れて中身が跳ねる可能性もあるので注意してください。
②ツナ缶の油を別容器に移す
ツナ缶とは別の容器を使用することでツナ缶の油を切る方法もあります。
1.ツナ缶のプルトップを少し開ける
2.ツナ缶を逆さまにして、プルトップを引っかけるようにし別容器に油が垂れるようにする
3.そのまま数分放置する
このようにすることで自分の手を汚さずに上手にツナ缶の油を切ることが出来ます。開けた後に放置しておけば良いので、調理の最初の時点でセットしておくのも良いでしょう。なお、プルトップを開けすぎると中身も出てしまうので、開けすぎには注意してください。
③ツナ缶の油切り専用グッズを使用する
ツナ缶の油をしっかりと切りたい人には油切り専用グッズを使う方法もおすすめです。
1.ツナ缶の蓋を開ける
2.ツナ缶の油切り専用グッズをツナに押しつけ、油を別容器に入れる
グッズを使用することで、油を十分に切れるのがポイントです。この油切り専用グッズは水煮のツナ缶の水を切る際にも使うことができ、100円ショップなどでも手に入れられるので、ツナ缶を使う頻度が高い場合にはお店でチェックしてみてください。
管理栄養士ももマミー
管理栄養士
離乳食の中期~後期で使用する場合やカロリーをしっかりコントロールしたい方は、上から熱湯をかけるとより油を落とすことができますよ!
ツナ缶の油を切らない場合の使い方・活用レシピ
ツナ缶の油を切らない場合、どのようにツナ缶を調理すると良いのでしょうか。ここではツナ缶の油も一緒に活用するいくつかのレシピを紹介するので参考にしてみてください。