オートミールは消化に悪い？かかる時間は？正しい食べ方を紹介！

（＊オートミールで下痢になる原因・対処法について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。）

オートミールは消化にあまり良くない食べ物だと分かりましたが、胃腸炎や風邪などの病気をした際は摂取を避けた方が良いのでしょうか。ここでは、病気の時にオートミールを食べても良いのかどうかを見ていきましょう。

胃腸炎や風邪のような病気の際は、体に栄養素をしっかり取り込む必要があるので、消化の良い食べ物を摂取することが推奨されています。そのため、オートミールのように消化しにくい食べ物は、体調の悪い時にはあまりおすすめできません。また、病気の際は通常より胃腸の機能が弱っている場合もあるので、消化不良や下痢などのトラブルも起こしやすいでしょう。

栄養価の高いオートミールをお粥の代わりに食べる人も多いようですが、体調の悪い時はオートミールより消化の良い白米の方がおすすめです。どうしてもオートミールを食べたい場合は、白米に少し混ぜてお粥状にすると、胃腸への負担が軽減できるでしょう。

消化が悪いと言われるオートミールですが、ダイエットや健康維持のために食事に取り入れたい人も多いでしょう。消化不良や下痢などを起こさずに、オートミールを摂取する方法はあるのでしょうか。ここでは、オートミールの正しい食べ方について紹介します。

食物繊維の過剰摂取を防ぐためには、オートミールの摂取量を1食あたり30gまでに抑えるのがおすすめです。乾燥した状態のオートミールは30gだと少なく見えますが、水と一緒に煮込んで十分に膨らむと、お茶碗1杯分ほどの重量になります。それだけでは物足りない場合は、白米を加えて調整する方法がおすすめです。

また、オートミールに卵やチーズなどを加えて煮込むとタンパク質や脂質を摂取できて栄養バランスが良くなり、腹持ちや満足感も増すでしょう。なお、1食あたりのオートミールを30gに抑えても下痢などの症状が出る場合は、煮込み時間を長くするか半量をご飯にするなどして調節して下さい。（※3、4）

（＊オートミール30gはどれくらいかについて詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。）

夜にオートミールを食べると、眠りに就く時間までに消化しきれず、胃もたれや消化不良などを起こしやすくなります。食べ物が未消化のまま腸へ運ばれると、腸内環境が悪化すると言われているので、普段から下痢や便秘を起こしやすい人は特に注意しましょう。

なお、どうしても夜にオートミールを食べたい場合は、眠る4～5時間前には食べるようにして下さい。食べ物の消化には通常3時間ほどかかると言われていますが、オートミールのように消化に時間がかかる食べ物の場合は少し長めに見積もりましょう。（※5）

オートミールを食べる際は、必ず水分を含ませてふやかしてから食べましょう。特に、水や牛乳と一緒に煮込んでお粥やリゾット状にして食べるのがおすすめです。オートミールを煮込む時間は、弱火で30分程度を目安にして下さい。また、時間がない時はオートミールと水をタッパーに入れて、600wのレンジで2～3分加熱する方法も良いでしょう。

なお、海外ではオーバーナイトオーツと呼ばれる食べ方が主流です。オーバーナイトオーツは、オートミールに牛乳やヨーグルトを含ませて一晩おき、水分を含ませる方法です。最も手軽な方法でもあるので、朝食にオートミールを食べたい時などには、オーバーナイトオーツを作ってみましょう。

（＊オートミールの電子レンジ調理でふやかす方法について詳しく知りたい方はこちらを読んでみてください。）