甘酒の栄養価や効能は?美容・健康に効果的な飲み方や飲みやすいアレンジレシピも紹介!
【管理栄養士監修】甘酒に含まれる栄養素を知っていますか?近年では冬だけでなく、夏にも飲まれることが多くなりました。今回は、甘酒の栄養成分・効能に加え、〈タイミング・量〉など美容・健康に効果的な飲み方も紹介します。飲みやすいアレンジレシピも紹介するので、参考にしてみてくださいね。
目次
甘酒には食物繊維が含まれており、便秘解消効果が期待できます。甘酒には水溶性の3倍近い量の不溶性食物繊維が含まれており、便のかさを増して腸内を刺激し、便秘解消に導いてくれます。また、米麹甘酒には「グルコシルセラミド」といった成分も含まれています。グルコシルセラミドは大腸までしっかり届くので、便を出しや酸くする効果が期待出来ます。(※2)
②ダイエット効果
甘酒は糖質量が多めの飲み物ですが、ダイエット効果が期待出来る成分も含んでいます。甘酒に含まれるビタミンB群は脂質やタンパク質などの代謝を促す効果があり、痩せたい人にもピッタリの成分と言えるでしょう。また、便秘になると体に脂肪を蓄えやすい状態になってしまうので、便秘解消からもダイエット効果が期待できます。
永倉沙織
管理栄養士
甘酒には酵素がたくさん含まれています。体の中の酵素は年齢と共に減少してしまうため、代謝が行われにくく太りやすくなる原因に。酵素を取り入れることで脂肪燃焼アップに繋がります。
(*ダイエット中の甘酒の飲み方について詳しく知りたい方はこちらを読んでみてください。)
③肌荒れ防止・美容効果
ビタミンB群にはダイエット効果も期待できますが、美容面でも効果を発揮します。また、甘酒に含まれるビオチンはタンパク質をせ正する働きもあるので、肌や髪の健康維持にも効果が期待出来るでしょう。
④消化やエネルギー吸収を補助する
甘酒に含まれる酵素には、摂取した食べ物の消化やエネルギー吸収を助けてくれる働きがあります。消化を助けることで胃の負担を軽くしてくれるので、麹甘酒は胃に負担が少ない飲み物が欲しい時にも向いていると言えるでしょう。
⑤生理痛の軽減
あまりイメージにありませんが、米麹甘酒には生理痛の軽減効果もあります。甘酒にはブドウ糖やビタミンB群などが豊富に含まれており点滴とほぼ同じ成分であることを紹介しました。加えて麹菌には活性酸素を除去してくれる働きもあるので、生理痛だけでなく月経前症候群の改善にも効果があるとされています。
米麹甘酒の効果的な飲み方は?
さまざまな健康・美容効果が期待出来る米麹甘酒ですが、より効果的に飲む方法もあります。飲むタイミングや、気になる1日の摂取量の目安などを見ていきましょう。
飲むタイミング
米麹甘酒は酒粕甘酒とは違い、アルコール分が含まれていないので時間を選ばず飲む事ができます。ただ、より効果的に米麹甘酒を飲みたいなら、朝に飲むのがおすすめです。甘酒にはブドウ糖が含まれており、朝飲む事でより脳を活性化させることができるからです。
永倉沙織
管理栄養士
最近では冷やし甘酒などもありますが、体を冷やしてしまうので常温か温めて飲みましょう。体が温まり代謝が上がるだけでなくお腹にも優しいです。
1日の摂取量の目安
米麹甘酒は健康に良い成分も多く含まれていますが、糖質も多く含まれています。飲みすぎは太る原因になってしまうので、1度に飲む量は50~120mlほど位にしておきましょう。甘酒は飲みやすいので、最初に量を決めてから飲み始めるのがおすすめです。