ハーブティーのカフェイン量はどれくらい?含有量ゼロのおすすめなハーブの種類も紹介!
【管理栄養士監修】ハーブティーに入ってるカフェイン量はどれくらいか知っていますか?今回は、ハーブティーでカフェインを含む種類と含有量を他の飲み物と比較して紹介します。妊娠中などカフェイン摂取に関する注意点や、カフェインゼロのハーブティーのおすすめも紹介するので参考にしてみてくださいね。
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ハーブティーに入ってるカフェインはどれくらい?
ハーブティーはコーヒーや紅茶と違ってノンカフェインだと思い込んでいる人もいるようですが、必ずしもノンカフェインはありません。ハーブティーの種類によるものの、カフェインが含まれているものもあります。ここでは、ハーブティーにはどの程度のカフェインが入っているのかについて説明します。
ハーブティーでカフェインを含む種類と含有量
ハーブティーは様々な植物の葉を原料としているため、種類によってカフェインの含有量が異なります。カフェインの摂取量に配慮している人は、ハーブティーを選ぶ時にもチェックが必要です。ここでは、ハーブティーでカフェインを含む種類とその含有量について説明します。
ハーブティーのカフェイン含有量は30mg程度
100mlあたり | カフェイン含有量 |
ハーブティー | 30mg |
コーヒー | 60mg |
紅茶 | 30mg |
煎茶 | 20mg |
番茶 | 10mg |
※含有量はヱスビー食品株式会社HPを参照しています(※2)
上記はハーブティーのカフェイン含有量を他の飲み物と比較した表ですが、ハーブティーの中でも以下のような種類はカフェインを含んでいます。
・マテ茶
・ジャスミンティー
ハーブティーは1種の葉しか使わない「シンプルズ」と何種類もを混ぜている「ブレンド」に大別されます。その原料によってカフェイン含有量は変わるものの、30mg程度が平均といわれています。特に上記のマテ茶やジャスミンティーがブレンドされているものは、含有量が高い傾向にあるので注意しましょう。
ただし、カフェインは水出しと熱湯抽出では含有量が異なることがわかっています。同じ100mlの紅茶であっても水出しにすると、熱湯抽出の1/10程度のカフェインしか含みません。これは、カフェインが水よりお湯の方が溶けやすい性質を持っているからです。カフェイン摂取を避けたいなら、淹れ方に注意するのも有効でしょう。
(*ハーブティーの種類について詳しく知りたい方はこちらを読んでみてください。)
シェルファ
管理栄養士
一般的にジャスミンティーは緑茶にジャスミンの香りをつけたものなので緑茶のカフェインが含まれているんです。
ハーブティーのカフェイン摂取に関する注意点は?
コーヒーや紅茶ではなくハーブティーを好む人の中には、カフェインの摂取量を低くしたいと考えている人が少なくありません。ここでは、ハーブティーによるカフェイン摂取の注意点を紹介します。
①カフェインの過剰摂取を避ける
ハーブティーを飲む際にはカフェインの過剰摂取を避けることが大切です。カフェインの摂取量の目安、および過剰摂取による症状は以下の通りです。
【摂取量の目安】
・成人男性/400mg
・成人女性/400mg
【過剰摂取による症状】
・めまい
・心拍数の増加
・興奮
・震え
・不眠症
・下痢
・吐き気
成人であれば男女関係なく、1日400mgがカフェイン摂取量の上限です。しかしカフェインを過剰摂取すると必要以上に中枢神経や胃腸を刺激されることから、上記のような症状に見舞われるリスクが高まるのです。ハーブティー以外にもコーラやチョコレートなどの嗜好品にカフェインが含まれているので、トータルの摂取量を400mg以内にする必要があります。
②妊娠中・授乳中の人は摂取しない方が無難
妊娠中・授乳中の人はカフェインを摂取しない方が無難とされており、妊娠中並びに授乳中の女性における1日のカフェイン摂取量の目安は以下の通りです。
・妊娠中の女性/200mg
・授乳中の女性/200mg
特に妊娠中の女性は健診などで、カフェインを避けるように指導されます。これは妊娠中の女性がカフェインを過剰摂取することで低体重児が生まれる確率が上がり、将来の健康にリスクを残すからです。また授乳中の女性も母乳を通して赤ちゃんにカフェインが移行するリスクがあり、赤ちゃんの脳の発達などに影響を及ぼす可能性があります。
そうした理由から健康な成人男女の半分である200mgが、1日のカフェイン摂取量の上限に設定されています。ハーブティーを1日200ml飲んでもカフェイン摂取量は60mg程度ですが、コーヒーでは120mgになることからコーヒーよりハーブティーの方が妊娠中や授乳中に適していると言えるでしょう。(※1)