ゴーヤのダイエット効果で痩せた人多数!わた・種や苦味が鍵?レシピのおすすめも紹介!
【管理栄養士監修】ゴーヤはダイエット向きな野菜だと知っていますか?今回は、ゴーヤの栄養素にあるダイエット効果・効能や、ゴーヤで痩せた人のダイエット成功談を紹介します。ゴーヤのダイエット向きな食べ方・レシピも紹介するので参考にしてみてくださいね。
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ゴーヤはダイエット向きの食材って本当?
独特な苦みが特徴的なゴーヤは健康に良いイメージもある夏野菜ですが、ダイエット向きの食材と言うのは本当なのでしょうか。ここでは、ゴーヤに含まれるカロリーや糖質について解説します。
ゴーヤは低カロリーでダイエット向きの栄養素を多く含む
カロリー | 糖質 | |
ゴーヤ(100g) | 17kcal | 1.3g |
ゴーヤ(1本:250g) | 43kcal | 3.3g |
※含有量は日本食品標準成分表を参照しています。(※1)
ゴーヤは全体の94%を水分が占めるため、1本食べても50kcal未満と非常にヘルシーな食材です。野菜類は低カロリーで低糖質な食品が多いですが、その中でも低い数値のためカロリー・糖質制限のダイエット中でも安心して食べることができそうです。
ゴーヤは独特の苦みが特徴ですが、その苦み成分をはじめゴーヤにはダイエットに効果的な成分が豊富に含まれています。ゴーヤに含まれるダイエット向きの栄養素は、後の項で紹介するので参考にして下さい。(※2)
ゴーヤの栄養素と効能は?ダイエット効果が豊富?
ゴーヤにはどのような栄養素が含まれているのでしょうか。ここでは、ゴーヤに含まれる栄養素にどのような効果や効能があるのか、ダイエット効果と併せて紹介します。
①共役リノール酸
捨ててしまいがちなゴーヤの種やわたに含まれる共役リノール酸は、略称CLAと呼ばれる、体脂肪の燃焼を促進する効果が確認されている成分です。共役リノール酸が体内に入ると、脂肪を分解する酵素であるリパーゼを働かせることで体脂肪の燃焼を促進するほか、摂取した食べ物に含まれる脂肪が体脂肪に合成されるのを防ぎます。(※3)
②モモルデシン・チャランチン
ゴーヤには苦み成分のモモルデシンとチャランチンが含まれています。食事の際に血糖値が急上昇すると脂肪が貯まりやすくなりますが、モモルデシンには血糖値を下げる働きがあるためダイエット効果が期待できる栄養素です。また、腸のぜん動運動を促進する働きがあるので便秘解消にも効果が期待できます。
チャランチンは植物インスリンとも呼ばれ、糖質の分解を促進して血糖値の上昇を防ぐ働きやコレステロール値を下げる働きがあり、生活習慣病の予防効果があるとされます。このようにモモルデシンとチャランチン共に血糖値の降下作用があるとされることから、ゴーヤは糖尿病対策としても効果が期待できる野菜です。(※4)
③ビタミンC
ゴーヤには、ビタミンCが100g中76mg含まれています。ビタミンCが豊富なイメージの強いレモンは100g中50mgの含有量であることから分かる通り、ゴーヤはレモンよりもビタミンCが多く含まれていることになります。また、ゴーヤの種やわたにはビタミンCよりが豊富に含まれ、その含有量は種の部分で果肉部分の2倍、わたは3倍です。
ビタミンCはコラーゲンの生成を助けてメラニン色素の過剰生成を抑えるなど、夏の紫外線によるシミ・シワ予防に効果的な栄養素です。ほかにも抗酸化作用によって活性酸素の働きを抑え、動脈硬化や血管の老化を防ぎます。また、ストレスや風邪などに対する免疫力向上に欠かすことができない、健康や美容に役立つビタミンです。(※5)
④カリウム
ゴーヤに含まれるカリウムは100g中260mgの含有量です。キャベツやきゅうりの含有量が100g中200mg程度なので、ゴーヤにはカリウムが豊富に含まれていることが分かります。ゴーヤは果肉よりもわたの方に多くのカリウムが含まれるのが特徴です。捨ててしまうことの多い種やわたですが、調理法次第では苦みもなく美味しく食べられるので活用しましょう。
なお、ミネラルの一種であるカリウムは体内に溜まった余分なナトリウムの排泄を促進する働きを持ち、むくみの解消や高血圧予防に効果が期待できる栄養素です。(※6)
(*ゴーヤの栄養価と効能について詳しく知りたい方はこちらを読んでみてください。)
N.a
管理栄養士
ゴーヤには不溶性食物繊維も多く含まれています。不溶性食物繊維は体内で水分を吸着して膨らみ、便の排出を促進します。その過程で不要な老廃物、糖質、脂質、ナトリウムを絡め取り、一緒に排出してくれます。