砂肝のカロリー・糖質量は?ダイエット向き?プリン体など食べ過ぎの注意点も紹介!
【管理栄養士監修】砂肝のカロリー・糖質量を知っていますか?今回は、砂肝(100g・1個)のカロリー・糖質量を鶏肉の他の部位と比較しながら紹介します。砂肝のダイエット効果にくわえ、〈プリン体・コレステロール〉など食べ過ぎの注意点も紹介するので、参考にしてくださいね。
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砂肝のカロリー・糖質量は?
焼鳥の定番メニューとしてよく食べられる砂肝ですが、多くの栄養素が含まれています。ここでは砂肝のカロリー・糖質量について紹介します。
※1日の摂取量は成人男性の目安です
※含有量は日本食品標準成分表を参照しています(※1)
砂肝(100g)のカロリー・糖質量
カロリー | 糖質 | 脂質 | タンパク質 | |
砂肝(1個:15g) | 14.1kcal | 0g | 0.27g | 2.745g |
砂肝(焼き鳥1本分:80g) | 75kcal | 0g | 1.4g | 14.6g |
砂肝(100g) | 94kcal | 0g | 1.8g | 18.3g |
砂肝の100gに含まれるカロリー・糖質量などの栄養素と焼き鳥1本分の砂肝80g、砂肝1個分の15gに含まれる栄養素を紹介します。以上のように、砂肝は低カロリーで高タンパクな食材と言えます。また、脂質も少なく糖質についてはほぼ含まれていません。
竹本友里恵
管理栄養士
砂肝は鶏やアヒル、七面鳥などを含めた鳥類の砂嚢のことです。砂嚢は鳥の肝臓の横にある小さな消化器官で、石や砂の粒と一緒に飲み込んだ食べ物を砕きます。脂肪はほとんどなく主に筋肉でできているので、低脂肪、高たんぱくで、コリコリとした食感になるのです。
砂肝のカロリー・糖質量を他の部位と比較
カロリー | 糖質 | 脂質 | |
砂肝 | 94kcal | 0g | 1.8g |
鳥モモ肉(皮あり) | 204kcal | 0g | 14.2g |
鶏ハツ | 207kcal | 0g | 15.5g |
鶏レバー | 111kcal | 0.6g | 3.1g |
ぼんじり | 119kcal | 0g | 40.1g |
砂肝は他の部位と比較してもカロリーが低く、よく食べられる鶏モモと比べるとカロリーは半分以下となっています。また、脂質も1.8gと鶏肉の部位の中ではかなり低いため、鶏肉の部位の中では、ダイエット向きの食材と言えるでしょう。
(*鶏肉の部位別カロリーについて詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
砂肝の栄養価やダイエット効果は?
ここでは、砂肝に含まれている栄養素とその効能について紹介します。
①タンパク質|代謝を向上
砂肝は、高タンパクの食材です。タンパク質は筋肉を作るために必要な栄養素で、特に動物性タンパク質は筋肉の材料になりやすいため、筋トレをする場合は特に重要です。ダイエットを成功させるためには、基礎代謝を上げることが重要で、高タンパクの食材を摂取すると効率がよくカロリーを消費することが可能です。(※2)
竹本友里恵
管理栄養士
砂肝に含まれる動物性たんぱく質には、体内で作ることのできない必須アミノ酸がバランスよく含まれています。この動物性たんぱく質は、植物性たんぱく質よりも体内への吸収率が高く、美容や健康の維持に欠かせない栄養成分です。低カロリー、高タンパク質なだけでなく、ビタミンKや鉄分、ビタミンB12など血液の合成を助ける栄養素を豊富に含んでいます。ダイエットとしてだけでなく、良質な成分を含んでるので健康的な身体作りにはオススメの食材です。
②鉄分|貧血の予防
砂肝には鉄分も多く含まれています。鉄分には貧血を予防する効果もあるため、毎月生理で血液量が減少する女性、鉄分不足になりがちな妊婦さんなどは積極的に摂取したい栄養素です。特に妊婦さんは太りやすいため、砂肝のように低カロリーで貧血予防も期待できる食材はおすすめと言えます。(※3)