うなぎと梅干しの食べ合わせが悪いは嘘?迷信の理由や他の組み合わせについても解説!
【管理栄養士監修】うなぎと梅干しは食べ合わせが悪いという言い伝えを知っていますか?今回は、うなぎと梅干しの食べ合わせが悪いと言われる理由や医学的にはどうなのかを紹介します。他に<スイカ・チーズ・天ぷら・コーヒー・そば・きゅうり>など食べ合わせが悪いと言われる食材も紹介するので参考にしてみてくださいね。
目次
- うなぎと梅干しは食べ合わせが悪いは嘘?むしろ良い?
- うなぎと梅干しの食べ合わせは医学的に良いとされる
- うなぎと梅干しの食べ合わせが悪いと言われる理由は?
- ①うなぎを食べすぎないようにするため
- ②胃に負担がかかり消化不良になると考えられたため
- ③同時に食べると栄養がなくなると考えられたため
- ④うなぎが腐っているかわからなくなると考えられたため
- うなぎと梅干し以外に食べ合わせが悪いと言われる食べ物は?
- ①天ぷらとスイカ
- ②トマトときゅうり
- ③コーヒーとチョコレート
- ④チーズとハム
- ⑤カニと柿
- ⑥しらすと大根
- ⑦ベーコンとほうれん草
- ⑧酒とからし
- ⑨砂糖と筍
- ⑩天ぷらとアイスクリーム
- ⑪生卵とところてん
- ⑫松茸とあさり
- ⑬そばと茄子の漬物
- うなぎと食べ合わせの良い食材は?梅干し以外ある?
- うなぎと梅干しは良い食べ合わせはだった!
ベーコンに含まれる添加物とほうれん草の硝酸が反応し、発がん性物質が発生してしまうというリスクがあるといわれています。ベーコンを茹でてから使うと多少リスクが軽減されるようです。
⑧酒とからし
ともに体を温める作用がある刺激成分が含まれるため、アレルギー反応を起こしたり炎症を起こしてしまうことがあります。(※5)
⑨砂糖と筍
どちらもぜいたく品なため、一緒に摂るのは良くないといわれていましたが、体に良くないなどの医学的な根拠はなさそうです。
⑩天ぷらとアイスクリーム
アイスクリームのような胃腸を冷やすものと天ぷらのような揚げ物を一緒に摂ると、胃腸の働きが悪くなり、下痢や胃痛の原因になるといわれています。
⑪生卵とところてん
温かいと鮮度が落ちるので冷たい状態で食する生卵と、栄養成分のほとんどが食物繊維のところてんは、胃腸への負担が大きくなります。相互作用があるわけではないので、食べる量に気をつければ組み合わせても大丈夫な食材です。
⑫松茸とあさり
旬の時期が真逆の食べ物なため、一緒に食べるときは、どちらかが腐っていて食中毒になるではないかといわれていました。現代では旬ではない食材も手に入り、食べても食中毒にはなりませんが、魚介類は傷みやすいため保存などには注意しましょう。
⑬そばと茄子の漬物
どちらも体を冷やす作用があるため、食べ過ぎると胃腸に負担をかけてしまい、注意が必要です。
(*食べ合わせが悪い食べ物について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
うなぎと食べ合わせの良い食材は?梅干し以外ある?
うなぎと食べ合わせが良いとされている食材には、以下のようなものがあります。
・きゅうり
・ねぎ
・豆腐
・卵
・にんにく
・やまいも
きゅうりやネギなどは、うなぎの脂をさっぱりと食べられる上に、うなぎにはあまり含まれていないビタミンCが含まれています。また、うなぎは良質な動物性たんぱく質を多く含むため、豆腐・大豆のような植物性たんぱく質が豊富な食材を一緒に摂取すると、バランス良くたんぱく質を摂取でき、健康維持に役立ちます。
そのほかにも、にんにくや山芋のような滋養強壮効果のある食材と合わせると、虚弱体質の改善や冷え性を予防する効果があります。(※6、7)
うなぎと梅干しは良い食べ合わせはだった!
うなぎと梅干は、お互いの味や健康効果を引き出し合う、良い食べ合わせです。食材の栄養を効率よく摂取するためにも、食べ合わせを意識して、メニューを選んでみてください。