うなぎと梅干しの食べ合わせが悪いは嘘?迷信の理由や他の組み合わせについても解説!
【管理栄養士監修】うなぎと梅干しは食べ合わせが悪いという言い伝えを知っていますか?今回は、うなぎと梅干しの食べ合わせが悪いと言われる理由や医学的にはどうなのかを紹介します。他に<スイカ・チーズ・天ぷら・コーヒー・そば・きゅうり>など食べ合わせが悪いと言われる食材も紹介するので参考にしてみてくださいね。
目次
- うなぎと梅干しは食べ合わせが悪いは嘘?むしろ良い?
- うなぎと梅干しの食べ合わせは医学的に良いとされる
- うなぎと梅干しの食べ合わせが悪いと言われる理由は?
- ①うなぎを食べすぎないようにするため
- ②胃に負担がかかり消化不良になると考えられたため
- ③同時に食べると栄養がなくなると考えられたため
- ④うなぎが腐っているかわからなくなると考えられたため
- うなぎと梅干し以外に食べ合わせが悪いと言われる食べ物は?
- ①天ぷらとスイカ
- ②トマトときゅうり
- ③コーヒーとチョコレート
- ④チーズとハム
- ⑤カニと柿
- ⑥しらすと大根
- ⑦ベーコンとほうれん草
- ⑧酒とからし
- ⑨砂糖と筍
- ⑩天ぷらとアイスクリーム
- ⑪生卵とところてん
- ⑫松茸とあさり
- ⑬そばと茄子の漬物
- うなぎと食べ合わせの良い食材は?梅干し以外ある?
- うなぎと梅干しは良い食べ合わせはだった!
うなぎと梅干以外にも、食べ合わせが悪いといわれる食材があります。ここでは、食べ合わせが悪いとされる食材の組み合わせと、その真偽についても紹介します。
①天ぷらとスイカ
すいかは水分が多く含まれるため身体が冷えて胃腸の働きが弱まり、天ぷらの消化を妨げるため、一緒に食べるのは避けたほうが良さそうです。
(*天ぷらとスイカの食べ合わせについて詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
②トマトときゅうり
どちらも体を冷やす食材なので熱中症対策などには効果がありますが、胃腸の働きが悪くなり消化不良を起こす原因になるため、食べ合わせが悪いといわれています。
広口 みどり
管理栄養士
夏に旬を迎える野菜や果物、また暑い地域で栽培される植物等は、食べると体を冷やす作用のあるものが多いのが特徴です。胃腸が冷えると消化吸収の働きが落ちてしまいます。冷たいものや身体を冷やすものは、夏バテの原因にもなるので食べすぎには注意しましょう。
③コーヒーとチョコレート
コーヒーにもチョコレートにもカフェインが含まれるため、同時に摂取するとカフェインの過剰摂取になってしまう恐れがあることから、組み合わせるのは良くないといわれています。また、カフェインには糖を脂肪に変えてしまう働きがあるため、甘いものと組み合わせるのも避けたほうが良いといえます。(※1)
④チーズとハム
ハムなどに含まれているリン酸塩という添加物には、チーズのカルシウムの吸収を阻害する作用があるため、食べ合わせが悪いとされています。対策としては、チーズと合わせる前にハムを茹でるのが良いでしょう。(※2、3)
広口 みどり
管理栄養士
リン酸塩は加工食品に多く含まれています。毎日食べると、他のミネラルの吸収も阻害してしまうので、コンビニ食やカップ麺などはできるだけ頻度を減らすようにしましょう。
⑤カニと柿
傷みやすいカニと消化の悪い柿を合わせることで、食中毒になるのではないか、重症化するのではないかと考えられていたようです。昔は保存中の温度が上がりやすかったり輸送の速さも今とは違ったため、食中毒への警戒も現代とは違ったようです。
(*柿と食べ合わせの悪い食材について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
⑥しらすと大根
しらすに含まれるアミノ酸のリジンの吸収を、大根の酵素が妨げてしまうというデメリットがあるため、栄養面で考えると避けたほうが良いでしょう。(※4)