甘酒のカロリー・糖質は?ダイエットに効果的な飲み方や飲み過ぎるデメリットなど紹介!
【管理栄養士監修】甘酒のカロリー・糖質量を知っていますか?今回は、甘酒のカロリー・糖質量を〈豆乳〉など他の飲料と比較しながら紹介します。甘酒の栄養素やダイエット効果にくわえ、効果的な飲み方や飲み過ぎるデメリットも紹介するので、参考にしてくださいね。
目次
飲む点滴・飲む美容液と言われることから、甘酒には栄養が豊富であることがわかります。では、具体的にどのような栄養・効能があるのでしょうか。
①オリゴ糖|整腸効果
米麹甘酒に含まれるオリゴ糖は、善玉菌のエサとなります。善玉菌には、腐敗物質の生産や老化の一因となる悪玉菌の増殖を防ぐ働きがあるので、善玉菌が活性化すると腸内環境が整い、便秘解消や肌荒れの改善が期待できます。
②アミラーゼなど酵素|消化を補助する
コウジ菌は、アミラーゼ、プロテアーゼ、リパーゼ、ペクチナーゼなどの酵素を作ります。こうした酵素には、糖質やたんぱく質、脂質などの分解・消化を助けてくれる効能があるため、胃腸が疲れていると感じる時に飲むのもおすすめです。(※2)
③ビタミンB群|代謝の向上
コウジ菌は、酵素だけでなくビタミンも多く作り出します。その中でも多く作られるのが、ビタミンB群です。ビタミンB群は、炭水化物や脂肪の代謝を助け、効率的にエネルギーに変えるエネルギー代謝をサポートする働きを持っていて、このエネルギー代謝がきちんとできていないと、疲れを感じやすくなったり、疲労からくる免疫力の低下が起こったりします。
ビタミンB群を含む甘酒を飲みエネルギー代謝が促進されると、疲労回復にも良い効果が期待できます。
住吉彩
管理栄養士
甘酒には食物繊維も豊富に含まれています。食物繊維には、水溶性と不溶性の2種類がありますがバランスよく含まれているのも特徴です。食物繊維やオリゴ糖は、腸内環境整えてくれるので便秘や免疫力の向上にもつながります。
(*甘酒の栄養価や効能について詳しく知りたい方はこちらを読んでみてください。)
甘酒のダイエット・糖質制限向けの選び方は?
ダイエットや糖質制限をしている人でも安心して美味しく甘酒を飲むためには、甘酒の選び方にポイントがあります。
①市販の甘酒は材料を確認する
市販の甘酒を買う場合には、どのような材料で作られているのかを確認してください。酒粕甘酒で飲みやすいように作られているものは、砂糖などが多く含まれていてカロリーが高くなっている可能性があります。特に糖質制限をしている人は、砂糖やハチミツがあまり含まれていないものを選ぶようにしましょう。
②酒粕から手作りして飲む
自分で甘酒を作ると自分でカロリーや糖質をコントロールできるので、特にダイエットや糖質制限をしている人におすすめです。
【作り方】
1、水を鍋に入れて火にかけ、沸騰したら火を止めて、一口大にちぎった酒粕を鍋に入れ、10分放置。
2、お湯につけた酒粕が柔らかくなったら、再び火にかけ、酒粕がしっかり溶けるように、かき回しながら沸騰させる。
3、沸騰したら、砂糖と塩を入れてかき混ぜて、一煮立ちしたら完成
少ない材料で簡単に作ることができるので、継続的に作っていけるレシピです。甘酒の味に慣れていない場合は、初めは飲みやすい甘さで作り、慣れてきたら徐々に砂糖を減らしていくというように自分で工夫することもできます。