干し芋の食べ過ぎは体に悪い?下痢などデメリットも?1日の適量など紹介!
【管理栄養士監修】干し芋を食べ過ぎると体に悪いのか知っていますか?今回は、干し芋の食べ過ぎによる〈太った・下痢・便秘・腹痛・気持ち悪い〉 などデメリットを原因とともに紹介します。干し芋の食べ過ぎにならない1日の摂取量の目安や、適量食べた場合の効果・効能も紹介するので、参考にしてみてくださいね。
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干し芋の食べ過ぎは体に悪いの?注意?
甘くて美味しい干し芋は、さつまいもなのでお菓子よりも低カロリーで体に良いというイメージを持っている人もいるかも知れません。しかし実際に干し芋を食べ過ぎた場合には、逆にデメリットはないのでしょうか。今回は、干し芋の食べ過ぎによるデメリットや干し芋を食べる場合の適量や効能などを詳しく解説します。
干し芋の食べ過ぎによるデメリットは?
さつまいもから作られる干し芋は自然な甘さが特徴で、昔から親しまれている素朴な食べ物です。砂糖も脂も不使用なので、ついカロリーを気にせず食べてしまいがちですがたくさん食べても大丈夫なのでしょうか。ここでは干し芋の食べ過ぎによるデメリットを紹介します。
①太る・太った
カロリー | 糖質 | GI値 | |
干し芋(100g) | 277kcal | 66g | 55 |
干し芋(1枚・20g) | 55kcal | 13.2g | 11 |
白米(100g) | 347kcal | 35.6g | 88 |
干し芋には食物繊維やカリウムが多く含まれており便秘や浮腫みの改善に効果がある一方、糖質が多いのでカロリーも高く食べ過ぎると太りやすいです。しかし、干し芋には体に良い栄養が多く含まれるので、一日の適量を守って食べればダイエットの強い味方にもなります。
また、白米と比べてGI値が低いのが特徴で、血糖値の急激な上昇を抑えて脂肪の蓄積を抑える働きがあります。(※1、2、3、4、5、6)
(*干し芋の食べ過ぎは太ることについて詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
平島さゆり
管理栄養士
さつまいもはご飯の仲間、炭水化物です。少量食べる場合は野菜の仲間としてカウントできますが、量が多くなると、ご飯や麺やパンなど量を調整しましょうね♪
②便秘になる
干し芋に含まれる食物繊維の量は白米の20倍とも言われており、食べ過ぎると消化に時間がかかって腸の中でおならの元であるガスが発生しやすくなります。本来さつまいもなどの食物繊維を多く含む食品は、腸内環境を改善し便秘改善や予防に効果があるので健康に良いとされています。
しかし干し芋を一度に食べ過ぎたり水分を十分に摂っていないと、腸の中で水分を吸って塊となり便秘を引き起こす場合があるので注意が必要です。
③下痢・腹痛で気持ち悪いと感じる
食物繊維が豊富に含まれるさつまいもが原料の干し芋は、人によっては食べ過ぎると大量の食物繊維が腸への刺激となり消化不良を起こして下痢をしてしまうことがあります。また干し芋に含まれるでんぷんは消化に時間がかかるため、腸が食物を押し進めるぜんどう運動も時間がかかります。
そのため、お腹が張って腹痛を起こしたり、ガスが発生して気持ち悪いと感じたりすることがあるため注意しましょう。
平島さゆり
管理栄養士
ご飯は炊くことで水分を含みますが、干し芋は水分をほとんど含んでいないため、水分と一緒に摂ることをお勧めします。冷たいものよりも温かいものなど、醗酵しやすいように、お腹を冷やさないということも大切です♪
干し芋の食べ過ぎにならない1日の摂取量の目安は?
干し芋は体に良い食べ物である反面、食べ過ぎるとカロリーオーバーになりダイエットの妨げとなることもあります。ここでは、干し芋の1日の摂取量の目安を紹介するので参考にして下さい。