野菜炒めのカロリー・糖質は高い?太る?ダイエット向きの具材・食べ方やレシピのおすすめも紹介!
【管理栄養士監修】野菜炒めのカロリー・糖質量を知っていますか?今回は、野菜炒め(肉なし・あり)のカロリー・糖質量を【店別】にも比較しながら紹介します。野菜炒めのカロリーを消費するのに必要な運動量や、野菜炒めにおすすめな具材にくわえ、ダイエット向きのヘルシーな食べ方も紹介するので、参考にしてくださいね。
目次
- 野菜炒めのカロリー・糖質は高い?太る?
- 野菜炒め(豚肉なし・あり)のカロリーや糖質量
- 野菜炒めのカロリー・糖質量を【店別】に比較
- 野菜炒め(1食)のカロリー消費に必要な運動量は?
- 野菜炒めの具材のカロリーは?どれがおすすめ?
- ①玉ねぎ
- ②パプリカ
- ③きくらげ
- ④キャベツ
- ⑤にんじん
- ⑥もやし
- ⑦にら
- ⑧しめじ
- ⑨たけのこ
- 野菜炒めのダイエット向きのヘルシーな食べ方は?
- ①豚肉の脂質が少ない部位を選ぶ
- ②調味油・味付けに注意する
- ③電子レンジで野菜を加熱しておく
- 野菜炒めのヘルシーなアレンジレシピ
- ①肉野菜炒め(214kcal)
- ②具だくさん野菜炒め(106kcal)
- ③肉なし野菜炒め(47kcal)
- 野菜炒めは具材をうまく選んでカロリーオフ
玉ねぎには血液をサラサラにする成分のアリシン様物質が多く含まれています。玉ねぎの辛味はこのアリシン様物質によるものです。アリシン様物質は加熱するとその効果がさらに倍増しますが、水に溶けやすい性質を持っているので、玉ねぎを野菜炒めに使うときは、切ったら水に晒さずそのまま使うとよいでしょう。(※2)
②パプリカ
パプリカは分類上はピーマンと同じ野菜ですが、肉厚で赤・オレンジ色・黄色などの色鮮やかなものをパプリカと呼ぶようです。パプリカは数多くの栄養素を含んでいて、食物繊維・鉄分・カロテン・カリウムなどの他にビタミンA・C・Eが豊富で、特にビタミンCはトマトの約5倍もあります。
パプリカはピーマンと比べて甘みがあり、加熱することでさらに甘みを増します。肉や油との相性もいいので、野菜炒めにはぴったりの食材です。
③きくらげ
きくらげは食物繊維をとても多く含んでいて、ごぼうの約3倍もあります。特に水に溶けない不溶性食物繊維量が多く、生活習慣病の予防や便秘解消などの効果が期待できます。歯や骨を丈夫にするビタミンDの含有量も豊富で、骨粗しょう症の予防につながります。カルシウム・鉄分・亜鉛などのミネラル類も多く、どれも体の調子を整えるのに欠かせない栄養素です。(※3、4)
④キャベツ
キャベツはビタミン類が豊富で、特にビタミンC・K・Uが多く含まれています。ビタミンCは肌荒れや疲労回復・風邪予防に効果的で、ビタミンKは血液の凝固作用や骨を作る上で必要な栄養素です。
あまり聞きなれないビタミンUは、キャベツから発見されたビタミンと同じ働きをする栄養素で、別名キャベジンと呼ばれており、胃や腸の働きを助け、潰瘍(かいよう)の予防にも高い効果があります。(※5、6)
⑤にんじん
にんじんの栄養には、カリウム・鉄分・ビタミン類などがありますが、中でもβカロテンの含有量が非常に多い野菜です。にんじんがオレンジ色なのはβカロテンの色素によるもので、抗がん作用や体の免疫力を高める効果があります。さらにβカロテンは体内でビタミンAに変化し、肌の状態を整え、老化防止などの効果が期待できます。(※7)
⑥もやし
もやしはさまざまな栄養を含んでいて、血圧を下げる、疲労回復、便秘や動脈硬化や生活習慣病の予防など、多くの効果が期待できる野菜です。水洗いするとシャキシャキ感が増しておいしくなりますが、ビタミンなどの水に溶けやすい栄養素が流出してしまうので、洗う場合はさっと軽く水にさらす程度にするとよいでしょう。
⑦にら
にらはスタミナ野菜の代表格と言えるほどたくさんの栄養を含んでいます。特にアリシン・鉄分・ビタミン類などが豊富です。アリシンはにら独特のにおいの元で、消化やエネルギー代謝を助けてくれます。鉄分は貧血予防、ビタミン類は生活習慣病や老化の防止に効果が期待ができます。
⑧しめじ
きのこ全般に言えることですが、しめじはローカロリーで食物繊維を多く含むとてもヘルシーな食材です。しめじの食物繊維はさつまいもと同じくらいの含有量で、コレステロール値を下げるなど、生活習慣病予防が期待できます。シジミで有名なオルチニンは、なんとシジミのやく7倍も多く含まれていて、肝臓の働きや成長ホルモンの分泌を助ける効果があります。
⑨たけのこ
たけのこも食物繊維量がとても多いヘルシーな食材で、ごぼうやとうもろこしと同じくらいの含有量です。特に不溶性食物繊維が多く、便秘解消や大腸がん・動脈硬化高血圧などの予防効果が期待できます。
うまみ成分であるチロシンというアミノ酸も豊富に含んでいて、他のアミノ酸の吸収を助ける役割を果たし、疲労回復や脳の活性化などに有効です。
石川桃子
管理栄養士
野菜に火を通し過ぎず、シャキシャキとした食感を活かすことでよく噛むことができます。それによって、それぞれの栄養素を吸収しやすくさせることができるため短時間の調理をオススメします。