ベーコンのカロリー・糖質は?脂質に要注意?カロリーオフな食べ方など紹介!
【管理栄養士監修】ベーコンのカロリー・糖質や脂質量を知っていますか?今回は、ベーコン(1枚・100g)のカロリー・糖質や栄養価を他の肉製品と比較しながら紹介します。ベーコンのカロリーを消費するのに必要な運動量や、ダイエット向きのカロリーオフできる食べ方にくわえ、〈塩分・脂質〉など注意点も紹介するので、参考にしてくださいね。
目次
- ベーコンのカロリー・糖質量は?
- ベーコン(1枚・100g)のカロリー・糖質を【部位別】に比較
- ベーコンのカロリー・糖質量を他の肉製品と比較
- ベーコン(100g)のカロリー消費に必要な運動量
- ベーコンの栄養価と効能は?
- ①タンパク質
- ②ビタミンB1
- ③ビタミンC
- ベーコンはダイエット向き?不向き?
- 糖質量・GI値は低い
- 脂質が多く飽和脂肪酸が含まれる
- ベーコンのカロリーオフできる食べ方は?
- ①脂質の少ない部位を選ぶ
- ②弱火でじっくり焼くか茹でる
- ③オーブンでカリカリに焼き上げる
- ④キッチンペーパー等で油を拭き取る
- ベーコンを食べる際の注意点
- ①塩分の過剰摂取
- ②添加物
- ベーコンのヘルシーなアレンジレシピ
- ①カリカリベーコン(203kcal)
- ②春菊のベーコンオイルがけ(127kcal)
- ③ごぼう×ベーコンかき揚げ(169kcal)
- ベーコンをカロリーオフして食べよう
ベーコンには意外にもビタミンCが多く含まれています。市販のベーコンには酸化防止剤としてビタミンCが使われ、変色や風味の劣化を防いでくれています。ビタミンCは体内では作ることができないため、食べ物から摂取する必要があり、コラーゲンの生成による皮膚の健康維持や抗酸化作用による動脈硬化の防止などの効能が期待できます。
不足すると風邪などの病気にかかりやすくなったり骨の発育に影響が出るなどします。(※4)
ベーコンはダイエット向き?不向き?
ベーコンは高カロリーですが、実はダイエットに向いている食品です。どういうことなのか説明します。
糖質量・GI値は低い
ベーコンに含まれる糖質は微量なので糖質制限をしていたとしても食べられます。また、ベーコンはGI値が低い食品です。GI値とは食後血糖値の上昇のしやすさを示す指標で、食品に含まれる糖質の吸収度合いがわかります。
GI値が高い食品は一気に血糖値を上昇させますが、低い食品は血糖値の上昇もゆるやかにさせるため、体に脂肪を付きにくくしてくれます。
脂質が多く飽和脂肪酸が含まれる
ベーコンには糖質が少ない一方、脂質が豊富に含まれており、その脂質は飽和脂肪酸とも呼ばれています。飽和脂肪酸はLDLコレステロール、いわゆる悪玉コレステロールを上昇させる働きがあります。
悪玉コレステロールが増えすぎると動脈硬化など生活習慣病の原因や、代謝が悪くなり痩せにくい体になってしまうため摂り過ぎはNGです。脂質の多いベーコンは、健康のことを考えるとあまり大量に食べないほうがよいでしょう。
永倉沙織
管理栄養士
バラ肉を使用したベーコンは脂身の部分が多くなりがちです。購入する時に脂の少ないものを選ぶか、調理の際に取り除くのも一つの方法です。
ベーコンのカロリーオフできる食べ方は?
せっかく低糖質・低GI値なので、ダイエット中でも普通に食べたいベーコンですが、なるべくカロリーを抑えて食べる方法を考えてみましょう。
①脂質の少ない部位を選ぶ
ベーコンは基本的には豚のバラ肉で作られていますが、バラ肉は脂身が多く脂質がたっぷり含まれています。冒頭部分でもふれたようにおなじベーコンでもロースベーコンやショルダーベーコンのほうが、使われている豚肉に脂身が少なくヘルシーで、カロリーも少ない特徴があります。
カロリーオフを考えるのであれば、まず脂身の少ない部位のベーコンを選びましょう。
②弱火でじっくり焼くか茹でる
ベーコンの調理法にも工夫を加えましょう。焼くときに最初から強火で焼くと糖分が焦げてしまうので弱火でじっくり焼くことがポイントです。じっくり焼くことでベーコンに含まれる脂分を外に出すことができます。ベーコンを茹でても脂分は排出されるので、ベーコンを食べる時に脂質の摂取を少なくすることができます。
③オーブンでカリカリに焼き上げる
ベーコンの脂分を減らすための調理法としては、オーブンでカリカリに焼き上げるのもおすすめです。カリカリになるまで焼くと脂身をかなり落とすことができます。カリカリのベーコンはサラダにかけても美味しいのでおすすめの調理法です。
④キッチンペーパー等で油を拭き取る
ベーコンを焼いた後に、ベーコンについている余分な脂分をキッチンペーパーなどでふき取っても脂質の摂取を減らすことができます。ベーコンフレークなどを作るときなどは焼いているときにフライパンの中の油を何度もふき取ってカリカリに仕上げたりします。手間はかかりますが、調理を美味しく仕上げるためのポイントでもあります。