さつまいもは消化に悪い?消化に時間がかかる?逆に良い食べ物も紹介!
さつまいもは消化に悪い・良いどっちでしょうか?今回は、さつまいもは消化に悪いのか、じゃがいもなどと比べた消化時間を、消化に良い食べ方とともに紹介します。胃腸炎などの体調不良の時におすすめの消化に良い食べ物も紹介するので参考にしてみてくださいね。
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さつまいもは消化に悪い?消化時間はどれくらいかかる?
加熱したさつまいもは柔らかく食べやすいので、消化に良いイメージを持っている人もいるでしょう。一方で、消化時間が遅い食べ物は胃腸炎や腸炎の原因になるので、注意が必要です。ここではさつまいもは消化に良いのか、消化時間はどの程度かかるのかについて説明します。
さつまいもは消化に悪い
さつまいもは消化に悪く、理由は以下の通りです。
・食物繊維が豊富で胃の中で分解しにくい
・分解できずに長時間、胃の中にとどまる
・レジスタントスターチと呼ばれるでんぶんが含まれている
ダイエットや便秘解消に欠かせない食物繊維ではあるものの、さつまいもを食べ過ぎると胃のなかに長くとどまり吐き気や胃痛の原因となってしまいます。さつまいもが十分に熟成していないと、糖化が進まないのでより消化が悪くなるのです。
さつまいもを皮付きのまま食べると、より食物繊維の摂取量が増えるので注意しましょう。加えて、加熱後のさつまいもを冷やして食べると、レジスタントスターチと呼ばれるでんぶんが増え、さらに消化が悪くなってしまいます。(※1、2)
さつまいもの消化時間は60分程度
さつまいもの消化時間は60分程度で、ほかの野菜と比べても長いといえます。
・トマト:20分
・レタス:20分
・きゅうり:20分
・ほうれん草:40分
・小松菜:40分
・ブロッコリー:50分
・ズッキーニ:50分
・にんじん:50分
・じゃがいも:60分
・かぼちゃ:60分
ほかの野菜と比較すると、さつまいもの消化時間は長めであることがわかります。そのため胃腸の調子が悪い時や体調不良の際には、さつまいもは避けた方がよい野菜と考えられるのです。焼き芋や干し芋に加工しても食物繊維が豊富なことに変わりはないので、食べ過ぎないように注意しましょう。
さつまいもの消化を良くする方法は?食べ方のポイントはある?
さつまいもは食物繊維以外にも様々な栄養成分が含まれているので、適切に食べれば健康効果を得ることできます。そう考えると、さつまいもの消化が良くなるように食べる方法がないのかが気になるところです。ここでは、さつまいもの消化を促す食べ方について説明します。
①良く噛む・細かく刻む
さつまいもを食べる際によく噛んだり、細かく刻んだりすることで消化を促進させることが可能です。さつまいもをよく噛むと唾液の分泌が促されるほか、食べ過ぎ防止にも効果的です。またさつまいもを細かく刻むことで繊維質がバラバラになると、より消化しやすくなります。(※3)
②油を加えて調理しない
さつまいもに油を加えて調理しないことも、消化を促すうえで大事なポイントです。油をはじめとする脂質の消化は、さつまいもより時間がかかってしまいます。さつまいもの天ぷらのように油で揚げてしまうとより消化時間が長引いてしまうので、胃腸の調子が悪い時にはおすすめできません。
さつまいもは消化に悪いけどメリットもある?
さつまいもは胃腸には悪いものの、以下のようなメリットもあります。
・便秘解消効果がある
・ダイエット効果が期待できる
・むくみを解消できる
・食欲を安定させてくれる
・血圧を下げる効果がある
・免疫力が向上する
さつまいもに含まれる食物繊維とともに、ヤラピンと呼ばれる成分が胃腸を刺激してくれるので便秘解消効果が期待できます。そこにむくみの解消が加われば、ダイエットにもつながりそうです。さらにさつまいもには豊富なマグネシウムが含まれており、炭水化物の代謝を促すことで食欲を安定させることもダイエットに役立ちます。
血圧を下げたり免疫力を上げるなどの健康効果もあるので、胃腸に負担をかけず便秘の予防や解消につながる程度に食べることをおすすめします。(※4、5、6)
(*さつまいもの栄養素や効能、ダイエット効果について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)