芋けんぴのカロリー・糖質は高い?太る?ダイエット向きの食べ方・作り方を解説!
【管理栄養士監修】芋けんぴのカロリー・糖質量を知っていますか?今回は、芋けんぴ(1本/1袋)のカロリー・糖質量をかりんとうなどスナック類と比較しながら紹介します。芋けんぴ(1袋)のカロリーを消費するのに必要な運動量や、ダイエット向きの太りにくい食べ方・カロリーオフして手作りする方法も紹介するので、参考にしてくださいね。
目次
- 芋けんぴのカロリー・糖質量は高い?太る?
- 芋けんぴ(1本・1袋)のカロリー・糖質
- 芋けんぴのカロリー・糖質量をかりんとうなどと比較
- 芋けんぴ(1袋)のカロリー消費に必要な運動量
- 芋けんぴ【店・商品別】のカロリーは?
- 芋けんぴの栄養価と効能は?
- ①食物繊維|便秘解消
- ②カリウム|むくみ解消
- ③ビタミンC|美肌・健康効果
- ④ビタミンK|貧血防止
- 芋けんぴをダイエット向けにカロリーオフ・ヘルシーに作るには?
- ①揚げずに作る
- ②砂糖ではなくはちみつで作る
- ③皮ごと揚げる
- ④下処理を丁寧にする
- 芋けんぴのダイエット向けの太りにくい食べ方は?
- ①夜に食べない
- ②食べ過ぎない
- 芋けんぴのカロリーオフなノンフライレシピのすすめ
- ①揚げない芋けんぴ(81kcal)
- ②はちみつ芋けんぴ(108kcal)
- ③素材を楽しむ芋けんぴ(90kcal)
- 芋けんぴのカロリーに注意して食べよう
②カリウム|むくみ解消
サツマイモに含まれるカリウムには、体内に溜まった余分な水分やナトリウム(塩)を排出する働きがあり、むくみの解消や高血圧防止に効果があります。むくみを放置すると、セルライトとなり、ダイエット中に痩せにくくなるため、放置は禁物です。芋けんぴは適さないかもしれませんが、塩っ辛い料理を食べる際などに、一緒に摂取したい栄養素です。(※3)
③ビタミンC|美肌・健康効果
フルーツなどに多く含まれているイメージの強いビタミンCは、サツマイモにも多く含まれています。ビタミンCは熱に弱いと言われていますが、サツマイモに含まれるビタミンCはでんぷんに守られているため熱に強く、芋けんぴにもビタミンCがしっかり含まれています。
ビタミンCを摂ることで、粘膜などを強くすることができるため風邪予防になったり、皮膚を健康に保つことでの美肌効果などが期待できます。(※4)
④ビタミンK|貧血防止
ビタミンKは骨を強くしたり、出血時の血液を固める凝固作用などがあります。丈夫な骨を作るのにビタミンKは欠かせないため、子供のオヤツや骨粗しょう症予防にも芋けんぴはおすすめです。(※5)
竹本友里恵
管理栄養士
さつまいもを切った時に断面に滲み出てくる白い液体は、ヤラピンという栄養素です。さつまいもにしか含まれていない特有の成分で、熱に対して安定的で焼いても蒸しても変質しません。ヤラピンは胃の粘膜を保護したり、腸の蠕動運動を促進し、便を柔らかくする効果があることから、健康食品にも使用されています。さつまいもの皮には水溶性の食物繊維と不溶性食物繊維の両方含んでいて、ヤラピンとの相乗効果で腸内環境を整える働きがあります。さつまいもに限らず、野菜や果物には皮や皮付近に栄養が詰まっているので、丸ごと調理して栄養を補いましょう。
芋けんぴをダイエット向けにカロリーオフ・ヘルシーに作るには?
芋けんぴをダイエット向きにカロリーオフする方法を紹介します。
①揚げずに作る
油で揚げてカリカリとした食感が楽しい芋けんぴですが、油で揚げることでカロリー・脂質が高くなってしまいます。オーブンやトースターで芋けんぴを作ることができるので、カロリーオフしたい場合は、油で揚げずに作りましょう。オーブンやトースターで加熱後、しっかり冷ますことで油で揚げた時と同じようにカリカリの食感になります。
②砂糖ではなくはちみつで作る
芋けんぴを手作りするときにカロリーオフするなら、砂糖をはちみつで代用しましょう。砂糖10gで35kcalなのに対してはちみつは10gで29kcalです。数字だけ見ると大きく差はありませんが、はちみつは砂糖よりも甘みが強く、1/3の量で同じ甘さを出すことができます。使用量が1/3になることで甘さはそのままでカロリーオフすることができるのでおすすめです
③皮ごと揚げる
サツマイモは皮の部分には、食物繊維だけでなくヤラピン・アントシアニン・クロロゲン酸などの栄養素が多く含まれているため、皮ごと使用するのがおすすめです。直接カロリーオフにはなりませんが、食物繊維やヤラピンには便秘解消効果、アントシアニンには抗酸化作用、クロロゲン酸には脂肪の吸収を抑えるダイエット効果があります。
④下処理を丁寧にする
サツマイモにはアクがあるため、カット後に水にさらすこと、水気をしっかり摂ることが下処理のポイントです。芋けんぴを作る時には、油で揚げて水分を飛ばすため、水にさらした後によく乾かしておくことで短時間でもキレイに揚げ色がつくため油に入れておく時間を短縮し、カロリーオフすることができます。