羊羹のカロリー・糖質は高い?太る?ダイエット向きの食べ方や栄養価なども紹介!
【管理栄養士監修】羊羹のカロリー・糖質量を知っていますか?今回は、羊羹(1本・1切れ)のカロリー・糖質量を他の和菓子類と比較しながら紹介します。羊羹(1切れ)のカロリーを消費するのに必要な運動量や、ダイエット向きの太りにくい食べ方・カロリーオフする方法も紹介するので、参考にしてくださいね。
目次
羊羹のカロリー・糖質量は?
羊羹は、日本人になじみ深い和菓子の一つです。かなり甘味がありますが、カロリーや糖質量はどれくらいなのでしょうか。
※1日の摂取量は成人男性の目安です
※含有量は日本食品標準成分表を参照しています(※1)
羊羹(1切れ・1本)のカロリー・糖質
カロリー | 糖質 | 1日のカロリー摂取量に占める割合 | |
羊羹(100g) | 296kcal | 67g | 13% |
羊羹(1切れ:50g) | 148kcal | 34g | 7% |
羊羹(1本:660g) | 1954kcal | 442g | 89% |
【材料】
・こしあん:400g
・上白糖:140g
・寒天:4g
・水:200ml
羊羹はカロリー・糖質がかなり高いことがわかります。材料の小豆は、糖質量が100gあたり約40gあります。羊羹は、小豆を砂糖で煮たあんこを使用していて、さらに砂糖が入り糖質が高くなるため、食べ過ぎには注意しましょう。
100gあたり | カロリー | 糖質 |
羊羹 | 296kcal | 67g |
水羊羹 | 67kcal | 11g |
栗羊羹 | 222kcal | 23g |
芋羊羹 | 175kcal | 30g |
ちなみに、羊羹の種類別のカロリー・糖質は上記の通りで、水分量の多い水羊羹がずば抜けて低カロリー・低糖質となっています。
竹本友里恵
管理栄養士
羊羹の原材料となる小豆は約22%が良質なタンパク質で、大豆と比較するとタンパク質自体は少ないですがアミノ酸スコアは82と栄養価の高い食材です(必須アミノ酸が含まれるバランスを数値化し、100を最高値としたもの)。小豆の皮にはサポニンという抗酸化作用があるポリフェノールや食物繊維を含み、小豆の実の部分は鉄分を多く含みます。ご自宅で羊羹を作る際は摂取したい栄養素も含めて、小豆の皮を入れた粒あんにするか、こしあんにするかを検討するのも良いでしょう。
羊羹(100g)のカロリー・糖質量を他の和菓子と比較
カロリー | 糖質 | |
羊羹 | 296kcal | 67g |
どら焼き | 284kcal | 56g |
ねりやき | 264kcal | 57g |
まんじゅう | 260kcal | 56g |
大福 | 235kcal | 50g |
くずきり | 135kcal | 33g |
くずきりは、葛という植物の根からとれるでんぷん質を、水に溶いて固めたものです。あんこを使わないためカロリーも糖質も低めです。一方その他の和菓子は、あんこをたくさん使用しており、どら焼きやまんじゅうの皮には小麦粉を使い、大福には白玉粉を使うため、カロリーが高くなります。
羊羹は、あんこそのものを水で練って寒天で固めたもので、カロリー・糖質量はともに、どら焼き・まんじゅうよりも高くなっており、高カロリー・高糖質であることが分かりますね。
(*和菓子のカロリーについて詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
羊羹(1切れ)のカロリー消費に必要な運動量
運動方法 | 時間 |
ウォーキング | 55分 |
ジョギング | 33分 |
自転車 | 21分 |
ストレッチ | 66分 |
階段登り | 18分 |
掃除機かけ | 47分 |
上記は、羊羹1切れあたり148kcalとして計算したものです。1切れ分のカロリーを消費するにはかなりの運動が必要なことがわかります。これらの運動をするのは難しいので、特にダイエット中はできればカロリーオフして羊羹を食べたいですね。
羊羹【店・商品別】のカロリーは?
羊羹が有名な和菓子屋さんはたくさんありますが、各お店の羊羹の、商品別カロリーはどれくらいなのでしょうか。