羊羹のカロリー・糖質は高い?太る?ダイエット向きの食べ方や栄養価なども紹介!
【管理栄養士監修】羊羹のカロリー・糖質量を知っていますか?今回は、羊羹(1本・1切れ)のカロリー・糖質量を他の和菓子類と比較しながら紹介します。羊羹(1切れ)のカロリーを消費するのに必要な運動量や、ダイエット向きの太りにくい食べ方・カロリーオフする方法も紹介するので、参考にしてくださいね。
目次
サポニンは豆類に多く含まれていて、苦みがあるのが特徴で、コーヒー豆が苦い理由はサポニンにあります。サポニンは、腸で吸収されたブドウ糖が、脂肪酸と合わさるのを防ぐことで、余分な脂肪の蓄積を抑制するので、肥満予防に効果があります。(※5)
(*小豆の栄養価や効能について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
竹本友里恵
管理栄養士
日々の生活の中でストレスや生活習慣などにより体内に活性酵素が発生します。活性酸素の産生と抗酸化防御機構が均等に働く事で体内の活性酵素のバランスが保たれていますが、酸化ストレスの負荷がかかった時に活性酵素の量が増えます。その活性酵素を抑制してくれるのが、抗酸化作用の高い食品です。特にポリフェノールに高い抗酸化作用があり、赤ワインに多く含まれる事は有名ですが、小豆はその1.5倍の量が含まれています(100g中)。粒の黒い大納言小豆よりも赤みのある一般的な北海道小豆の方がポリフェノールが豊富です。細胞の老化やアンチエイジングの効果もあるので、糖質やカロリーと相談しながら摂取するのがオススメです。
羊羹のダイエット向けにカロリーオフする方法は?
ダイエット効果のある小豆でできた羊羹を、よりカロりーオフして食べる方法はあるのでしょうか。
①糖質オフして自分で作る
羊羹に使う寒天は少量なので、カロリーに影響はほとんどありません。一方、羊羹の小豆は半分以上が炭水化物で構成されているため、非常に糖質が高い上に、小豆を砂糖で煮てあんこにするため、さらに糖質が上がります。寒天に加える砂糖を少量にし、あんこを作る際に小豆に加える砂糖も減らせば、その分糖質オフした羊羹になります。
例えば、砂糖を通常140g使うところ、100gに減らすだけで、約90kcalも減らすことができます。しかし、いくら糖質オフして作ったとしても、食べ過ぎては意味がありませんから注意しましょう。
②水羊羹を選ぶ
水羊羹は、練り羊羹の水分量を増やしたもので、やわらかい食感が特徴です。練り羊羹に比べてあんこが凝縮されていないため、カロリー・糖質ともに約半分になります。よりカロリーオフした羊羹を食べたい時は、練り羊羹ではなく水羊羹を選ぶと良いでしょう。
羊羹の太りにくい食べ方は?
羊羹は糖質・カロリー共に高く、食べ過ぎに注意が必要ですが、太りにくい食べ方はあるのでしょうか。
①夜に食べない
人間の細胞内には、BMAL-1(ビーマルワン)というたんぱく質があり、脂肪を作る役割を担っています。BMAL-1の量が増えるほど、細胞内に脂肪が溜まり太りやすくなります。BMAL-1の分泌量は、午後2時頃が最も少なく、そこから上昇していき、深夜2時頃がピークです。
ピーク時の分泌量は最少時の約20倍で、深夜に羊羹を食べると、昼間より20倍太りやすくなります。(※6)
羊羹のカロリー・糖質に注意して食べよう
羊羹はカロリー・糖質が高い食べ物ですが、工夫次第でカロリーオフすることができます。栄養素がたくさんあるので、カロリー・糖質に注意しておいしくいただきたいですね。