ランチパックは体に悪い？添加物がやばい？社長すら食べない噂は本当？

山﨑パンでは、臭素酸カリウムの危険性を認識しつつ、国が定めた基準を照らし合わせて検査を実施していることを公表しています。2014年以降使用していなかった臭素酸カリウムを、2020年から使用再開したことで炎上する恐れもありましたが、詳しい内容を公表したことでおおむね肯定的にとらえられたようです。

今でも山﨑パンを食べることで日本のがん死亡率が上がっているなどの極端な意見を見ることもありますが、具体的な根拠はありません。（※2）

ランチパックが体に悪いと言われる一番の原因は、臭素酸カリウムですが、それ以外の食品添加物の危険性を指摘する声もあります。ここでは、ランチパックに含まれる添加物や保存料について紹介します。

増粘剤は粘りを与えることができる保水力のある食品添加物で、パンに加えると水分を多く含むふわふわした食感を生み出します。増粘剤に使われるものにはいくつかの種類がありますが、どれも安全性が確かめられているものばかりなので、あまり危険性を心配する必要はありません。

酢酸ナトリウムは、酢と同じような成分で、細菌の増殖を抑制し日持ちを良くする役割があります。安全性が確かめられている添加物で、過敏に心配する必要はありませんが、中には製造段階で使われている遺伝子組み換え作物の影響を危険視する声も見られます。

pH調整剤は食品を弱酸性に保つことで日持ちを良くさせる添加物で、リン酸やクエン酸など様々な種類があります。国やFAO・WHO合同食品添加物専門家委員会でも安全性が認められているため、体に危険な添加物というわけではありません。

ただし、ランチパックのたまごなどのフィリングが腐らないのはやばいとする意見もあり、これらの食品添加物が防腐剤や保存料としてたくさん使われているのではないかと心配する人も多いです。（※3）

(＊pH調整剤について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)

（＊ランチパックの保存性について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。）

ランチパックは食品添加物が多く危険な食べ物なので、山﨑パンの社員や社長は食べないという噂もあります。ここでは、噂の真偽について、詳しく紹介します。