妊婦は明太子・たらこは食べていい?生は危険?食べてしまった時の対処法も紹介!
妊婦(妊娠中)は明太子・たらこを食べても大丈夫か知っていますか?生ではなく加熱なら良いのでしょうか?今回は、妊婦(妊娠中)に明太子を食べてもいいのかを、食べる際の注意点・懸念点とともに紹介します。妊婦でも安全な明太子の選び方や食べてしまった場合の対処法、レシピも紹介するので参考にしてみてくださいね。
目次
- 妊婦は明太子・たらこを食べてもいいの?
- 妊娠中の明太子・たらこは食べ方に気をつければ大丈夫
- 妊婦が明太子・たらこを食べる際の懸念点は?
- ①リステリア菌による食中毒
- ②むくみ・妊娠高血圧症候群
- 妊婦や妊娠中に明太子・たらこを食べる場合の注意点は?
- ①明太子を食べる量は1日に5g程度
- ②生ではなく加熱して食べる
- 妊婦でも安全な明太子・たらこの選び方は?
- ①無添加・無着色の明太子を選ぶ
- ②減塩タイプの明太子を選ぶ
- ③鮮度が良い明太子を選ぶ
- 妊婦が明太子・たらこを生で食べてしまった・食べすぎた場合の対処法は?
- 心配な場合は病院へ行くのが安心
- 妊婦でも安心な明太子・たらこのレシピを紹介!
- ①明太子とほうれん草の卵炒め
- ②しらすと明太子のレモンパスタ
- ③たらこ焼うどん
- 妊婦が明太子・たらこ以外にも妊娠中に気を付ける食べ物は?
- 妊婦や妊娠中の明太子・たらこは食べ方に気をつけよう
①明太子を食べる量は1日に5g程度
厚生労働省が発表している日本人の食事摂取基準2020年版では、成人女性の1日当たりの塩分摂取量の目標量は6.5g未満とされています。1日3食とすると、1食あたりの塩分量は約2gとなります。
明太子とたらこ100gあたりに含まれる塩分は、明太子で5.6g、焼きたらこで5.3gです。100gというと、明太子やたらこ約2本分にあたります。さらに他の料理に含まれる塩分も考慮すると明太子やたらこはごく少量、目安として1日に5g程度にとどめておくのが安心です。(※4)
②生ではなく加熱して食べる
リステリア菌は低温に強い一方、加熱すると死滅させることができます。明太子やたらこを加熱するときは、白く色が変わるくらい中までしっかり火を通してください。家庭で調理する場合は、電子レンジが手軽に使えて便利です。市販のふりかけは加熱調理済みなので、安心して手軽にたらこの味を楽しむことができます。
市販のパスタソースは、加熱処理してあるので安心して食べられます。コンビニで販売されているおにぎりは、加熱処理されていないものが明太子、加熱したものをたらこと表示しているので注意が必要です。市販の明太子パンでもほとんどのものが加熱されているので、妊娠中に食べても大丈夫です。
ただし飲食店で提供されているパスタやうどんは、加熱していない明太子やたらこを使用している場合があるので、店で確認するようにしてください。
(*生たらこの安全な食べ方について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
妊婦でも安全な明太子・たらこの選び方は?
注意すべき点に配慮すれば、妊娠中でも明太子やたらこを食べても大丈夫です。ここからは、妊婦でも安心して口にできる明太子やたらこの選び方を紹介します。
①無添加・無着色の明太子を選ぶ
無添加・無着色の明太子やたらこの特徴は、以下の通りです。
・自然な淡い色をしている
・旨味は控えめで、明太子やたらこ本来の味がする
妊娠中は妊婦が食べる物が胎児の成長に影響するので、できる限り添加物の少ない食品を選びたいものです。明太子やたらこには保存期間を長くする保存料や酸化防止剤、きれいな色を付ける着色料、旨味をつけるグルタミン酸が使われているものがあります。
過度に気にする必要はありませんが、食品添加物が少ないものを食べたいと思ったら、無添加・無着色の明太子やたらこを選んでください。
②減塩タイプの明太子を選ぶ
減塩タイプの明太子やたらこの特徴は、以下の通りです。
・塩味がマイルドで食べやすい
塩分の影響が気になる人は、減塩タイプの明太子やたらこを利用してみましょう。現在では、塩分を20〜35%程カットした商品が市販されています。塩分が控えめだからと言って、減塩タイプの明太子やたらこでも食べすぎないように気をつけてください。
③鮮度が良い明太子を選ぶ
鮮度が良い明太子やたらこの特徴は、以下の通りです。
・身に透明感がある
・身の形がふっくらしている
長期間保存している明太子やたらこは、鮮度が落ちてリステリア菌が繁殖している可能性があります。冷蔵庫で保存していてもリステリア菌は増殖するので、早めに食べ切るようにしましょう。明太子やたらこの一部が緑色になっていたり、膜が破れて身が崩れているものは、鮮度が落ちている可能性があるので気をつけてください。