生玉ねぎで腹痛・下痢に…食あたり?原因・対処法や予防策など紹介!

生玉ねぎで腹痛・下痢になる原因を知っていますか?食あたりでしょうか?今回は、生玉ねぎで〈腹痛・下痢〉になる原因「硫化アリル」について、対処法や予防策とともに紹介します。〈吐き気・胸焼け〉など生玉ねぎで腹痛になる以外の症状や、アレルギーとの違いも紹介するので参考にしてみてくださいね。

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目次

  1. 生玉ねぎで腹痛・下痢になった…食あたり?
  2. 生玉ねぎで腹痛・下痢になる原因は?
  3. ①硫化アリルの摂取
  4. ②玉ねぎアレルギー
  5. 生玉ねぎで腹痛になった場合の対処法は?
  6. ①水分補給をして安静にする
  7. ②症状がひどい場合は病院に行こう
  8. 生玉ねぎで腹痛になるのを防ぐには?
  9. ①生玉ねぎを食べる量を1日50gまでにする
  10. ②空気・水にさらしてから食べる
  11. ③体調によっては加熱するのも手
  12. 玉ねぎを生で食べるメリットもある?
  13. 玉ねぎの栄養素を効率的に摂取できる
  14. 生玉ねぎによる腹痛には気をつけよう

生玉ねぎで腹痛・下痢になった…食あたり?

ピリッとした辛味が美味しい生玉ねぎは健康にも良いと人気ですが、食べると腹痛や下痢になったという人もいます。ここでは、生玉ねぎを食べ過ぎた時に起こる不調の原因となる成分やその対処法、生玉ねぎを食べることのメリットなどを詳しく紹介するので参考にしてください。

生玉ねぎで腹痛・下痢になる原因は?

生玉ねぎを食べることで腹痛や下痢などの症状が現れることがありますが、食あたりによるものなのでしょうか。玉ねぎに含まれている腹痛や下痢などを引き起こす原因となる成分について、詳しく説明するので参考にしてください。

①硫化アリルの摂取

生玉ねぎを食べることで具合が悪くなるのには硫化アリルという成分が関係しており、食べることで以下のような症状が出ることがあります。

・胸やけ
・腹痛
・下痢
・体臭が酷くなる


硫化アリルはアリシンとも呼ばれ、特に生玉ねぎやにんにくに含まれる量が多い成分で、健康食品やサプリメントにも使用されるほど強い殺菌作用のある成分です。硫化アリルが胃腸に強い刺激を与えることで胃酸が大量分泌され、お腹が痛い、胸やけがするなどの症状が現れます。

それに加えて、吐き気を催す成分であるケルセチンという成分も生玉ねぎには含まれており、筋肉を緩める働きにより吐き気が強く出でしまいます。また、筋肉が緩むことでの発汗作用によって老廃物を一緒に排出する働きがあることが、生玉ねぎを食べて体臭が酷くなる原因です。

②玉ねぎアレルギー

生玉ねぎを食べることでの不調は硫化アリルが原因のこと多いですが、中には玉ねぎアレルギーの可能性もあり、アレルギーだと以下のような症状が出ます。

・じんましん
・肌の赤み
・かゆみ
・吐き気
・呼吸困難


玉ねぎや長ねぎの辛み成分である硫化プロピルという成分によって、アレルギーを発症することがあります。この成分は加熱すると変化するため、加熱した玉ねぎなら大丈夫でも生玉ねぎを食べることでアレルギー反応が出る可能性が高いです。

じんましんなど上記の症状が1時間程度で収まるようなら急いで病院へ行く必要はありませんが、翌日には受診してアレルギー検査をしておくと安心です。アナフィラキシーショックで呼吸困難など重篤な症状が出た場合はすぐに病院へ行くようにしましょう。

(*玉ねぎを食べた時の頭痛や吐き気、胸やけについて詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)

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生玉ねぎで腹痛になった場合の対処法は?

生玉ねぎを食べることで腹痛になったときには、どのように対処すればよいのでしょうか。自宅で出来る対処法と、症状がひどい場合の対処法をそれぞれ詳しく説明するので参考にしてください。

①水分補給をして安静にする

生玉ねぎを食べた時の硫化アリルによる腹痛や吐き気などの症状であれば、たいていの場合は1~3時間安静にしていれば落ち着きます。その際は、水分を補給して胃の消化を助けるために身体の右側を下にして寝るようにするのがおすすめです。

②症状がひどい場合は病院に行こう

生玉ねぎを食べて不調が出てからしばらく安静にしていても症状が治まる様子がない場合は、硫化アリルによるものではなく玉ねぎアレルギーによるものであることが考えられます。その場合、アレルギー症状は安静にしていても改善は難しいため病院へ行って適切な処置してもらいましょう。

また、食後に長引く腹痛は生玉ねぎの硫化アリルによる腹痛ではなく、胃腸に何らかの不調がある可能性もあるため心配がある時には病院で相談すると安心です。

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