生玉ねぎで腹痛・下痢に…食あたり?原因・対処法や予防策など紹介!
生玉ねぎで腹痛・下痢になる原因を知っていますか?食あたりでしょうか?今回は、生玉ねぎで〈腹痛・下痢〉になる原因「硫化アリル」について、対処法や予防策とともに紹介します。〈吐き気・胸焼け〉など生玉ねぎで腹痛になる以外の症状や、アレルギーとの違いも紹介するので参考にしてみてくださいね。
目次
生玉ねぎで腹痛になるのを防ぐには?
生玉ねぎを食べることで起こる腹痛などの症状が起こるのを防ぐことはできるのでしょうか。硫化アリルによる症状を抑えるための方法を紹介するので参考にしてください。
①生玉ねぎを食べる量を1日50gまでにする
玉ねぎの1日の摂取量は50g程度とされているため、生玉ねぎを食べ過ぎないようにするのが腹痛を防ぐ一番の予防方法です。50gは中くらいの玉ねぎ1/4程度で、スライスしてサラダなどにするとあっという間に食べ切ってしまえる量です。また、50gは健康な健康な成人の摂取量上限で、体調が悪い場合や子供の場合は更に少量であることも覚えておきましょう。
②空気・水にさらしてから食べる
生玉ねぎの硫化アリルには水や空気に弱くスライス後に下処理をすることで効果を減少させることが出来ます。
・スライス後水に数分さらす
・スライス後バットなどに広げて空気に触れさせる
生玉ねぎを食べることで起こる腹痛の原因である硫化アリルは、水に溶けやすく、空気にも気化しやすいという特徴があります。そのため、生玉ねぎを食べるときにはスライス後に水にさらしたり空気に触れさせることで効果が弱まります。同時に、生玉ねぎ独特のピリッとした辛味も少なくなるため、子供でも食べやすくなるため好みで下処理してください。
(*玉ねぎを水にさらす理由について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
③体調によっては加熱するのも手
硫化アリルは生玉ねぎに多く含まれるため、体調がすぐれない時や、どうしても生玉ねぎを食べると腹痛の症状が出てしまうという体質の人は加熱して食べるのがおすすめです。硫化アリルは加熱にも弱く、火を通すことで玉ねぎの辛味も消え甘みが出てくるため食べやすくなります。
玉ねぎを生で食べるメリットもある?
生玉ねぎによる硫化アリルでの不調ばかりが気になりますが、生玉ねぎを食べることでのメリットもたくさんあります。玉ねぎに含まれるおすすめの栄養素とその効果について紹介します。
玉ねぎの栄養素を効率的に摂取できる
玉ねぎに含まれる栄養素は水溶性のものが多く、加熱によっても失われてしまうため下記の栄養素の効果は生玉ねぎを食べることで効率よく摂取できます。
・硫化アリル
・ケルセチン
・葉酸
・カルシウム
・カリウム
・鉄分
硫化アリルには、コレステロール値や中性脂肪を下げる効果があるためダイエットだけでなく生活習慣病予防など健康に良い効果があります。ケルセチンには血液サラサラ効果による動脈硬化予防などが期待でき、加熱した玉ねぎより生玉ねぎを食べることでより多く摂取出来ます。
生玉ねぎを食べることで、カルシウムやカリウムなどのミネラルと妊娠中に摂取するべき鉄分や葉酸も多く女性に嬉しい効果のある栄養素も豊富です。
(*玉ねぎの栄養素と効能について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
生玉ねぎによる腹痛には気をつけよう
生玉ねぎには、加熱して食べる玉ねぎにはない栄養素の含まれているので、健康のためにもおすすめです。生玉ねぎを食べることで腹痛や下痢などの症状が現れることがありますが、対処法もあるため気を付けてながらぜひ味わってください。