うにの栄養素と効能は?コレステロール・カロリーなど食べ過ぎの注意点を紹介!
【管理栄養士監修】うにに含まれる栄養素を知っていますか?年間を通じて違う種類のうにが手に入りますが、今回は、うにの栄養成分・効能に加え、栄養成分を効率的に摂れる食べ方も紹介します。コレステロール・カロリーなど食べ過ぎの注意点も紹介するので、参考にしてみてくださいね。
目次
③ビタミンA(レチノール)
含有量(100g) | 1日の摂取量の目安 | 1日の摂取量に占める割合 |
58μg | 850μg | 7% |
ビタミンAは皮膚や粘膜の機能を保つ効果があり、ウイルスなどから身体を守り、免疫力を向上させると共に、目の機能を健康に保つ効果もあるので、ドライアイや疲れ目などを防ぎます。また、うにのビタミンAはβカロテンとして多くが存在し、体内で必要量がビタミンAに変換され、高い抗酸化作用で細胞や粘膜を活性酸素や紫外線から守ります。(※4)
④ビタミンB1・B2
ビタミンB1 | ビタミンB2 | |
含有量(100g) | 0.1㎎ | 0.44㎎ |
1日の摂取量の目安 | 1.4㎎ | 1.6㎎ |
1日の摂取量に占める割合 | 7% | 28% |
ビタミンB1は糖質をエネルギー代謝に関わり、糖質の増加による乳酸の発生を防ぎ、疲労回復効果や夏バテ予防・精神安定の効果があります。ビタミンB2は三大栄養素の糖質、脂質、たんぱく質のエネルギー代謝に働くので、ダイエット時には不足しないように注意すると効果的です。
また、ビタミンB2は髪、肌、爪を健康に保つ効果があるため、髪のパサつきや割れ爪、爪の筋、肌荒れが予防できます。(※5、6)
うにの栄養成分を効率よく摂れる食べ方は?
うにの栄養成分にはアンチエイジング、美肌など美容効果や疲れ目や疲労回復、イライラ予防など心身の癒しが期待できるため、効率よく摂る方法を紹介します。
①パスタなど油で調理する
うにの栄養成分であるビタミンEとビタミンAは油に溶ける脂溶性ビタミンです。この二つのビタミンは、油と一緒に摂ることで、体内での吸収率が上がります。加熱によるビタミンの劣化は無いので、オリーブオイルなどでパスタ料理にすれば、オレイン酸のコレステロール低下作用も期待できるので、ダイエットにも健康維持にも効果的です。
うには食べ過ぎに注意が必要?理由は?
うには栄養豊富ですが、たくさん食べても大丈夫でしょうか。食べるときに気を付ける点を理由と共にお伝えします。
①コレステロール値を多く含む
コレステロール | |
うに | 290mg |
卵 | 370mg |
鶏レバー | 370㎎ |
いくら | 480㎎ |
コレステロールが高いと思われているマヨネーズでさえ、100g中60mgですから、うにのコレステロールは多いですね。卵類全般がコレステロールが高いですが、悪玉コレステロールが増えると血液がドロドロになり、血液検査で脂質異常症が指摘され、ひどいと脳梗塞や心筋梗塞のリスクが高まり、肥満になる可能性もあります。
(*いくらの栄養成分について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)