『イチジクを食べてはダメ』と言われる理由は?食べ方の注意点と紹介!
イチジクを食べてはダメと言われることがありますが、本当でしょうか?今回は、イチジクを食べてはダメと言われる理由を食べ方の注意点とともに紹介します。イチジクを正しく食べた場合の効果・メリットも紹介するので参考にしてみてくださいね。
目次
イチジクを食べてはダメって本当?体に悪い?
甘くてとろけるような食感のイチジクですが、イチジクを食べてはダメ、体に悪いという噂を聞いたことがありませんか。旬が短い果物なので旬のうちに、たくさん食べたいという人もいるでしょう。今回は、イチジクに含まれている成分や食べ方に注目して、イチジクは本当に危険なのか紹介します。
イチジクは食べ方に注意すれば食べても問題ない!
体に悪いなどと言われているイチジクですが、食べ過ぎなければ体に害はありません。一部、体質によっては、食物繊維が豊富なことから腹痛や下痢になったり、アレルギー反応を引き起こしたりすることも確認されています。しかし、適切な量を体質に合わせて摂取すれば、イチジクを食べてはダメということはありませんので安心してください。
イチジクを食べてはダメと言われる理由は?
イチジク自体は危険な食べ物ではありませんが、なぜイチジクを食べてはダメと言われているのでしょうか。イチジクに含まれる成分が体に与える影響と詳しい理由について解説します。
①下痢・腹痛などの恐れ
イチジクを食べ過ぎてしまうとペクチンという成分の働きで以下のような症状が現れます。
・下痢
・腹痛
・嘔吐、吐き気
生のイチジクは約85%を水分が占めており、とても水々しい果物です。豊富に含まれているペクチンという食物繊維は腸の動きを活発にし、便秘解消に効果があります。しかし、食べ過ぎると下痢などを引き起こすこともあるので、食べる量には注意しなくてはいけません。また、イチジクの食べ過ぎによる食物繊維の消化不良は、腹痛にも繋がるので注意が必要です。
(*イチジクの食べ過ぎの症状について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
②皮に含まれる「フィシン」
イチジクの皮には、フィシンというタンパク質分解酵素が含まれています。フィシンによる体への影響は以下のようなものです。
・触った手が痒くなる
・口腔内が痒くなる
・口が腫れる
フィシンはタンパク質の消化を促す働きをし、胃もたれの解消や飲酒後の二日酔いに効果があります。一方で、体質が合わなかったり、口腔内の唾液が少なくなっている時にイチジクを皮ごと食べると、口腔内に痛みや痒みが起こる可能性があるので注意が必要です。
(*イチジクの皮について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
③口腔アレルギー症候群の恐れ
イチジクは口腔アレルギーを発症する可能性があり、以下のような症状が現れます。
・唇の腫れ
・口の中の痛み、痒み
・のどのイガイガ
口腔アレルギーは果物や野菜、ナッツなどで発症する可能性があり、花粉症と合併して発症することが多いです。シラカバが原因の花粉症患者の人は、特に口腔アレルギーの可能性が高く、共通のアレルゲンが存在することがわかっています。
イチジクの食べ方の注意点は?
体質によって、下痢や痒み、アレルギー発症などの可能性があるイチジクですが、食べる際はどのようなことに注意したらよいのでしょうか。美味しい果物を安心して食べるために参考にしてください。