ポン酢のカロリー・糖質は高い?ダイエットに不向き?醤油など調味料と比較して紹介!
【管理栄養士監修】ポン酢のカロリー・糖質量を知っていますか?健康的で体に良いイメージですがどうでしょうか?今回は、ポン酢のカロリー・糖質量を〈醤油・ごま〉など、他の調味料と比較しながら紹介します。ポン酢がダイエットに不向きな理由や、ダイエット向き商品も紹介するので、参考にしてくださいね。
目次
ポン酢がダイエットに不向きとされる理由は?
カロリーは低いポン酢ですが、ダイエットに不向きとされる面もあります。どのような理由からでしょうか?
塩分によるむくみ
ポン酢は100mlあたり7.8gの塩分量です。成人男性1日の塩分摂取の目標量は7.5g以下なので、油断すると塩分の過剰摂取に繋がります。塩分を摂り過ぎると血液中にナトリウムが増えます。体内の塩分濃度を一定に保とうとする機能が働き、体内に水分を溜め込みむくみとなって表れます。
塩分の過剰摂取は高血圧を引き起こす原因にもなります。カリウムはナトリウムを排除する役割があるので、カリウムを多く含む野菜や海藻を一緒に組み合わせて摂るとよいでしょう。(※4、5)
(*ポン酢の塩分量について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
砂糖が多く含まれる
市販のポン酢は果糖ブドウ糖液糖で甘味を出しています。また醤油や柑橘類の果汁、醸造酢にも糖質が含まれますので全体として糖質が高い調味料です。ポン酢は鍋のつけだれが薄くなったと何回も追加したり、無造作に塩焼きにかけるなど知らず知らずのうちに摂り過ぎてしまいがちなので注意が必要です。
過剰摂取によりエネルギーとして使いきれなかった糖質は中性脂肪となり体に溜め込んでしまうので肥満に繋がります。
竹本友里恵
管理栄養士
ブドウ糖果糖液糖は主にトウモロコシから作られる高フルクトース・コーンシロップの事です。砂糖と比べて血糖値を急上昇させやすいという特徴があります。摂取量によっては糖尿病などの生活習慣病を引き起こしたり、心臓病のリスクを高める危険性もあります。ブドウ糖果糖液糖はすっきりとした甘みがあって、たくさん糖分を摂った感覚がしない成分ですが、摂りすぎには注意しましょう。
食欲を増進する
ゆずなどの柑橘類のクエン酸には、疲労回復や食欲増進効果があります。胃酸や唾液の分泌を促し、胃腸の働きを活発にするので食欲がアップします。食欲が落ちている時にはメリットになりますが、食が進み過ぎてカロリーオーバーにならないよう気を付けましょう。
ポン酢をダイエット向きにカロリーオフして手作りする方法
ポン酢を手作りすると添加物の心配もなく安心で安全な上、カロリーオフもできます。ここからは自宅で簡単に作れるレシピを紹介します。
材料
材料は以下のようになります。柑橘類の果汁は季節に応じて、ゆずやかぼすなどお好みの果汁を使用してください。
・濃口醤油 150ml
・柑橘類の果汁 100ml
・昆布 5g
・かつお節 5g
柑橘類の果汁で甘味を出し、みりんを使用しないのでカロリーオフ、糖質オフができます。みりんを使用した場合と比べカロリーは66kcal、糖質は12g抑えられます。
手作りの手順・方法
手作りポン酢の詳しい手順・方法を説明します。
1、ゆずなどの柑橘類を絞って果汁を取り出す。
2、瓶などの保存容器に濃口醤油、果汁、昆布、かつお節をいれる。
3、冷蔵庫で1~2日寝かせてから昆布を取り出し、かつお節を濾す。
果汁が100mlに満たさなければ、足らない分は穀物酢を代用すると良いでしょう。米酢はカロリーが高めなので穀物酢をおすすめします。出来上がったポン酢は1~2週間寝かせると風味は良くなりますが、食中毒のリスクが高まり心配です。必ず冷蔵庫で保管し、早めに使い切るようにしましょう。