かつおのたたきのカロリー・糖質を刺身と比較!栄養やダイエット効果なども紹介!
【管理栄養士監修】かつおのたたきのカロリー・糖質量を知っていますか?今回は、かつおのたたき(単品・定食)のカロリー・糖質量を他の刺身などと比較しながら紹介します。〈タンパク質〉など、かつおのたたきの栄養価やダイエット・筋トレへの効果にくわえ、ダイエット向きの太りにくい食べ方・カロリーオフする方法も紹介するので、参考にしてくださいね。
目次
- かつおはどんな食材?時期でカロリーが変わる?
- 春かつおと秋かつおの違い
- かつおのたたき(単品・定食)のカロリーや糖質は?
- かつおのたたき(1人前)のカロリー・糖質・脂質を刺身と比較
- かつおのたたき定食のカロリー・糖質
- かつおのたたきの栄養価と効能は?ダイエット・筋トレに良い?
- ①タンパク質|基礎代謝の向上
- ②ビタミンB12|疲労改善・貧血予防
- ③ナイアシン|悪玉コレステロールの抑制
- ④ドコサヘキサエン酸|メタボを改善
- かつおのたたきのダイエット向きの食べ方は?
- ①ダイエット効果のある薬味と一緒に食べる
- ②塩で食べる
- ③一緒に食べるご飯の量を減らす
- かつおのたたきを自宅でカロリーオフして作るには?
- ①油を使わない
- ②春かつおを使う
- かつおのたたきのカロリーに注意して食べよう
①タンパク質|基礎代謝の向上
含有量(100g) | 1日の摂取量の目安 | 1日の摂取量に占める割合 |
15.1g | 60g | 25% |
タンパク質は筋肉を作る上で必要な栄養素の一つですが、筋肉量が増加すると基礎代謝が向上し、脂肪を燃焼しやすい体を作ってくれます。また、タンパク質が不足すると、免疫力や抵抗力が弱まり、病気にかかりやすくなります。
かつおのたたきは、タンパク質が多く含まれておりカロリーも低いので、ダイエット向きの料理です。なお、ダイエットや糖質制限中であっても、タンパク質だけを摂取するのではなく、しっかり糖質や脂質も摂り、バランスの良い食事を心がけましょう。(※2)
②ビタミンB12|疲労改善・貧血予防
含有量(100g) | 1日の摂取量の目安 | 1日の摂取量に占める割合 |
4.5μg | 2.4μg | 188% |
ビタミンB12は、神経や血液細胞を健康にして、貧血を防ぐ効果があります。一方で、ビタミンB12不足は、偏った食事をしている人が陥りやすく、疲労の蓄積や体力低下などを引き起こす可能性があります。ダイエット中は食事が偏りやすいので、しっかりとビタミンB12を摂ることを意識しましょう。(※3)
③ナイアシン|悪玉コレステロールの抑制
含有量(100g) | 1日の摂取量の目安 | 1日の摂取量に占める割合 |
10.5mg | 15mg | 70% |
ナイアシンには、脂質や糖質の代謝を促すはたらきのほか、悪玉コレステロールを減らして血液をサラサラにする効果する効果があるため、ダイエット中には積極的に摂取したい栄養成分です。しかし、ナイアシンを摂りすぎると、消化不良や便秘などの副作用が起こる可能性もあるので、食べ過ぎには注意しましょう。(※4)
④ドコサヘキサエン酸|メタボを改善
含有量(100g) | 1日の摂取量の目安 | 1日の摂取量に占める割合 |
47.8mg | 1000mg | 5% |
ドコサヘキサエン酸は、体内で作られず食事で摂取しなければならない必須脂肪酸で、中性脂肪やコレステロールの低下を促してくれます。その効果によって血液の状態が改善され、結果的にメタボや肌荒れなどへの効果もあるので、ダイエット中はもちろん、美容や健康に気を使っている人にもおすすめです。(※5)
伊藤祥子
管理栄養士
カツオにはL-カルニチンという成分も含まれています。これは脂肪をエネルギーとして消費するのに活躍する成分です。L-カルニチンを意識して取ることは太りにくい体作りに効果的です。
(*カツオの栄養素について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
かつおのたたきのダイエット向きの食べ方は?
他の刺身と比較しても、かつおのたたきはカロリーが低く、ダイエット向きの料理ですが、低カロリーなかつおのたたきを、さらにダイエット向きにして食べる方法を紹介します。
①ダイエット効果のある薬味と一緒に食べる
かつおのたたきには多くの薬味が添えられており、一緒に食べることで、かつおのたたきをさっぱりと食べることができます。以下では、薬味名とその薬味を摂取した時の効能を一覧で記載しているので、確認しておきましょう。
・玉ねぎ:ケルセチンによる脂肪燃焼効果、シミやシワの予防。
・にんにく:疲労回復につながるビタミンB1の吸収効率を高める。
・生姜:体温の上昇、基礎代謝の向上により、消費カロリーを増やす。
・小ネギ:アリシンによる、血中のコレステロール値の低下。運動不足や飲酒、喫煙などが原因の生活習慣病の予防。
・シソ:豊富に含まれる食物繊維による、過剰摂取された脂質の排出効果。
味を変化させながら美味しく食べられるだけでなく、薬味よって、様々なダイエット効果が期待できるので、たっぷり食べるようにしましょう。(※6、7)