メニエール病で食べてはいけないものとは?日常生活の注意点を紹介!

メニエール病の人が食べてはいけないものを知っていますか?今回は、メニエール病の人が食べてはいけないものや、逆に食べるべきものを紹介します。メニエール病の人が食事以外に注意するべきことも紹介するので参考にしてみてくださいね。

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目次

  1. そもそもメニエール病とは?
  2. メニエール病の症状はめまいが代表的
  3. メニエール病が起こる原因
  4. メニエール病の治療には薬や生活習慣の改善が必要
  5. メニエール病の人が食べてはいけないものとは?
  6. ①塩分の多い食品
  7. ②カフェインの多い食品
  8. ③油脂の多い食品
  9. ④加工食品
  10. ⑤過度のアルコール
  11. ⑥肉類・炭水化物は食べ方に注意
  12. ⑦体を冷やす陰性食品
  13. 逆にメニエール病の人が食べるべきものは?
  14. ①ビタミンB
  15. ②ビタミンE
  16. ③食物繊維
  17. ④カリウム
  18. ⑤亜鉛
  19. ⑥葉酸
  20. ⑦アミノ酸
  21. ⑧鉄分
  22. ⑨水分
  23. メニエール病の人が食事以外で気をつけることは?
  24. ①生活リズムを整える
  25. ②なるべくストレスを避ける
  26. ③たばこをやめる
  27. ④運動を適度にする
  28. ⑤ガムを噛む
  29. ⑥ツボやマッサージが有効な場合も
  30. メニエール病の人が食べてはいけないものを知っておこう

⑤過度のアルコール

アルコールを含む食品は、以下のようなものがあります。

・ビール
・ハイボール
・レモンサワー
・日本酒
・ワイン


適度なアルコールは心身のリラックスに効果的ですが、メニエール病の人にとっては食べてはいけないものに挙げられます。お酒を飲み過ぎると足元がふらつきますが、これは脳の運動機能が抑えられるためです。メニエール病のめまいの症状が治っていないときにアルコールを摂取すると、脳に影響が出て、めまいの症状がひどくなる可能性があります。

飲酒中にほしくなるのが、味が濃い食べ物です。多くのおつまみは塩気が強く、食べ過ぎると体がむくんでめまいを引き起こす可能性があります。夜遅くまで飲酒していると翌朝起きられず、生活リズムが乱れて体調を崩す可能性があります。心身の疲れや不規則な生活はメニエール病の治療の妨げとなるので、お酒は飲み過ぎないようにしてください。

⑥肉類・炭水化物は食べ方に注意

食べ方に注意すべき肉類・炭水化物には、以下のようなものがあります。

・肉の油脂が多い部位
・単品の麺類
・パンだけの食事


ラーメンやパスタなど単品で食べられる麺類や、サインドイッチ・菓子パン類は、時間がないときに助かる食べ物です。これらは炭水化物が多く含まれる食品なので、日常的に食べていると栄養バランスの偏りが懸念されます。

炭水化物の前に野菜を摂取することで期待できるのが、食事の栄養バランスの改善と、血糖値の上昇抑制です。血糖値を安定した値に保つことは、めまいの予防につながります。

先述のように豚バラ肉や鶏皮など、肉の油脂が多い部位は避けたほうが無難です。肉も炭水化物同様、食べ方に注意が必要です。肉を口にする前に野菜をしっかり食べることで、血中中性脂肪の急激な上昇が抑えられます。中性脂肪が多いと動脈硬化につながる可能性があるので、意識して野菜を摂るようにしてください。

⑦体を冷やす陰性食品

体を冷やす陰性食品は、以下のようなものがあります。

・生野菜、果物、刺身などの生物
・ジュース、アイスクリームなど冷たい食品
・洋菓子、和菓子などの砂糖が多く使われているもの
・酢


東洋医学では、食べ物は体を温める陽性食品と、体を冷やす陰性食品に分けられます。メニエール病の人が食べてはいけないものとされるのは、陰性食品です。体が冷えると、めまいなどの体の不調が改善しないと考えられています。上記のような食べ物は避けて、物理的にもエアコンなどで体を冷やし過ぎないようにしてください。

逆にメニエール病の人が食べるべきものは?

メニエール病の人が食べてはいけないものがあるのなら、症状の改善や治療のために、食べるべきものもありそうです。ここからは、メニエール病の人が食べるとメリットが期待できるものを紹介します。

①ビタミンB

ビタミンB群のうち、メニエール病に効果が期待できる栄養素を含む食品は、以下のようなものがあります。

・しじみ
・あさり
・牡蠣
・レバー


ビタミンB群の中でもメニエール病に特に有効と考えられているのが、上記の食品に多く含まれるビタミンB12です。ビタミンB12は、神経のはたらきを調整する作用があり、メニエール病のめまいや耳鳴りなどの症状の改善が期待できます。

②ビタミンE

ビタミンEを多く含む食品は、以下のようなものがあります。

・アーモンド
・ひまわり油
・うなぎ
・たらこ


ビタミンEには、血管を収縮させる神経伝達物質の生成を抑えるはたらきがあります。ビタミンEの作用で血管が拡張し、血流が改善されることで、めまいや耳鳴りなどの症状の緩和が期待できます。

③食物繊維

食物繊維を多く含む食品は、以下のようなものがあります。

・モロヘイヤ
・ごぼう
・ライ麦パン
・あずき
・大豆

食べてはいけないものとして肉や炭水化物を挙げた際に、野菜を先に食べるとよいことに触れました。野菜に多く含まれている食物繊維によって、血糖値や血中中性脂肪の急激な上昇が抑えられます。めまいなど、メニエール病の症状の予防につながる可能性があるので、食物繊維を含む食品はしっかり摂るようにしましょう。

④カリウム

カリウムを多く含む食品は、以下のようなものがあります。

・こんぶ
・ひじき
・ドライアプリコット
・さつまいも
・さといも
・大豆


食べてはいけないものについての紹介でも触れているように、塩分の多い食品は体のむくみを引き起こし、めまいにつながる可能性があります。カリウムは、体内に過剰となった塩分を体外へ排出するはたらきがあるので、むくみを防ぐ効果が期待できます。

カリウムは上記の食品のほか、野菜・果物全般に多く含まれている栄養素です。煮る・ゆでる調理で水に溶け出してしまうので、生で食べるなどして、効率よく摂取してください。

⑤亜鉛

亜鉛を多く含む食品は、以下のようなものがあります。

・牡蠣
・あさり
・しじみ
・牛や豚の赤身肉

亜鉛は、酵素の活性化・DNAの合成・ホルモンの生成や分泌・神経伝達など、体のあらゆる作用に関与する栄養素です。そのため、亜鉛が不足すると身体機能のバランスが崩れる恐れがあります。亜鉛が不足することで食欲不振になり、栄養が足りず。メニエール病が悪化することも考えられます。

⑥葉酸

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