メニエール病で食べてはいけないものとは?日常生活の注意点を紹介!
メニエール病の人が食べてはいけないものを知っていますか?今回は、メニエール病の人が食べてはいけないものや、逆に食べるべきものを紹介します。メニエール病の人が食事以外に注意するべきことも紹介するので参考にしてみてくださいね。
目次
- そもそもメニエール病とは?
- メニエール病の症状はめまいが代表的
- メニエール病が起こる原因
- メニエール病の治療には薬や生活習慣の改善が必要
- メニエール病の人が食べてはいけないものとは?
- ①塩分の多い食品
- ②カフェインの多い食品
- ③油脂の多い食品
- ④加工食品
- ⑤過度のアルコール
- ⑥肉類・炭水化物は食べ方に注意
- ⑦体を冷やす陰性食品
- 逆にメニエール病の人が食べるべきものは?
- ①ビタミンB
- ②ビタミンE
- ③食物繊維
- ④カリウム
- ⑤亜鉛
- ⑥葉酸
- ⑦アミノ酸
- ⑧鉄分
- ⑨水分
- メニエール病の人が食事以外で気をつけることは?
- ①生活リズムを整える
- ②なるべくストレスを避ける
- ③たばこをやめる
- ④運動を適度にする
- ⑤ガムを噛む
- ⑥ツボやマッサージが有効な場合も
- メニエール病の人が食べてはいけないものを知っておこう
葉酸を多く含む食品は、以下のようなものがあります。
・牛、豚、鶏のレバー
・枝豆
・モロヘイヤ
・ブロッコリー
精神を安定させるはたらきがある神経伝達物質に、セロトニンがあります。葉酸は、セロトニンを合成するのに必要な栄養素のひとつです。心が安定してリラックス状態にあると、メニエール病のめまいのリスクを減らすことができます。セロトニンをしっかり合成するために、葉酸が不足しないようにしましょう。
⑦アミノ酸
アミノ酸を多く含む食品は、以下のようなものがあります。
・鶏ささみ肉
・鶏卵
・チーズ
・大豆製品
アミノ酸は、筋肉や内臓など体の組織を作るたんぱく質のもととなる栄養素です。アミノ酸はほかにも、神経伝達物質やホルモンの生成などにも関与しています。体の機能をスムーズにはたらかせて、メニエール病の症状を緩和するために、アミノ酸は大切な栄養素です。
⑧鉄分
鉄分を多く含む食品は、以下のようなものがあります。
・豚や鶏のレバー
・牛や豚の赤身肉
・大豆製品
メニエール病の主症状であるめまいは、鉄分が不足して起こる貧血が原因の可能性もあります。鉄分は一緒に摂取する栄養素や、体内の鉄分の貯蔵量によって吸収率が変化します。一般的に不足しがちな栄養素であるため、意識的して摂取するよう心掛けましょう。
⑨水分
水分を多く含む食品は、以下のようなものがあります。
・レタス
・きゅうり
・いちご
・すいか
水分摂取療法と呼ばれるメニエール病の治療法があるほど、水分摂取はメニエール病に効果があると期待されています。メニエール病の症状は内耳のリンパ液がたまることが原因なので、リンパ液の流れをよくするために、水分の摂取が有効であるとされています。
水分が多いと体がむくみやすくなるので、食べてはいけないもので挙げたように、塩分の摂取量に気をつけてください。
メニエール病の人が食事以外で気をつけることは?
メニエール病は食べてはいけないもの、食べるべきものに気をつけるだけでなく、生活習慣を整えることでも症状が改善する可能性があります。ここからは、メニエール病の人が食事以外で気をつけるべきことを紹介します。
①生活リズムを整える
メニエール病の治療の基本は、規則正しい生活を送ることです。生活リズムが乱れると、体に負荷がかかって疲労が蓄積し、めまいや耳鳴りなどの症状が出やすくなります。睡眠不足も、メニエール病の治療を阻む要因になります。生活リズムを整えて、睡眠時間をきちんと確保するようにしましょう。
②なるべくストレスを避ける
ストレスを感じやすい人は、メニエール病の症状が出やすい傾向にあることがわかっています。そのためストレスコントロールは、メニエール病の治療で重要視されています。できる限りストレスを避けつつ、趣味や運動など、たまったストレスを解消できる方法を知っておきましょう。
③たばこをやめる
たばこに含まれるニコチンは、血管を収縮させるはたらきがあります。ニコチンを摂取すると、血流が悪くなるため、めまいが起こる可能性が高くなります。メニエール病の治療や症状の改善のために、喫煙者は禁煙することがおすすめです。
④運動を適度にする
適度な運動は血行がよくなるため、メニエール病の症状の改善が期待できます。体を動かすことは、ストレスの解消にもつながります。適度な疲労感を得られて睡眠の質も向上するので、生活の中に運動習慣を取り入れましょう。
⑤ガムを噛む
飛行機での気圧の変化は、メニエール病のめまい症状を誘発する可能性があります。仕事や旅行などで飛行機に乗る必要がある場合は、ガムを噛むことで症状の回避が期待できます。ほかにも鼻をすすらない、鼻を強くかまないことも有効とされているので、試してみてください。